ぬんぬーん
ヨウジョヨウジョ
燈「ん、」
羂索「え?」
燈「抱っこ、」
羂索「…………また…?」
燈「うん。」
羂索「はぁぁぁぁぁぁぁ…………」
羂索「君、疲れるんだよ。」
燈「…そう。」
燈「なら良いわ。」
羂索「あ、まじ?」
羂索「やったね。」
燈「もうやらない。」
燈「私いい子?」
羂索「良い子」
燈「私いい子…!」
燈「羂索のいい子」
羂索「そーそー」
最近私は幼女を拾った。なんかそこにいた。
大人しそうだったし誘拐しても誰も気づかないだろうと思った。
一応どこかの名家の出らしく、礼儀などはある。だが毎回こうやって抱っこと言う名の私を下敷きにして寝る事が増えたのだ。
燈「…」
羂索「おや、…眠いのかい?」
羂索「じゃぁ私を下敷きにして寝ると良いよ。」
燈「ううん、良い。」
羂索「どうして?」
燈「私良い子だから、羂索の上では寝ないの。」
羂索「あー……」
羂索「そう」
羂索「じゃぁ良いや。」
燈「……」
羂索「…ほんとにいいのかい?」
燈「うん」
燈「私良い子だから、」
燈「誰かに頼るのは辞めたの」
羂索「そう…」
ううん…ぱったり辞めてしまった…ちょっと疲れてたけど、私も居心地が良かったんだよな…やはり失うと失ったあとに気づくんだな…
羂索「昨日のは無し。」
燈「なし……」
燈「寝っ転がってもいい…!」
燈「でもそうすると燈悪い子になっちゃう…」
羂索「ならないよ」
燈「え、!」
羂索「ならないから寝っ転がってもいいよ」
燈「ほんと!!ありがとう!!」
羂索「うん…」
可愛い
燈「〜♪」
羂索「……」
やっぱりちょっと、疲れるな
燈「羂索!!」
羂索「ん?」
燈「燈此処で寝ていいの?」
羂索「うん」
燈「んふふ、私の居場所!!」
羂索「そうだね。」
羂索「此処が居場所なら、私は燈のことを護るよ。」
燈「わぁぁ、!」
燈「騎士みたい…!」
燈「羂索は実際にカッコいいし、騎士さん?」
羂索「んー…」
羂索「厳密には違うかなぁ…」
燈「そっかぁ…」
燈「じゃぁ王子様?」
羂索「それも違うかなぁ…」
燈「えー…?」
羂索「大人になったら分かるよ。」
燈「そう、!!」
燈「燈、速く大人になると良いなぁ…」
羂索「そうだね」
羂索「色々な意味で。」
燈「?」
燈「うん!!」
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完
赤澄 燈
幼女。攫われたけど本人は分かってない。羂索あったかい!!好き!!お家嫌い…名前の由来はアニメの歌。羂索、抱っこ!!
羂索
幼女拾ったよ~(それを誘拐というんだよ)
え、名家?まぁどうせ落ち零れだから良いよね!!え、抱っこ?????
おハム
昨日は寝ていたみたいだ。済まない。