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私にライバルが現れた。その名も青葉ひめり。私が所属している事務所の4期生(後輩)。ひめりは所属して3ヶ月でチャンネル登録者数80万人を突破したのだ。私は所属後3ヶ月で60万人だったからひめりのことを聞いて驚いた。
ある日、ひめりとのコラボ配信でスプラトゥーンをすることになった。
「皆さんこんみなー!水無月しずくです!今日は新人の青葉ひめりちゃんが来てくれましたー!」
「ブルー王国のオタク王女、青葉ひめりです。よろしくお願いします!」
声は私より高め。テーマカラーは緑と青ね。
「今日はスプラトゥーン3のナワバリバトルを同じチームでやりたいと思います!」
「しずく先輩とできるなんて光栄です」
「ありがとー!私スプラシューター使う。ひめりちゃんは?」
「あたしダイナモローラーにします」
スプラのブキはローラー派なのね。
「よーし、塗りまくるぞ!」
「やっぱりシューター系は強いですね…ローラーも強いことを証明してやる!」
ひめりはスプラが強い。強さランクが低いローラーで一気に3キルしてみせた。
「ふぅ、これは勝ったな!」
「結果は…やったぁ、62%!ひめりのおかげだね!」
「先輩がコラボ配信に誘ってくれたからですよ!」
嬉しいこと言ってくれるね、ひめり。これから良きライバルとしてがんばろうね。
翌朝。みんな昨日の配信の話をしている。
「ひめりちゃんスプラ上手すぎでしょ!」
「しずく可愛かったなー」
「しずくちゃんシューター派なんだね。ひめりちゃんが最強ローラー使いでびっくりしたよ。」
それから、私とひめりは「姫としずく」というユニット名で呼ばれるようになったのだった。