働いて2日目。特に困ったことはないしみんな優しく接してくれるから割と楽しいかも…なんて…きっと呪術師だったらこんな気楽なこと思えないんだろうな。私はずっと守られる側なんだなあ。それなら、もっともっと仕事頑張って呪術師の皆さんの役に立つんだ!!!
「パシっ(自分の両ほっぺを叩いて鼓舞する)頑張るぞ!」
五条「朝から元気ねーだね〜」
「わ五条さんいつの間に…おはようございます。今日は一年生とに任務先に行くはずですよね…?」
五条「え、うん。なに?」
「あいえ、集合時間前なのに集合場所にいるのでどうかしたのかなぁと」
五条「言うね〜君みたいなのは嫌いじゃないよ」
「ありがとうございます!☺️」
五条「皮肉だよ」
「え(なんだこの人…)」
虎杖「おー!五条先生もういるこめずらしーね!」
伏黒「なんかあったんですか」
釘崎「珍しいわね」
「(生徒にも珍しがられてるじゃん…)」
虎杖「??誰?」
「あ!昨日から主に君たち担当の補助監督として働き始めた小河です。送迎とか色々とことん頼ってくださいね。」
一年「よろしくお願いしますー」
「では、向かいましょうか」
五条「あちょっとまって忘れ物した!」
「あ、はい了解です」
虎杖「五条先生おせーな」
伏黒「やっぱりあの人が時間通りに行動するなんてことあり得ねえってことだろ」
釘崎「まじなんなんだよあの人は!」
「あははは…(苦笑)」
五条「おーまたー!」
虎杖「お!もーおせーよ先生!」
五条「ごめんごめん、はい、これ(メモ用紙を小河に渡す)」
「?(開くと____今日買ってほしいものリスト トイレットペーパー、チョコのお菓子、和菓子、良さげな昼ごはんetc) なんですかこれ?」
五条「見ればわかるおつかいリスト。僕たちが任務やってる間買ってきて。はいこれマネージャー専用クレジットカード!これで頼んだやつ買ってきてちょうだい。あ、君がほしいものそれでなんでもそのカードで買ってもいいよー」
「いや使いませんよ人のお金!わ、わかりました。買ったらすぐ任務先戻って待ってますので」
任務先着
「ではみなさんご武運を。帳は五条さんが降ろすと言っていたので私はここで。任務が終わる頃にはここにいますので。お気をつけてください」
虎杖「ありがとう小河さんまたな!」
釘崎「五条先生のマネージャーってほんと大変そうね…」
伏黒「まあ五条先生そういう人だし何よりあの人とんでもなく多忙だし仕方ねえだろ」
虎杖「でも五条先生忙しそうに見えねえよな」
伏黒「あの人にとって辛い任務なんてないしショートスリーパーらしいから体力的には余裕なんだろ。上層部との兼ね合いが1番ストレスっていつも言ってるし」
伏黒「ただ…人使いが粗いせいでこれまで五条先生のマネージャーになった人は2週間以内に全員辞めてる」
虎杖「まじか…..」
五条「まじ」
虎杖「うお!びっくりしたー なあ先生あんま小河さんのこといじめないでおいたげて?」
五条「人聞きの悪い!いじめてないよ仕事を与えてあげてるんだよ〜」
虎杖「そういうもん?」
五条「そういうもん。さて!君たちは自分のことに集中しなきゃ!ここは割と評判の悪い学校だから強い呪いが発生してる。僕の見立てだとギリ君たち3人が力を合わせれば倒せるってレベルだから頑張ってね〜」
伏黒「そんなギリギリの任務任せるの酷じゃないですか?」
五条「常にギリギリのやつと戦わないと強くなれないでしょ〜君たちはもうそういう時期だよ。んじゃ帳降ろすから頑張ってね〜」
「お疲れ様でした。怪我はないですか?」
五条「全員怪我なし異常なしで祓えたみたいだ。成長したね〜」
虎杖「3人の息が合って結構余裕だったよな!」
伏黒「3対1だからな」
釘崎「正直3人じゃ無くてもこなせた任務よね」
