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司類  R18

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司類 R18

5 - 第5話 二重人格者

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2025年11月02日

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🤖「大切な、幼馴染なのに…」














いつも、あの夜のことが夢のように感じる。



いつか忘れてしまう、夢のように。


















🤖「昨日の夜…?でも司はもうやめるって自分から言ってたじゃん、」


🎈「そうだね。だけど、人格が変われば記憶もなくなるんだろう。実際、今の司くんは夜のことを気づいていないみたいだし、」


🤖「え…?! っていうことは、」


🤖「自分で宣言しても、何も出来ないじゃん…」


🎈「…そういうことに、なってしまうね」


🤖「でも、類も言ってくれれば良くない?夜になる前に…」


🎈「…夜、いきなり押しかけてきたんだ」


🤖「…………は?」


🎈「夜の9時ぐらいに、インターホンが鳴って。見てみたら司くんだったんだ。」


🤖「連絡する隙もなく、始めたの、」


🎈「…そうだね。」


🤖「……じゃあ、あの血はッ!」


🎈「あれはッ……やってる時に出たんだろうね…。」


🤖「そんな、 他人事みたいな言い方ッ!」


🎈「…分からないんだ、。自分でも」


🤖「……え?」


🎈「あの時のことが、寝てる時に見る夢みたいで。時間が経てば忘れていくような、」


🤖「……は、?」


🤖「なんで?…なんで?!」


🤖「類にとっては、辛いことなんじゃないの?!、嫌なんでしょ?!なんで…」


🎈「………すまないね、」


🍬「寧々ちゃん…?」


🌟「大きな声が聞こえたが…大丈夫か?」


🤖「あ……」


🤖「類ごめん。それに、2人も。

ちょっと取り乱しちゃって……。」


🌟「なっ?!何かあったのか?」


🤖「あ……えっと…」


🌟「?」


🤖「司は…自覚ないの、?」


🍬「ほえ?」


🤖「昨日の夜のこと!」


🌟「……え、?」

















昨日の夜……?


それはもちろん、オレの家で、普通に過ごして…














………なぜ、朝起きた時に類がいた?










なぜ、類の部屋に……………いた?














🤖「忘れたとは、言わせない…ッ!」


🎈「ね、寧々ッ!落ち着ッ


🤖「類がどんだけ辛い思いしてるか分かってるの?!覚えてない、忘れた?ふざけないでよ!!!自分で言ったくせに!!自分で、もうやめるって……! 」








🤖「……言ったくせに、、((泣」










🌟「………すまない。」


🌟「やったのはオレだ。だから口答えする権利はないんだが……言わせて欲しい。」


🌟「オレは類とやった記憶は無い…

どれだけ謝っても、何をしてこうなったのか、どうして夜、類の部屋にいたのか…

分からないんだ。」


🤖「ッ…」


🍬「寧々ちゃん、司くん、なんのお話してるの、…?」


えむくんが心配そうな顔で2人をみている。


🤖「えっと…司が、無意識に、類に…ちょっと嫌なことをしちゃってて……」


🤖「でも自覚がないから…どうするかってことで少し揉めちゃってるの。」


🍬「……そうなんだ、」


🍬「類くんはどう思ってるの?」


🎈「え?」


🍬「司くんにされたこと、嫌なの…?」


🎈「自分でも……分からなくなってきてるんだ。最初は悩みだったんだけど、だんだん、記憶が曖昧になっていって……」


🍬「記憶が…あいまい…、?」


🍬「それってもしかして…!」


🤖「えむ!何かわかるの?!」


🍬「類くんは二重人格なんじゃない?!」




🤖「…………え?」


🍬「およ?違った?」


🎈「………どうだろう、、」


🎈「司くんは、どう思う…?」


🌟「……?」


🎈「その…違和感を感じたり、とか」


🌟「……覚えてないな、」


🎈「そうだよね…」



















類が二重人格…???


そんな、そんなはずない!


類には司と違って記憶もある、


なにより、それが類の悩みだったから相談に乗ったのに!


私は本気で心配してたのに…?
















🤖「全部、無駄だった、?」

🎈「寧々…?どうしたんだい、」


🤖「私が心配してきたことは、全部無駄だったのかって言ってんのッッッ!!!」


🎈「?!」


🍬「寧々ちゃんッ!落ちついッ


🤖「今まで沢山相談に乗ったのに、本気で心配した!何が起きても私が何とかするって、覚悟までしてた……なのに…」


🤖「全部、無意味だったの……?(泣 」

🎈「………、」


















寧々の言うことは確かだ。


僕は最初、本気で悩んでいた。


本気で改善したいと、もうしたくないと…



あれ、、



何で、今は悩みじゃなくなった?


何で、楽しいと、気持ちいいと感じた?


もっとしたい、司くんとしたい


司くんとするのが、楽しくて仕方なかった






そんなわけ……






🎈「そうだね、寧々」


🤖「…?」


🎈「今まで寧々がしてきたことは、無意味…無駄だったということだね」


🎈「でも、もういいじゃないか」


🤖「は、?」


🎈「本気で相談に乗ってくれただろう?

でも、僕の悩みは無くなって、寧々も嬉しいだろう?」


🤖「類、、?」


🎈「だからそうやって今更怒る必要は無いんだよ!寧々は優しいからね。気に負いすぎてッ


🌟「類ッッッ!!!!」










意味がわからない。


僕は謝りたかった。寧々に謝りたかった。


なのに、口から出るのは煽り文句ばかりで


謝っても許されないだろうか。


僕は、なんて酷いやつなんだ……


謝りたい。寧々に謝りたい……



ごめん、寧々…酷いこと言って………










🎈「う゛ッッ!」


ーバタッ


🌟「……は、?」


🤖「類ッ?!」


















あたしが中学生くらいのとき、


国語の授業で賞を取った小説の感想文を書く授業があった、


そこで、二重人格者がいることを知ったんだ。


類くんが、いきなり寧々ちゃんに笑顔でちくちくしてる言葉を言ったのも、


司くんにストップってされたあと、


急に頭を抱えて倒れちゃったのも。




ぜーんぶ、二重人格者の特徴なんだ。

















🎈「……う、」


🍬「類くんっ!」


🎈「……えむくん、かい、?」


🍬「そうだよっ、大丈夫…?」


🎈「すまないね……迷惑かけて、」


🎈「寧々と、司くんは…?」


🍬「いろいろあったから外で休憩してるよ。あたしが呼んでこよっか?」


🎈「いいや、大丈夫だよ。」


🍬「でも…そろそろ帰ってくるかも!」



ガラガラ



🤖「類?」


🌟「類ッ!」


🎈「司くん、寧々!」


🤖「類、大丈ッ


🎈「本当に、すまなかったッ…!!!」


🤖「え、類…?」


🎈「謝っても許されないことかもしれないけど、本当に、、すまなかった……ッ」



感情が昂って、寧々の腕を掴む。



🌟「落ち着け!類!」



















本当に僕は何をしているんだろう、



寧々を煽り、いきなり倒れて迷惑をかけては



起きて早々話を聞かずに謝ってばっかりで、










もう、どうすればいいんだ……

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