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墓前とある男が近づいた
「私ね、最近は探偵社てとても活躍しているのだよ!」
お墓の前で喋りだす。
「でも皆は君みたいに褒めてくれたりしないんだよ!酷くないかい」
其の男は微笑んだ、心の奥底の感情を押し殺し、隠し通す
「正義はそんなにも厳しいのかって思っちゃった」
ー正義も悪も大差ないー
「君の云う通りに動いているんだから責任取ってよね!」
あの時、あの光景、あの言葉
思い出したくない
でも忘れてはいけない
「太宰さん‼」
この男太宰治
「敦君、如何したんだい?」
中島敦、連れ戻しに来たのだろう?太宰の事も大して知らずに
「如何したって太宰さんを連れ戻せと国木田さんが」
彼奴もか、
「処でよく此処にいますね、そんなに大切な人だったんですか?」
そんなに?当たり前だろう
「そうだねぇ」
今の太宰を造った人物だぞ?
「私の大切な友達だからね」
大切な友達何だぞ?
「そうなんですね、、」
「ってそんな事はいいんですよ!」
「太宰さん目当ての依頼人が来てるんです、早く探偵社に戻りましょう」
「え~休む」
「じゃ!私は入水してくるから!」
探偵社に太宰を判ってくれる者など居ない
「太宰さん、其の、、」
「亡き御友人の名前って?」
、、、は?
「ぇ、? お墓に書いてあるじゃないか、、」
(云いたくないッ)
「おだ、、さんですよね」
「下の名前も知りたいです」
何言ってるんだ?
「…織田作、織田作之助」
織田作之助、、太宰の友達だ、
「⁉じゃぁなんで」
「如何したのかい?」
「嫌、依頼主さんが」
「其の、、織田作之助さんです」
「急ぐよ敦君!」
大宰ッよせ!
「え?あ、はい!」
死者が生き返るわけないんだ!