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タヒネタ、捏造注意。
「これはお前のためなんだよ。」
君はそう言っていた。でも、俺は知っている。
「違う。」
「…え?」
「違う!!」
そう。違うのだ。これは俺の為でもなんでもない。
「これは…俺の為なんかじゃない…っ……お前の…お前自身の為だろ……。」
「っ……しゃー……く…ん……。」
「きりやん。俺はお前に頼んだか?」
「……」
「きんときに罪を被せて投獄しろって。スマイルに毒をもれって。Broooockを精神的に殺せって。」
一息つく。思考の時間を与えることは君の苦痛になることを知りながら。
そして一言を発する。
「Nakamu殺せって……俺は頼んだか?」
「でも……でも……!あいつらがいたら!あいつらがいたら……っ……。」
「…きりやんのいうことは分かるよ。」
分かる。分かるんだ。あいつらをどうにかしなきゃ、俺が今度はやられていたってことくらい。
此処は戦場だ。生き残るためには自分から行動しなければならない。
「合理的な考えをしたらそうしなきゃいけないって…そう分かってる。
…でもさ、俺は…俺だけが残るなんて嫌だよ。」
「…」
「あいつらとは協力出来たんだよ。」
「…」
「こっちがいくら譲歩しなくてはいけなくても、あいつらは俺の気持ちを考えてくれた。…なら協力の余地はあったんだ。」
「…」
「…そもそも、俺達がこんな世界に生まれてなければ違ったんだけどね。…平和な場所だったなら。」
「っ……。」
「そもそも俺達が仲良くなっちゃったからな〜…殺し合う運命なのに。」
「…っ!それは!…………」
「きりやん。」
「…」
「…今までありがとう。」
「…」
「…こんな奴でごめんな。」
「…俺のこと嫌いになった?」
「まさか。なる訳ないだろ。」
「…お前のためのつもりだった。」
「知ってる。きりやんはいつも俺のこと気にしてくれてた。」
「でもダメだった。」
「…そうだな。」
「シャークん。」
「…」
「ありがとう。」
「…ああ。」
俺はそれの脳天を撃ち抜いた。
シャケの切り身
〈軽い設定※ふんわり作ったので微妙かも〉
【軽い過去】
新王の関係者の六人。国を統治するものは力を見せる必要がある。きりやんとシャークんは同じ派閥で、シャークんを王にする為にきりやんは動いていた。
六人は仲良くなってしまった。お家には秘密だった。
【小説のシーン】
シャークんを王にするためにやられる前にきりやんがやった。
シャークんは全員を傷つけることなく、新王を決めたかった。古い制度を壊したかった。
客観視すれば、今までのやり方に則った方が良い。国民も信頼できるし、反発している人が増える可能性は低い。力を示さず王を決めれば、国民の不安が高まるであろう。
君は正しかったのだろうか。俺は決別の為にも君の頭を撃ち抜いた。結局、残るのは一人だけ。王になるその人だけ。