テラーノベル
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「もー!なんで【いくら】とか言うんだよ」
翔太が赤い顔をして怒っている。
俺もマズった、と思っていたから、翔太を抱き締めて、弁解する。
「ごめん、翔太、【いくら】大好物だもんな」
「ふっかさんとか気づいたかもしんないじゃん!!あの人案外鋭いんだから」
「でも俺もほんとに好きだし」
「バカバカ!ひかるのバカ!!」
翔太は口を尖らせて、俺の胸を叩いている。俺だって言った直後に何とか誤魔化そうとしたけど、ダメだった。ラウールに聞きとがめられたら、追求が激しくて言われるがままだ。俺は口が上手い方ではない。
俺と翔太は付き合ってしばらく経つ。
片想いが実った時は嬉しくて、一生離さないと決めた。翔太は翔太でごくたまに、俺のことを好きだと言ってくれる。ただ、この最愛のツンデレ王子の悪いところは、プライベートの恋愛事情はメンバーには明かしたがらないところ。バレたら別れるとまで言われている。
『俺ってそんなに恥ずかしい?』
『バカ。そんなんじゃねぇよ。ただ…恥ずかしいの//』
そう言って、今みたいに口を尖らせ、白い頬を紅く染める翔太があまりにも可愛くて、その夜はしつこく抱きすぎ、翌日の現場では目を合わせてすらもらえなかった。
◇◆◇◆
「あ、ひかる……もっと」
口では俺を拒みながら、感じやすい翔太はいつだって、抱かれている時は快感に従順だ。
ぐずぐずに蕩けて、口をパクパクさせながら、俺にしがみついている。吐息が甘く、肢体が色っぽくて、そして何より美しくて、俺も加減ができなくなる。
目が合えば唇が幾度も重なり、愛してるよと繰り返し囁く。今夜の翔太は黙ったままだ。それでも上目遣いの視線が甘えていて、気持ちが伝わってくる。ああ、なんて可愛いんだと思う。
翔太が好きなものは、俺の好きなものだし、翔太のことは一番に笑顔にしてやりたい。大切なものを壊さないように、でも、その大切なものは俺を煽って、絶えず誘惑してくるから、むちゃくちゃにして可愛がりたい。
「やっ、、かんじちゃう、、、」
翔太の目尻が紅く染まって、呼吸が浅く早くなってきたころ、翔太の硬くなった肉棒を握り込みながら、後ろから秘所に自身を収めていった。塗り込んだ潤滑油と先走りとで滑らかに飲み込まれていく自身は、翔太の中でまた一段と張り詰めていく。
「おっき!!ひかるぅ、あん、ああん!」
翔太の先端が濡れるたび、きゅうきゅうと押し付けてくるえも言われぬ快感に腰が動く。奥へと抽送する途中で触れる、翔太の弱いところを意識して擦り付けてやる。その度に翔太も甘い声を漏らした。
「ふっ、、気持ちいい。翔太、気持ちいい?」
「あんっ!やっ!あっ!あっ!あっ!」
感じやすい形のいい耳を舐めながら、聞いても、依然返事はない。ただ、喘ぐ翔太の声が行為の気持ちよさを表していた。
「いく、ひかる、、、いくぅ、、、」
前がイキ、中もイク。
俺も我慢できずに翔太の中に放出した。
◆◇◆◇
「〜♪」
昨夜の騒動は何のその。
炊き立てのご飯に、いくらの醤油漬けをたっぷりと載せて、翔太はご満悦でスプーンを口に運んだ。いつも思うけど、翔太は自分のひとくちのサイズがわかってない。ひと通り咀嚼した後で翔太の笑顔の花が咲いた。
「うまっ!!最高!!」
北海道から通販で取り寄せたいくらは、大粒で味も大変によかった。これを食べて収録に臨んだから、つい、口を滑らせてしまったわけだ。
「あんまり食べるとまた顔が浮腫むよ」
「……むぅ。ひかるのくせに生意気な」
でも確かに、と言い、翔太は俺の茶碗に、自分のいくらを半分分けた。
「お前もむくめ」
「笑。変な日本語」
言いながら口へ運んだいくらが口の中で弾けて、俺も思わずうま、と声が漏れる。
「な?美味いよな。また頼もう〜♪」
ちっとも懲りていない可愛い恋人は、今日も笑顔でもぐもぐといくらご飯を頬張っている。
コメント
10件

ひーくんのいくらが100で爆笑してたけど、神作読んじゃったからこんな可愛いエピソードほんとにあったらいいなぁってほっこりした☺️💛💙

かわいいー💛💙 ひーくんのいくらが100のバックヤードにこんなかわいいやりとりが🫣💗 相変わらずしょっぴーのツンデレにデレデレですね🤩