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暴力組短編集

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1

ケーキバース_brshk

♥

700

2024年02月06日

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ケーキバース


ケーキバースです


オリジナル設定

・フォークの存在はバースというより病気として存在している

・まだちょっと差別残ってる

あ、学パロっす


⚠️注意⚠️

nmmn

ご本人様には一切の関係がございません

小説初心者

キャラ崩壊注意

sha、br共に変態感ある

ぐだぐだ

地雷さんは🔙

――

「ぶるーく!ご飯食べよ!」

「ん、いーよ」

今日も今日とてシャークんが満面の笑みで僕を飯に誘う

でも最近はちょっとご飯の時間が憂鬱、

なんでかってご飯の味がしないから何食べても美味しくない

(ここ3日くらいずっと続いててそろそろ病院行った方がいいかと思ってる)

でも!でもだよ!片思い中のシャークんがこうやっていっつも僕だけをご飯に誘ってくれるのはめちゃくちゃ嬉しい

「なにぼーっとしてんだよ」

「あっは、ごめんごめん食べよ。いただきまーす」

うわぁっ、やっちゃった!シャークんに見惚れてぼーっとするやつ

最近可愛いだけでなくいい匂いまでするんだよね

甘くて美味しそうな、

どっちかって言うとこんな味のしないパンよりシャークん食べたい

やば、流石に変態すぎか?

「お前さぁ、また菓子パンだけかよ。しかも最近少なくね?」

「あー…最近食欲無くて…そういうシャークんはいつもお弁当で美味しそうだよね」

えへ と笑ってシャークんに話題を持っていく

「だろ?毎朝俺が作ってんの!」

え、待って待って、シャークん料理できるの

しかも何その自慢げな笑顔

はぁーーー…もう神

「ん?顔抱えてどした?やっぱ男が料理とか引いたか、?」

「や!引いてない引いてない!!!いつも弁当凄い美味しそうだし!!僕も食べたいなって言うか!!作れたらいいなっていうか!!」

「え、!食いたいってまじ!?じゃあ明日から作ってくるわ!!」

は、つく、る、?

めちゃくちゃ嬉しいけど味しなかったら嫌だし美味しく味わえなかったら申し訳ない

「いや、いいよそんな、大変だろうし」

「大丈夫だって!俺の分のついでに作るだけだし!」

とうするぶるーく、シャークんはこう言っているしもう作って貰えばいいんじゃないか?

いや、ぶるーく、俺は今、シャークんの弁当を味わえない

そうだなぶるーく、しかしシャークんに感謝して好きな人が作ったものだと思えばなんでも美味しいのではないだろうか

一瞬で脳内会議を済ませ出した答えは

「ん〜じゃあ、そこまで言うなら」

「よっしゃ!」

「なんでシャークんが喜んでんだよ」

「確かにw」


――

《放課後》

ん〜、もう3日も味しないし、そろそろ病院行った方がいいのかなぁ

つっても何科受ければいいか分からんしなぁ

調べてみるか


『何の前触れもなく味覚障害が発症した場合“フォーク”の可能性があります』


…フォークってあの人を食べるっていう病気…

こっっわ、見なかったことにしよ

えーと、近くの病院は….

――

《次の日》

結局あのあと病院には行ったんだけど、検査の関係で結果は1週間後と言われてしまった


4時間目が終わってようやく楽しみなシャークんのお弁当!

味はしないと思うけどシャークんの手料理ってだけでなんだか美味しい気がする!

