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その日の撮影終わり。
メンバーたちは帰り支度をしながら、まだずっとニヤニヤしていた。
「今日も大収穫だったな〜」
「たっつんの反応全部おもろかった」
「お前ら覚えとけよ……」
部屋には笑い声が響く。
でも。
今日は少しだけ違った。
じゃぱぱが片付けしながら、ふと真面目な顔をしたから。
「……たっつん」
「ん?」
「ちょっといい?」
その声に、周りが一斉に静かになる。
「え、ガチ空気?」
「来るか……?」
ざわざわするメンバーを横目に、じゃぱぱはたっつんを廊下へ連れ出した。
⸻
廊下。
今度は誰もいない。
……と思ったけど、たぶん遠くで気配はする。
たっつんがじとっと見る。
「絶対聞き耳立ててるやろ」
「まぁ、立ててそう」
じゃぱぱは苦笑したあと、少し真面目な顔になった。
「……俺さ」
たっつんが息を呑む。
「最近ずっと、たっつんのことで頭いっぱい」
「っ……」
「一緒にいると楽しいし、もっと隣いたいって思う」
廊下が静かになる。
じゃぱぱはまっすぐたっつんを見た。
「だから」
一瞬だけ照れたみたいに笑って、
「ちゃんと付き合ってほしい」
その瞬間。
たっつんの頭が真っ白になる。
「……お前、それ」
「うん」
「反則やろ……」
顔が熱い。
心臓もうるさい。
でも、嫌じゃない。
むしろ。
たっつんはしばらく黙ったあと、小さく笑った。
「……しゃーないな」
「え?」
「そこまで言われたら断れん」
じゃぱぱの目が見開かれる。
「じゃあ……」
「……よろしく」
数秒。
じゃぱぱが固まる。
今度はたっつんが笑った。
「なんや、処理落ちしてんのはそっちやん」
「だって嬉しくて……」
じゃぱぱがふっと笑った瞬間。
バァン!!!
廊下のドアが勢いよく開いた。
「「「おめでとーーー!!!!」」」
全員いた。
「やっぱ聞いてたんかい!!!」
たっつんのツッコミが響く中、メンバーたちは拍手と歓声で大盛り上がり。
じゃぱぱは笑いながら、
「まぁ、隠す気なかったし」
と言って。
そのまま自然に、たっつんの隣へ並んだ。
今度は、“特別”として。
ようやっとくっついた!続く!