コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
入部してから一週間が過ぎた。俺は本格的に小島さんに恋をしていた。
俺たち一年生はまだ部活で打たせてもらうどころがコートにも入らせてもらえない。毎日外の芝生で筋トレをして、学校の周りを走る。友達には陸上部じゃねーかwなんて言われたりもするけど小島さんがいるからここは「小島ラ部」だ。なんちって、、
この一週間で気づいたことがある。村野にはああいったが小島さんはそこまで小さくなかった。えっと、胸が、、。あれはよく晴れた日だった。いつものように芝生で筋トレをしていた。小島さんはマメで練習メニューをノートに記録していた。芝生しかないので四つん這いで地面にノートをおいて書いていた。
「裕太君!!ちょっと来て」俺はまた光を置き去りにしようとしたが冷静に真顔よりの笑顔をつくって行った。
「このあとって何やったっけ?」と小島さんは腕立て伏せという文字を指を指して聞いた。
「プランクかな、それで…あ、腹筋だ。」
「あ、そーだった!」と言ってノートに書こうと前傾していく。その景色を俺は一生忘れないだろう。その日は暖かく、小島さんは白の半袖Tシャツを着ていた。そのシャツは首が広かったようだ。
低いながらも明らかにそこにはある山。そして浅いながらも山と山の間にある谷。2つの山には同じ位置にほくろがあり、その日の小島さんは紫を着けていた。小島さんが顔を上げる。
「ありがとう!!また教えてもらうかもー」
っぶねー、吸い込まれるところだった。あと1秒顔を上げるのが遅かったらもうその世界に入り込んで戻ってこれないとこだった。そんなことがバレたらもう気まずくて終わるとこだったわ、あぶなかったー、、
「うん、いつでも」何ならずっとここでみていたい!
でもここに居続けるのはまずいかも…少し前かがみになりながら筋トレに戻るのであった。
ある夜、ラインが鳴った。小島さんからだ。
「ちょっと相談したいことがあるんだけど、いい?」
「どうした?」
「裕太君は好きじゃないけど可愛いなって思う子に告白されたらOKする?」
「え、なんで急に?」手が小刻みに震えているのを感じる。
「今日木村先輩が…」
立ちくらみを起こした。いや、座っているからこれは立ちくらみじゃない、でも視界が、、てか木村先輩別にイケメンじゃないやん!!
続く