何故探偵社に急ぐ
「敦君早く!」
織田作にあっても良い事なんてない
「速くないです!?」
友達に遭いたいのは判る
でも、失いたくないものは必ず失われる
求める価値のあるものは皆、手に入れた瞬間に失うことが約束されているんだ
探偵社の扉が勢い良く開く
「織田作‼」
「!太宰」
織田作之助
遭ってしまった
織田作に抱き着く太宰を見る
いいなぁ
「どういうことだ敦」
国木田独歩
「なんかすごい仲いいみたいだけど」
谷崎潤一郎
「僕も知りませんよ」
「あの二人は友人同士だよ」
江戸川乱歩御前は織田作に遭った事があったな
「乱歩さん、」
「大宰がポートマフィアに居た頃の友人で、、依頼人は死んだはずだ」
そうだ
織田作は死んでいる
何故居るんだ
「太宰、安吾は?」
「安吾は、、最近全然遭って無い」
「一緒に会いに行くか?」
「良いの!」
「勿論だ」
懐かしい光景
太宰も根本的な部分は変わっていない
ただの子供の儘だ
「用は是だけだ太宰を少し借りるぞ」
「判りました」
安吾御前なら何とかしてくれるか?
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