続きー
れっつごー
Wki side
今日はもとにぃをご飯に誘おうと思う
どうにか思い出して貰えるように
「えっ、大森さんお休みですか?」
「そうなんだよ、熱出したっぽくて」
もとにぃが休んだ
大丈夫かな、、
「若井ー今日もとにぃのとこお見舞いに行かない?」
「いいけど、、家の場所知ってるの?」
「先輩に教えてもらった!」
「じゃあ、会社終わりにいこっか」
そういったものの、頭の中はずっともとにぃのことばかりで仕事は集中できなかったが
仕事が終わってすぐ、涼ちゃんともとにぃの家に向かう
ゼリーやスポドリも忘れずに
ピンポーン
、、
「出てこないね、、、」
「寝てるのかな、、」
まあ、そりゃそうか
しんどくて休んでるんだもんな
「品だけおいとこっか」
「そうしよっかー」
玄関前に置こうとおもったとき
ガチャ
「、、だれ」
顔は青白く、目の下のクマはひどく、声も掠れていた
「、、あぁ、若井さんと藤澤さんか」
「ごめん、今日体調悪いから帰って」
「仕事が溜まってるなら今度行った時に片すから」
しんどそうな声でもとにぃは言う
扉を閉めようとした矢先、
バタン
「、、!もとにぃ!?!?」
「しっかりしてもとにぃ!!!」
倒れてしまった
「、、、ごめんなさい!失礼します!」
俺はもとにぃを抱えあげ、どこかも分からない寝室へ急ぐ
何室か開けて、やっとたどり着いた寝室にもとにぃを寝かせる
一応買ってきた熱冷まシートをはる
「、、早く治りますように」
Mtk side
『もとにぃ〜!!まってよぉ〜!!』
『はいはい、ここにいるよ』
『も〜!!もとにぃはやいよぉ〜!』
『なんたって6歳離れてるからね』
『『かっこいい〜!!』』
『ありがとう! 』
『ねぇ!もとにぃ!』
『大人になったら結婚して!』
『、、!いいよ!その時まで僕のこと好きならね』
『やった〜!!いつまでも好きだよ!!』
『ふふ、ありがとう』
________
パチッ
、、懐かしい夢を見た気がする
ズキッ
頭痛い、、
薬、飲まなきゃ、、
ズキズキッ
「いっ!!、、、」
バタッ
立っていれなくなって、床に倒れ込む
目眩と吐き気、、熱もあるし多分貧血も、、
、床が冷たくて気持ちいぃ、、
しんどい、、だれかたすけて、、
「ひろぉ、、りょ、ちゃぁ、、」
「呼んだ?」
「もとにぃ大丈夫?」
ひろととりょうちゃんのこえがする
「あいたぃ、ヒック、うぅ、あいだぃよぉ(泣」
「あのこたちに、ヒック、、あいたぃ、グスッ」
足の関節が痛くて立てない
ただ泣くことしかできない
あの子達がいるはずも無いのに
「、さび、しぃ、、、」
ギュッ
「、あぇ、、?」
「大丈夫だよ、もとにぃ」
「俺らはここにいるよ」
「、、ゆめかぁ、、あのこたちがここに、いるはず、ないもんねぇ、、」
「ぼくぅ、あのこたちに、、ひどいこと、しちゃったから、なぁ、」
「もう、きっと、あえないだろぅ、し、、」
「あのこたちも、おぼぇてない、よねぇ、、」
「もとにぃ、もう寝な」
「早く熱治そうね、お薬だよ」
「のま、せてぇ、」
ゆめだもん
ぼく、がんばってきたもん
ちょっとくらい
あまえさせてよ、、
「いいよ、もとにぃお口あけて?」
「、あぁー」
口を開けるとお薬を入れられる
そしてペットボトルの水を少しずつ口に入れてくれる
「あぃ、あと、、」
ねむたいなぁ
やっと、
やっと、
いいゆめが、みれるかな、、
Wki side
「、、もとにぃ寝た?」
「寝た寝た。ベットに乗せようか」
「おけぇ」
身長にしては軽すぎる体をもちあげる
、、離れちゃったときはもとにぃの方が高かったのに
今は僕らの方が高いな
「、いい夢を、もとにぃ」
苦しそうなもとにぃの額にキスをする
「さ、次もとにぃが起きた時用に雑炊でもつくるか」
「、、俺、ここにいてもいい?もとにぃが起きたときに寂しくないように」
「、、!いいよ、でも交代制ね」
俺らがついてるからね、もとにぃ
Mtk side
「ぅ、ふわぁ、、」
しんどさはなくなった気がする
、、やっぱり、あれは夢だったのか
少し残念ではあるが、まあ、あの子達がいるわけないし
あのことは忘れよう
会社にいけば会えるし
「まあ、多少だるいくらいなら行けるか」
ご飯を食べようとリビングに向かうと
「もとにぃおはよう!体調はどう?」
「、、はぇ?、なんで、、!」
「もしかして昨日のこと、覚えてない?」
昨日ってあの夢のこと、、、!
