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日本語おかしい
深夜。
れるは何気なくこえの部屋をのぞき、胸がざわつく。
「……あれ?」
灯りは消え、バッグもない。スマホも置きっぱなしじゃない。
嫌な予感が、背筋を冷たくなぞる。
「こえくん……?」
さっきの会話が、頭の中でよみがえる。
――結婚のこと、考えてもええんかな。
その瞬間、顔から血の気が引いた。
「……まさか、聞かれたんか……?」
れるはすぐにゆうへ電話をかける。
「こえくん見てへんか!? 家におらんねん!」
驚くゆう、続いてくにとこったろも合流。
「落ち着け。最後に様子おかしかったのは?」こったろ
「さっき……れるたちが話してたとき……」
「それやろなぁ……」くにがため息をつく。
れるは唇を噛む。
「れる、ちゃんと本人に言うつもりやったんや……勝手に決める気なんか、これっぽっちも……」
焦りと後悔が胸を締めつける。
ふと、ゆうがつぶやく。
「……これくんさ、不安なとき、安心できる人のとこ行く癖あるよね」
その言葉で、れるの脳裏に一人の顔が浮かぶ。
「……ないこ」
インターホンが鳴る。
部屋の中で、こえはびくっと肩を震わせる。
ないこは落ち着いた表情のまま扉へ向かう。
ドアを開けると、そこには息を切らしたれるが立っていた。
「……こえくん、ここにおる?」
一瞬の沈黙。
ないこは静かに答える。
「いるよ。でも――」
その視線は、試すようでいて、優しい。
「ちゃんと話す覚悟ある?」
れるは、迷わずうなずく。
「ある。逃げへん」
部屋に入った瞬間、こえと目が合う。
泣きはらした目。赤い鼻。震える指先。
胸がぎゅっとなる。
「……なんで、れるに言わんかったん」
震えた声は、怒りじゃない。
不安と寂しさが滲んでいる。
れるは、ゆっくり近づく。
「言うつもりやった。ちゃんと、目見て。れるは……」
深く息を吸う。
「こえくんと結婚したいって、相談しとっただけや。どうしたら、ちゃんと幸せにできるかって」
こえの瞳が揺れる。
「……勝手に決められるのかと思った」
その一言に、れるの胸が痛む。
「決めるんは二人や。れるひとりちゃう」
静かに、そっと手を伸ばす。
「れるは、お前と一緒に未来考えたいだけや」
こえの指先が、少しだけ触れる。
迷いながら、でも離れない。
「……ちゃんと、俺に聞いて」
「うん」
「置いていかないって、言って」
れるは、今度は迷わず言う。
「置いていかへん。一緒に行くんや」
その瞬間、こえの涙がぽろっと落ちる。
でも今度は、不安の涙じゃない。
ないこは、そっと立ち上がる。
「じゃあ、若い人同士でちゃんと話しな」
静かに別室へ下がる背中は、どこか安心したようだった。
れるは、ゆっくりこえを抱きしめる。
強くしすぎない。
でも、逃げ道は作らない。
「怖がらせてごめん」
「……寂しかった」
「ごめん」
こえは小さく笑う。
「でも、結婚は……ちゃんとプロポーズしてよね」
れらは目を丸くして、次の瞬間、くしゃっと笑う。
「任せとけ」
部屋の中は、さっきよりずっと温かい。
夜はまだ明けない。
でも二人の間には、確かな光が灯っていた。
続く。
ℛ𝒶𝒾
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コメント
1件
え〜〜〜!!😭💕 めっちゃエモかった……!! 「置いていかないって、言って」のとこで泣きそうになったよ…れるの「一緒に行くんや」に全部詰まってるよね…!! ないこ先輩の距離感も良すぎるし、こえの震える指先とか表情の描写が細かくてグッときた…!!🥺✨ 不安と寂しさが溶けて温かい空気に変わる感じ、すごく好きだよ…!!続きが待ちきれない〜〜!!🌸💕