「シャークん!!お弁当食べよ!!」

昨日とは打って変わってるんるんとシャークんの方へ近づいていく

「なんか元気なさそうだけどどうかした?」

俯いていて少し頬が赤らんでいるように見える

「あ、ぶるーく…大丈夫、はいこれ弁当。」

「ありがとぉ!いただきまーす!ってシャークんは食べないの?」

「食べる食べる、いただきまーす」

蓋を開けるとそこにはいつものシャークんの弁当と同じように色とりどりな野菜ときらきらとタレが輝いている肉とちょっとだけ冷凍食品が入っていた

とりあえず肉を取って口に入れる

「うまっ!!!え、めちゃくちゃ美味しい!!!」

「ッありがと…/」

味がする、肉の味って感じでは無いが肉よりこの味の方が美味しい

それどころか今まで食べたものの中で1番美味しいかもしれない

肉以外もバクバク食べたけどどれも美味しかった

「ご馳走様ッ!!!!めっっっちゃ美味しかった!!!」

「ありがと…」

ちょっと照れくさそうにそっぽを向いてしまったのも愛しくて堪らない

この気持ちが爆発するのも時間の問題かなぁ


――

《1週間後》


「broooockさん、診察室にお入りください」

「はーい」

あれから毎日シャークんの弁当を食べて、それは美味しかったんだけど他のものは一切味がしなかった

そして一週間が経ってようやく結果が出たらしい

「broooockさん、あなたはフォークという病気でした」

…………

「…はい?」

フォークって前に調べたあの…

「いやいやいや、僕最近たまに味感じるし違うんじゃないですか?」

あまりにもショックで誤診ではないかと一応確認してみる

「味を…?それって誰かの手料理とか…?」

ちょっとドキッとしてこくこくと頷く

「あー……順を追って説明しますね」



――


先生によると

“フォーク”という病気は食人病ではなく”ケーキ”と呼ばれる人とその人の体液にしか味を感じなくなる病気らしい

フォークにとってケーキはこの世のものと言えない程美味しく、それを求めた結果食べてしまう人間が一定数いるらしい

あとフォークはケーキから甘い匂いを感じるようで、シャークんのお弁当だけ味がすることも含めシャークんはケーキの可能性が高いようだ


頭の中を一旦整理しようと頑張ってるけど、ずっと後ろの方でシャークんを食べちゃったらどうしようとか、シャークんのお弁当が味あったのはなんでとかずっとぐるぐるしていて落ち着かない

抑制剤をきっちり飲めば欲求が必要以上に高まることはないらしいけど、僕って薬を毎日飲むとか苦手だし…


だぁぁっ〜!!考えてもしょうがないし明日シャークんに聞いてみよ!!!!!


――



「ぶるーく!これ弁当!今日はスパゲティ入れてみたんだぁ!」

といつものように(元気なかったのはあの日だけみたい)シャークんが寄ってくるが今日の僕は違う

めちゃくちゃ覚悟を決めて自分がフォークってこととかシャークんがケーキかもしれないってことを言うって決めているのだ

「ありがとぉ!……シャークん、お弁当の前にちょっと話したいことあるんだけどいい?」

「いいよ、」

真剣な雰囲気を感じとったのか少し空気が重たくなる

幸いなことに(多分書き主の都合的になんだけど)教室には誰も人が居ない

「えっとね、昨日病院行ったんだけど」

「病院…!?大丈夫か…!?」

僕のことを心配してくれているのかちょっとだけシャークんの顔が青ざめた気がする

「体調的には全然大丈夫なんだけど一週間半前くらいからかな、味がしなくって」

「うん…俺の弁当も…?」

「や、シャークんの弁当は美味しかったよ、ほんとに世界一」

「…嘘じゃん」

本当にちょっとずつなんだけどシャークんが泣きそうになって来ている気がする

声が震えているような低くなってるようなそんな感じ

もう抱きしめたい、めちゃくちゃ抱きしめたい

そんな衝動を堪えて話を続ける

「1回聞いて、?病院でフォークって診断されたの。フォークっていうのはケーキって呼ばれる人にしか味を感じなくなるんだって」

言葉が詰まりそうになるが最後の一言を口に出す

「シャークん、お弁当になにか入れた、?」

……………

………………

暫く沈黙が続いたあと、急にシャークんの顔が青ざめていって、目から大粒の雫が零れ始めた

「ごぇっあさっ……いれ…たッ……ごめなさッ…」

嗚咽に混じって何回も謝られる

目から溢れ出ている雫が美味しそうで仕方ない

舐めたらどんな反応するんだろ

びっくりして泣き止むかな、

「ペロッ」

って右頬から流れる涙を全部舌の上に乗せた

「あまっ、…怒ってないから、泣かないで」

「ぇぐッ…ヒッ……すき…なのぉっ…ぶるっ……くが、」

泣き止むどころかさらに涙は溢れ、思いもしなかった言葉にこっちがびっくりして固まってしまう

え、?好きって言った?意味あってる?