「ほんとに来てたの、、」
「うん!雑炊あるから、食べる?」
「え、?あ、食べる、、、」
「分かったー!」
涼ちゃんが準備をしにキッチンへ行く
「、、で、もとにぃ、体調はどう?」
「あ、良くなったよ」
「ほんとぉ〜??」
そういいながら滉斗がおでこを僕のおでこに近づける
「うーん、熱はなさそうだね」
、、顔ちかっ!!
昔とは違うかっこよくなった滉斗に顔が赤くなる
「あれ、顔赤い、ほんとに大丈夫? 」
「大丈夫だから!」
そういってちょっと距離をとる
「そーお?ならいいけどぉ、、」
「雑炊準備出来たよー!食べよー!」
ナイスタイミング涼ちゃん!!
「ありがとう涼ちゃん」
「いいよー!ほら座って!若井も!」
「はーい」
、、久しぶりに誰かのご飯食べるかも、、
「いただきます、、」
、、おいしい、、
卵とご飯だけだけど、今まで食べたものの中で1番おいしかった
何故か心のモヤが晴れて、多幸感に包まれる
「滉斗、涼ちゃんおいしい!ありがとう!」
「、、!良かったー、!」
「っていうか、今更だけど、なんでここに?」
「ああ、会社の人にもとにぃが熱出したって聞いて、心配できたんだよ」
「で、来てみたら倒れちゃうし、ほんとに心配したよぉ」
「!!、、ごめん、、」
自己管理が出来ないなんて、社会人失格だな
「で、今日はもとにぃは強制的にお休みね 」
、、、?
おやすみ?
オヤスミ、?
「えっ!!」
「なんで、、!」
「昨日のうちに俺ら、もとにぃのお父さんに電話したんだけど」
「もとにぃが熱を出したって言ったら、もとにぃは頑張りすぎて、体もそうだけど、心の休息だ足りてるか不安だって、心配してたよ」
「なので今日はお家からでちゃだめー!」
「必要なものがあったら、俺らが買いに行くからね」
「えっ、でも!2人は仕事、、!」
「有給でーす!」
「今日はもとにぃを甘やかすのが仕事だから」
、、、
「どうしてそこまでするの?」
「決まってるじゃん」
「えっ」
「うん、決まってるね」
「えっ、なにっ」
なにか、そこまでしてもらえるほどのことをしたっけな、、
、、、
ほんとに何もしてない気がする、、
「俺らが昔もとにぃに告白したの忘れた?」
え、、、
カァァァ(赤面
「え、、はぇ、、」
「あれ、ほんとぅ、だったのぉ、? 」
「俺らが嘘つくと思う?」
真剣な眼差しで見つめてくる
「俺らもとにぃに会うために、こっちまできたし」
「かっこつかないけど、もっかい言うね」
「「付き合ってください」」
ポロッ(泣
「あれっ、、なんで、、グスッ、、」
「泣かないでよ、もとにぃ」
「、2人はもう、あの約束、忘れたと、おもってたぁ、、」
もう、僕だけの、思い出だと思ってた
「俺らから言ったのになんで忘れるのさ」
「まだ2人ちっちゃかったしぃ、、」
「で、返事は?早く聞きたいなぁ?」
あ、
え
2人が子犬のように見つめてくる
先延ばしにしてもだめだし
もう、自分に正直になろう
「はぃ、、よろこんで、、!」
「いいの!?ありがとう!!」
わぁ、、付き合っちゃった
意識した途端、2人がかっこよく見えてくる
パチッ
目が合ってしまい思わず目を背ける
「なーんで、そっぽ向いちゃうの?」
「いや!その、あのぉ、、えっとぉ、ー」
「2人がかっこいいから///」
「もー!もとにぃ可愛いー!!」
ギュー
「わぁ!!」
「涼ちゃんずるい!俺もハグする!!」
ギュー
「わぁっ!!」
人ってこんなにあったかいんだ
「ふふっ、俺らの方が身長高くなったから、もとにぃ潰れちゃうね」
「ほんとだね」
2人が離れようとする
クイッ
「?」
「やだぁ、」
まだ、ぎゅってして
「やだぁ、まだぎゅーして」
「「、、、!!!」」
「もちろんいいよー!!」
「ぎゅー!!!」
「今日はいっぱいぎゅーしてあげる!」
「今日だけなの、、?、」
「ウグッッ、、ずーっとぎゅーしてあげる!! 」
「やったぁ、!」
ふふ、幸せだな
甘やかされるってこんなにも気持ちいいんだ
「だいすきー!ひろと!りょちゃ!!」
後書き
なんか、ツンデレじゃなくて、ほのぼのイチャイチャになっちった🫠
ホントスマンヌ
(熱でたときって1番痛いの足の関節なんだけど、わかる人いない?)
コメント
5件
あるぶさん! 更新ありがとうございます♪ 熱出た時に足の関節痛くなっちゃうの分かります🥹🥹 熱出てる状態でもしんどいのに足の関節まで痛くなっちゃうから私なかなか寝付けないです🤭 テスト期間にあるぶさんの小説はご褒美ですね🥹🥹💖 もう頑張っちゃいます!!
最近、あるぶさんの小説を待つのが生き甲斐になってます笑 いつもありがとうございます🙇🙇