この作品はいかがでしたか?
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~食堂~(昼食)
エーミールと俺が食堂へ着くと、そこには誰もおらず、静かだった。
ゾム(コイツと席は離して座るか…)
そう思い、 俺が離れた席に座ろうとした時
エーミール「ゾムさんも、一緒にこっちへ座りませんか?」
エーミール「…ほら、先に来た私達が別々だと仲悪いみたいじゃないですか💦」
ゾム(……確かに、不審に思われると後々面倒臭いな)
ゾム「…おん」
俺は渋々エーミールの隣に座り、まだ途中だった書類を書き始めた。
トントン「おっ、お前ら早いな」
トントン「まだ10分前やで?」
エーミール「トントンさんも今日は早いな」
トントン「俺は後で、新人は呼んで来おへんとやから、一旦寄っただけやで」
トントン「……ゾムは書類しとるんか」
トントン「ほんまに真面目やな」
トントン「他の幹部にも見習って欲しいわ」
トントンがやれやれと言ったように、 ため息をつく
ゾム「…別に、普通の事やし」
トントン「その当たり前が出来ることが凄い事なんやで」
トントン「そういえば、今日ゾムは夜仕事あったんやったな」
トントン「どこにいくん?」
ゾム「L国…」
トントン「気ぃつけてな」
ロボロ(放送)
「皆、昼食の時間や」
「食堂に集まれ!!」
トントン「じゃ、新人集めて連れてくるわ」
そう言い残し、トントンは食堂から出ていった。
グルッペン「皆揃ったな」
グルッペン「では、頂きます!」
皆「頂きます!!」
????「なあエミさん、明日一緒に街に行かへん?」
俺の書類が終わる頃、隣からエーミールに話しかけるシャオロンの声が聞こえてきた。 (ゾムは食べながら書類をしてる。)
シャオロン「明日、空いてるやろ?」
エーミール「良いですよ」
シャオロン「マジ!?やったぁ~!!」
シャオロン「…ゾムも明日行かへん?」
エーミール「今日は夜にお仕事あるみたいですよ」
シャオロン「…なら、無理に誘わん方がええか」
シャオロン「じゃあ 、エーミール明日門に集合して行こうぜ~!」
エーミール「分かりました」
シャオロン「なあ、トントン明日なんやけど、エミさんと朝から街に行くから……」
シャオロンがトントンやグルッペンと話し始める。
ゾム(なんで、コイツが答えたん?)
ゾム(そんなに俺と行きたくなかったんか)
ゾム(やっぱり、コイツもアイツらと同じなんやな)
ゾム(さっきの仕事の礼もきっと無かったことにされるんやろうな…)
俺は食事をさっさと済ませ、書類をトントンへ渡し、部屋へもどった。
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