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はじめまして!kosumosu(こすもす)です!
今回初めて書いた小説となります。拙いところがあるかもしれません。大目に見ていただけると幸いです。
注意
nmmnが苦手、またルールが分らない方は、引き返すことをおすすめします。
もちろんご本人様に一切関係はございませんので、フィクションとしてお楽しみください。
晒し、批判などはお控えください。
ご本人の目に届かぬようにお願いします。伏字などにもご協力ください。
カップリング:syp×ci
センシティブ:なし
ジャンル:年下×年上(年齢操作あり)
それでもいい!という方は是非お楽しみください。
短いです。
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syp視点
10回目の春、となりに中学生のお兄さんが引っ越してきた。オレンジ色の髪の目つきの悪い人。けれど、花が咲くように笑うその顔がきれいで、可愛らしくて。一瞬で恋に落ちた。
「ci!俺と結婚してや!!」
何度も言いに行った。帰り道、登校中、休みの日、いつでも。我ながらすごいストーキング力だと思う。けれどその度に、
「今忙しいからまた今度!」とはぐらかされてしまっていた。それを何回か繰り返した冬のとき、ようやく返してもらえた。
「お前が大きなっても覚えてたら考えるわ!」と。
本人ははぐらかしたつもりだろう。きっとすぐに忘れる、覚えていないと。気の迷いだと自覚する。そう考えていての発言だろうけど、、、
舐めないでもらいたい。俺の記憶を、執着を、恋情を。アンタに落ちたんだ、責任くらいとってもらわんと。
今、俺は18歳だ。あん時よりずっとあいつと仲が良い。一緒に出掛けるようになったし、互いの家にも泊まるようになった。
18回目の冬、俺はまたあの時の告白をしにいく。
花も用意した。赤と紫のチューリップ、青と黒のバラ、胡蝶蘭、センニチコウ、カスミソウ、、、造花やけど。あぁ、あとアイビーもか。しっかりしたのを買いたくて店舗でアレンジしてもらった。店員すごい顔してたけど。
mb店員『……お客様、本当にこれでよろしいですか?』
syp『はい。これがいいんです。』(いい笑顔)
mb店員『スゥーーッ、、、わっっっかりましたぁ。(まじかこの人、、、、)』
そんなに変か?これ。
そんな疑問を抱きながら、ciの家へと向かう。
雪が降って、身体が冷たくなっていくごとに会いたいという気持ちが強くなる。
どんどん歩くスピードを速めていく。始めは綺麗に感じてた雪も今は邪魔らしく見えてきて、気づけば走っていた。
ciの家についた。何度目かわからない大好きな人の家は、初めて来た時よりも緊張した。
息を整え、心を落ち着かせる。ciはどんな顔をするだろう。驚く?それとも困惑するのだろうか。きっとどんな顔をしても可愛らしいし、自分の気持ちは変わらない。逃がしてやらない。
ここまで来たのに逃がす訳ないやろ。絶対捕まえたるわ。
インターホンを押した。
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ci視点
ぴんぽーん
インターホンがなった。時刻は21時過ぎ。こんな時間に誰やろ。
ci「はーい。今出まーす。」
がちゃ
ci「あれっ?sypやん!」
「どしt……」
syp「ci。……8年前の約束覚えてるか?」
ん・・・?約束?なんやっけ?なんかしてたか?俺ら。うーん、あ!あれか。大きくなったらなんかする~みたいなやつ。うろ覚えやけど、たぶんこれやろ!
ci「たぶん覚えとるけど……。それがどうしたん?」
syp「!覚えてたんか。いやでも、、、もう一度言わせてくれ。」
「ci。」
真剣な顔で花束を渡される。なんで花?よく見たら造花やし。管理めんどいから助かるけどさ……。
困惑しながら受け取ると。空いている方の手をとって握られた。
ci「え?」
syp「俺、何年たってもciが好きや!だから、、、」
「ci。俺と結婚してください。」
・・・・・・・。
ci「はあ!?」
今!?なんて?ケッコンってあの結婚よな?血痕とかじゃなく?そんな約束してたん!?と、とにかくどうにかして誤魔化さんと……!
ci「しょ、syp?気持ちは嬉しいんやけど、でも、俺ら男同士やし……。」
syp「今の時代に何言っとん?それに、正式な婚姻関係とまではいかんくてもパートナーシップ制度っていう似たようなことはできる。」
ci「で、でも周りの目とか……」
syp「そんなん気にさせんくらい俺が愛したる。」
ci「年齢とか……」
syp「結婚もパートナーシップ制度どっちも18さいからできる。」
逃げ道殆ど防がれる……。
ci「ま、まだ高校生やろ?それでも、」
syp「……そうか。」
お?諦めてくれるか?
syp「じゃあ、高校卒業したらしてくれるんやな。」
ci「えっ、、いや……そういう意味じゃっ……!」
syp「そんときにまた言いに来るわ」
「それじゃ、また。」
ci「あっ、まっ……まって!」
帰ろうとしたsypの服の裾を掴んだ。なにか言わなければ。
ci「え~っと、結婚は、、、無理やし、たぶんパートナーシップ制度?ってやつも俺無理やと思う。」
「けど……けどな、付き合うとかやったら…...別に、ええから!」
syp「…………。」
あれ?今俺変なこと言って……。
syp「・・・言ったな?」
ci「へ?」
sypは、こちらにくるりと振り向いて言った。
syp「絶対逃がさへんから。」
びっくりして手をはなすと、sypは行ってしまった。
ばたん。
ci「行っちゃった、、、。」
「あ~どーしよ。」
このままでは困る。絶対に困る。困るのは目に見えている。なのに……。
ci「何期待してんだよ。……俺」
「っ、、、ばか。」
気の迷いだ。きっと。そうであってくれ。
おわり
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作品のイメージ絵。(冬なのでsypさんにコート着せてます。許して。)
あとがき(言い訳)
初めて書いたものですので、不手際が多いです。
そして、作中にでてきた花束についてですが、たぶん引っかかるのは花言葉と造花だったことについてですかね。
花言葉は、
アイビー:永遠の愛、結婚、死んでも離れない
チューリップ赤:愛の告白
‘‘ 紫:不滅の愛
バラ青:神の祝福、一目惚れ
‘‘ 黒:永遠の愛、貴方はあくまでわたしのもの
カスミソウ:永遠の愛、愛らしい
センニチコウ:変わらぬ愛、永遠の恋
胡蝶蘭:あなたを愛します、純粋な愛
となっております。普通のものとちょっと執着強めなものが混ざっている感じです。
そして、造花だったことについてですが2つ理由があります。
1つは、花言葉で選んでいるし、冬という設定なので季節感がバラバラになってしまうからという作者の都合です。
2つ目は、造花なので枯れないし、手入れもいらないからです。だから、意味合い的には「お前が水を与えなくても(振り向いてくれなくても)この花(気持ち)は枯れない(きえない)し、色褪せない(諦めない)から」ということだと思います。
それに、もし造花が飾ってあったとしたら毎日その花を見る度に贈り主の事を考えるでしょうね。
もし見てくださっている方がいるなら、好きなシチュエーションなどを教えてくださるとありがたいです。
それでは、さようなら。