五条「まあそうなんだけど、呪術師同士の連携を図る任務として、ね。でも正直ここまで余裕になるとは思ってなかったよ!せっかくみんな揃ってるし、飯でも行く?」
釘崎虎杖「行くっ!!私ファミレス行きたい!!」
虎杖「はあ?!ファミレスなんていつでも行けるだろもっと良いとこいこーぜ」
五条「んー、いいねファミレス。青春って感じだね〜。じゃあ小河、1番近くのファミレスによろしく」
小河「かしこまりました」
「到着です。何時ごろお迎えに来ましょうか?」
虎杖「え、小河さんも一緒に行かねーの?」
「え?」
五条「良いよ〜僕の奢り」
「ありがとうございます😆」
五条「ずいぶんと嬉しそうだね」
「ちょっとお金なくてここ1週間夜ご飯抜きだったのですごくありがたいなあと…」
五条「は?」
虎杖「大丈夫かよそれー!?」
伏黒「どんだけ金ないんすか…これからずっと五条さんに奢って貰えば良いじゃないですか」
「え!良いんですか五条さんありがとうございます!ごちになりまーす!」
五条「いや僕まだ奢るって言ってないけど」
釘崎「ちょっと小河さん見捨てるつもり!?最低!!ありえない!!」
虎杖「そうだそうだ!!!」
五条「ええ…はいはい。じゃあとりあえずファミレス行こ行こ」
虎杖「小河さん…めっちゃ食うね…どんだけ飯食ってなかったの…」
「お腹空いてたってのもあるけど元々食べるタイプなんです…しかも五条さんのお金となるとまた美味しいです!笑 これも頼んで良いですか?」
五条「どーんとお食べ!」
伏黒「まだ食べるんですか…」
釘崎「稀に見る人ね…」
一同「ご馳走様でした!」
帰宅途中の車中 後部座席の一年ズはみんな疲れて熟睡
助手席には五条がいる
五条「君、なんでそんな金ないの?補助監督でもそんな給料悪くないはずだけど」
「……私にはたった一人の家族、弟が一人いるんですけど、ある事件をきっかけに植物状態でずっと入院しています。その入院費や医療費がまあかかりまして…(苦笑)」
五条「両親は?」
「8年前にとある事件で死にました。弟が植物状態になったのもそれきっかけです」
五条「ふーん。まあ、飯ぐらいは奢るよ」
「マジすか!あざーっす!」
五条「急に悠仁みたいになるのなに(8年前の事件..呪霊関係か?あんまり深掘って良い話ではなさそうだし辛くなられても面倒だ)」
「五条さんって人間味ない人かと思ってたんですけど意外と情あるんですね。本当にありがとうございます☺️」
五条「僕をなんだと思ってるの(…..花のように笑う人だな)」
「着きましたよみなさん!本当にお疲れ様でした☺️」
釘崎「間眩しい…小河さんの笑顔って破壊力半端ないわねほんと」
「破壊力…?」
虎杖「こっちまで元気になる笑顔だよな!」
「んー、虎杖君には敵わない気がするけど笑」
虎杖「お?そーか?んじゃあざした!」
「みんなお疲れ様でした」
「五条さん、明日は7時45分から授業なので遅れないでくださいね」
五条「はいはいなんかちょっと早くない?」
「いえ、気のせいですよ^_^」
ガラガラ
五条「おはようみんなー」
虎杖「え五条先生!?」
伏黒「まじか。なんかあるんじゃ」
五条「なんのこと?」
釘崎「時間通りに来るなんて初めてじゃないかしら」
五条「いや僕遅れてきたけど?」
伏黒「ああ…小河さん中々やりますね」
虎杖「なあどういうこと?」
伏黒「きっと小河さんは五条先生に少し早い時間のスケジュールを教えてる。だから五条先生が遅刻しても実際のスケジュールの通りに動ける」
虎杖「小河さんすげー!完全に五条先生を手懐けてる笑笑」
釘崎「見かけによらず面白い人なのね」
五条「後で問いただそうか…」
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