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シャワーから出ると正人はソファに座って待っていた。


「どこに行ってたんだ」


私は無視をしてサイドボードの通帳の入っている引き出しに手をかけると、正人は慌てて立ち上がり私の行動を制止しようとしたが無視をして通帳を取り出し最後の印字のあるページを開く。

引き出すはずのない通帳から60万円が引き出されていた。

この通帳は入金忘れがない様にお互い自動振替をして普段使用しないため、カードは私が持っている。ということは、通帳と印鑑で引き出したんだろう、だとすると美優が代わりに引き出したのか、わざわざ委任状を偽造したのか。

ただ、どちらにしてもこの通帳に手を付けたられた事はショックだった。


「ねぇ?なんで60万円が引き出されてるの?」


真面目で優しいところが好きだったはずだけど、今この人のどこにもそんなものは見当たらなかった。


「ごめん、ちょっと会社の人に金を貸してって言われて」


「相談も無しに?」


「あとで、ちゃんと返しておこうと思ったんだ」


もう無理だ、一緒に暮らせない。

実家に帰ろう、でもその前に。


「このお金は、ハイブランドのバッグと財布と高級レストランに消えたのよね?」


「なんで・・・」


「それから、私の朝帰りに関してはチャラになるんでしょ」


正人の顔からどんどん色が無くなっていく。


「あなたが言ったんじゃない、ママ活でも浮気でもしていいって」


「ちが、ごめ、ちが、ごめん」


「証拠は色々あるけど、今日はやめておく。ただ、誤解はしないで、あなたが若い子とデートしてベッドインしているからと言って私も同じ事はしないからあなたとは同じじゃないから」


そういうと、キャリーバッグに必要なものをいれてリビングに戻ると蒼白な顔で私とバッグを交互に見ている。


「瞳?」


「嘘をつかずに教えて、美優は何歳なの?」


「・・・」


「証拠の写真があるの、とっても凄いやつ。だから、もう何を隠してもバレバレだから。美優さんとても若いわよね?いくつなの?」


「・・ち」


「聞こえない」


「二十歳になりました」


「じゃあ、何年間?結構長いわよね」


「一年です」


「そう、私は実家に帰ります。離婚の話を進めていきますのでよろしく」


そう言って玄関に向かうと背後から


「ごめん、もうしない。会わない。離婚したくない。許してください」


と、声が聞こえるが、それには答えず部屋を出た。

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