眠るための“クスリ”
生きるための“クスリ”
もう、どっちのためか分からなくなった。
ほんとは誰かに
抱きしめてほしかっただけ
なのかもしれない。
「お前が必要だよ」って、
そんなありきたりな言葉だけで救われた気になっていたのかもしれない。
でも、現実の人間関係は
そんなに都合よくいかない。
優しさの中に潜む無関心に、何度も傷ついた。
誰も悪くないのに、全部が憎らしくなった。
だから薬を飲む。
全部、ぼやけさせてくれる。
全部、感じなくさせてくれる。
気づいたらもう何年も、
ちゃんと「自分の声」で泣いてない。
ただ喉の奥が詰まってるだけだ。
「生きたい」とも、「死にたい」とも違う。
ただ、“何もない”時間がほしいだけ。
感情も、期待も、責任も、愛情も、
なにもかもから遠く離れた場所で
ただ眠っていたいだけなんだ。
もしかしたらいつか、
もう少しだけ優しい朝が
来るのかもしれない。
太陽が「おはよう」と
微笑んでくれるような、
そんな朝が。
でも、それが来るまでは、
僕は今日もクスリに頼る。
ほんの少し、自分を保つために。
コメント
2件
戻ってきてくれたの、!?!? 神ですだいすち