皆さんはじめまして!輝良です!
今回初の試みとして、いつものチャットノベルではなくこちらでやってみようと思います。
だからノベル読んで勉強してきました!
とりあえず、「白く揺れるカーテンから光が差し込んでくる。俺は、病室の一角で静かに朝を迎えた。」とか頑張って描く笑
今回は、異世界とか学生ではなく、ブルーロックが終わった(落選した)あとの社会人のパロでいきたいと思います。
そう声を荒げてパソコンと睨めっこをするのは、
大手企業営業部所属 潔世一 28歳 高校生の時にちょっとした有名人だったが、今では何処にでもいるサラリーマン。
つまり社畜。
でもそんな俺も、会社ではちょっとした人気者。
そう。ある意味で‼︎
「潔く〜ん!この前頼んだ資料できた〜?」
「潔さん。午後から『Rerios』と取引が入っていますが準備の方は…」
えっ?そんなん頼まれたっけ?
まだ準備できてない!
冷や汗をかきながら、焦る。
勢いよくパソコンのEnterキーを押す。
そう発した言葉の声量が思ったよりも大きかったのか、部内の人達の視線が俺に向いていたのを俺は知らない。
***
何度みても圧巻だ。東京のど真ん中。オフィス街に一際目立つ巨大なビル。Reriosのイメージカラーらしく、黒で統一された外壁は太陽に照らされて光り輝いている。
Rerios…サッカー選手をしていた頃に見込みがあるからとスポンサーについてもらっていた時期もある大手世界企業だ。
まあ、もう昔の話だが…
「行きましょう?藤丸さん」
俺は営業部で唯一の同期である藤丸さんに言う。
「はいっ!」
と花が咲くような笑顔で俺の呼びかけに答える彼女は、とても可愛いらしかった。
***
思いのほか取引はうまくいった。
俺が無意識でディスられた以外は…
「君ィ、”元“天才ストライカーの潔世一くんでしょ〜?僕ブルーロック見てたよ〜」
「でも残念だったねぇ〜僕応援してたんだよ〜?」
俺は、取引先の人に愛想笑いをすることしかできなかった。もしやうちの部長は俺のスポンサーだったと分かって送ったのか?性格悪くないか?
そんな思いを抱えながら俺は会社に戻った。
***
現在午後5時。定時と呼ばれる時間帯だ。
「じゃあみんなまた明日〜」
カタカタとパソコンの打鍵音が響く中で発せられた声の主は、部長だった。
部長は今日も定時退社か。羨ましい。
部長に渡す資料は作れたものの、まだ仕事が残っている。
・今日の取引の内容整理
・他の部から回されてきた仕事
・次の営業内容の把握
・プレゼン資料の作成
あぁ…考えただけでも目眩がする。
パソコンと睨めっこをしながら、今日も残業なのだと覚悟をした。
今日は土曜日
うちの会社は残業があるくせに毎週土日はお休みだからありがたい。
俺は、東京の真ん中にしては安いなと思いながら借りた1LDKのこじんまりとしたマンションに住んでいる。
今日は一日中家でダラダラしよう。
そう前々から決めていた。
スウェット姿の俺は、ソファーにゆったりと座りながら、お菓子と缶ビールを開け、テレビをつける。
サッカーがやっていた。だが俺はすぐにチャンネルを切り替える。
チャンネルを切り替えて出たバラエティー番組をビールをグイッと飲みながら見る。
何故切り替えるかって…思い出したらダメなんだよ。引きずっちまうから。
1人で飲んでいると電話がきた。誰かと思って出てみると…
「よーっす潔ぃ〜!」
スマホ越しに元気な声が聞こえてくる。
「おっ!多田じゃん!どうしたの?」
高校の同級生からの電話だからか声が弾む
「いや〜俺たち30手前にもなって彼女の1人もいね〜じゃん?」
「おっ、おう笑」
なんだ合コンの話か。と思う。
「合コンしねぇ⁉︎」
やっぱりか笑
「いーよ笑 付き合ったげる笑」
「まじ⁉︎」
俺に承諾されて、よっぽど嬉しかったのか多田の声はさらに弾む」
「おう!で?いつすんの?」
「あした」
「・・・は?」
あまりの急さに驚きが隠せない。
だが、ここは承諾した身。ちょうど空いてるし付き合ってやるか
「あ、無理?」
「いや、大丈夫。ちょっと驚いただけ。」
「そーかそーか笑‼︎」
ガハハと笑う多田の声は当時と変わらなかった。
「それじゃあね。多田また明日」
「あっ、それとさぁ明日合コン終わった後にちk…」
切る直前、多田が何か言っていたが折り返し電話がないということは急ぎの用ではないらしいので、また明日聞こう。
ーto be continuedー
コメント
1件
「???」なのは題名が決まってないからです。