タッタッタッ
オレンジ色の地面を
リズム良く走っていく
遅刻したら怒られちゃうかな…
タッタッタッ
考えている暇があるなら早く着きたいよ…
そんな事を思い走っているといつの間にか神社に着いていた
無意識に着いていた
考えれば考える程早く着いてしまう____
なんでだろう…
奥に行くとマイキー君が大きな声で何やら話していた
俺はもう少し近付いて話を聞くことにした
近づけば近づく程声も聞こえやすくなっていた
マイキー君ばかり見て歩いていたからか…
ドンッ
とっさに誰かとぶっかってしまった様だ…
武 あ、すいません! ボソッ
俺はバレるのが嫌だった
だから俺はなるべく小声で話しかけた
どうか知らない人でありますように…
すると…
「大丈夫っすよ!(ボソッ)」
空気を読んでくれたのか小声でそう言ってくれた
はー…なんて優しい人なんだ
そう思い俺は安心した
そのまま集会を聞くことした
が…
万 これで集会を終わる!
武 アッ…
完全にやらかした…
大事な事だったのに…
これ聞き逃してしまったから
天竺との抗争で戦犯してしまうかも…
うわぁ…
どんどん不安になっていく
俺は周りの目など気にせず
頭を抱え込み下を向いていた
そのせいで周りの知らない人が
何やってんだ1番隊…と引いてしまい
俺の周りから遠ざかっていった
でも俺はそんな事気づいてなかった
トンっ
誰かに肩を優しく叩かれる
武 ふぇ…?
不意打ちすぎたので思わず
男として情けない声が出てしまった
武 あ、すいませんッ…////
俺は恥ずかしくなってしまい
とりあえず謝っといた
いや、これは普通謝る…
ふははっw
聞いた事ある笑い声が聞こえる…
この声はもしかして…
「タケミッち」