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⚠️びーえる⚠️
1、なんぱ
2、拗ねる晴君
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今日は晴君、蓮君の二人で出掛けていた。
「 ぐんちょ…次バス結構長いんですけど、
おトイレとか大丈夫ですか? 」
「 あ〜……一応行こう。 」
「 じゃあ待ってますね!行ってらっしゃい 」
「 嗚呼、すぐ戻る。 」
と、一言。
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一人で携帯を眺めながら待っている。
晴君の隠し撮りを見てにんまり。
「 一寸、そこのお兄さん 」
急に話しかけられ吃驚しながら話しかける女性の方を向く。
「 ……はい? 」
「 一人?」
「 あ、いえ…… 」
「 暇ならお姉さん達とお茶でも行かない? 」
「 お姉さんいいと店知ってるよ 」
「 否、だから…… 」
「 すみません、 」
と、3人の視線を掻っ攫う。
「 それは私の部下でね、返してもらえるかな 」
外面を気にして微笑みながら優しく。
でもそんな言葉も聞かずに
「 お兄さんもカッコイイ〜!」
「 モデルとかやってるんですか? 」
「 4人で行きましょうよ〜 」
「 はぁ? 否… 」
焦った様子で1歩1歩後退り。遂に晴君の手を掴もうとした時、
「 痛っ…」
掴もうとした女の手を掴み、
「 俺の物に触ろうとしないで貰えますか? 」
と、冷たく。
2人は焦った様子で謝りながら離れていく。
「 ぐんちょ、怖かったですぅ〜、 」
「 え?ん…?こわ…え? 」
「 まぁまぁ、行きましょ?遅れちゃいます! 」
「 あ、嗚呼… 」
二人の間には誰も入れないみたい。
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最近、あんまり話しかけてこない、見かけもしない。少し不安になる晴君。
と、こんなに自分を色々壊しておきながら急に居なくなる苛立ちの2つの気持ち。
部屋に晴君が居ると、蓮君が急に開けて、
「ぐんちょ、こんばんわ。お久しぶりです。」
って軽い感じで話しかけてくる。
なんでもなかったみたいに。
少し拗ねながらかるーく久しぶりって挨拶を交わす。そのあと近づいてくる蓮君、そこで、晴君が
「今迄構ってくれなかった癖に……」
ってぼそっと無自覚に本音をぽつり。
蓮君は驚いた顔で、
「なんですかそれ。」
っと一言。
構ってくれなくて寂しかった、という訳では無いけど、分からない自分の感情に戸惑う晴君。
可愛い、と思ってぎゅっと抱きしめる蓮君。
「御免なさいぐんちょ〜……」
謝りながら抱き締める。
晴君は照れながら
「別に……」
と、素っ気なく。
もう全部かわいいと思いながら、
「俺はぐんちょのこと、絶対捨てませんよ」
っとぽつり。晴君は、少し嬉しそうにしながらも、自分はどうしたらいいのか分からず、黙ってしまう。
「 ぐんちょ、久しぶりに会えましたし、ハグしますか? 」
わくわくどきどきしながら聞く蓮君。
「 …少しだけ…、高坂がしたそうだから…」
なんて、ツンデレの常套句みたいな事をつらつらと並べる。
「 否、可愛すぎませんか…したいです!
滅茶苦茶抱き締めたいです! 」
「 …ん、 」
両腕を広げて待つ晴君。
そんな姿を写真に収めたいのを我慢して抱きしめる。
「 ぐんちょ〜…好き…… 」
「 …も、もういいだろう… 」
顔を真っ赤にさせながら離れようとする晴君。
と全然離す気の無い蓮君。
何時までそうしているのかな。