てっきり体液入れるとか冗談か嫌がらせかと思ってたけど好きなの??

「だ…からっ…せぃぇき…いれ…たッ…ごぇあさッ…きらわないで……」

え、…せい、えき…?って漢字が精に液のやつ?

顔をぐしょぐしょに濡らしながら語られるシャークんの言葉に脳が追いついていかない

「僕も…好きだよ…?」

脳の理解が及ばないままその言葉は出ていた

「ひッぐっ…うそ…ぐすっ…」

「嘘じゃない、ほんと」

もうそろ人が帰ってきそうだしすぐには納得してくれなさそうなので少し強引に行ってもいいかな、

っていうのは建前でこんなに泣きじゃくって可愛いシャークんは初めて見るからどうにかしたくて仕方がない

絶えず嗚咽をあげる口に食べついて舌をねじ込む

口の中はすごく甘ったるくて、でも嫌な甘さじゃなくてずっと感じていたい

「チュク…ンチュチュク」

「んッ……//ふっ…ぅ…♡♡」

息が続かなくなったのかバシバシと叩かれ口を離す

「ぷはっ…♡はぁ…はぁ…♡」

さっきとは違う感じの蕩けた涙目で頬は赤く染まっていて如何にもえろい顔をしている

「どう?嘘じゃないってわかった?」

「わかっ…た………けど、ひかないの?精液いれた俺のこと…」

うっっ…精液だけ小声になっちゃうシャークん可愛い

「ひくわけないじゃん、何されてもむっちゃ好き。てか最近味覚なかったのに美味しいもの食べられて良かった。そりゃ、シャークん以外だったらひいたかもしれないけどさ」

「……好き」

「知ってる、僕も好き。だから付き合お?」

「よろしくお願いしまっ…ぅう”……ヒグッ」

「えっ、えっ、嫌だった?」

と口では言いながらも溢れ出る雫を落ちるより先に舐めとる

「ちがっ…嬉しくてっ…」

「はぁ…もう今日帰ろ?」


――


《あとがき》

白尾の方では初めまして〜!!

つなと申します!!

こんな初心者の小説を読んでいただきありがとうございます!!

途中でbrさんに憑依する能力が切れてますね()

これからこっちの世界でも小説出して生きていく予定なんで仲良くしてくれたら嬉しいですよろしくお願いします〜!!

初め2000字ちょいくらいで終わるかなって思ってたんですけど注意書きあとがき含めて4000字、今行きましたね((()

性癖は両片想いと受けの泣きと小スカですよろしくお願いいたします(?)

おまけで数ヶ月後の話です。どうぞ


――


あれから味覚は戻らないけどよくシャークんが美味しいものを食べさせてくれるし、夜も何回かシたし(最近は週1位で今日がその日だけど)満足な日々を送っている

ぼーっとして今日のシャークんのお弁当どんなのだろ〜とか考えてたら4時間目が終わっていた

「ぶるーく!弁当!」

「待って今行く!」

と廊下へ2人で出て人気のない場所に行く

教室から食べる場所を変えたのだ

何故って?食後のデザートがあるから

美味しいんだよ〜!食後のデザート!

ニマニマしながら歩くといつもの場所に着いた

「いただきまぁす!」

いつも通り野菜と肉の比率のいい弁当を口に入れると味はいつもと違っていた

食材そのものの味になっていたのだ

え、味覚戻った?

こんな急に?もうシャークん美味しくないの、?

試しにお茶を口に流し込む

え〜味しない。ってことは?

「シャークんなんか違うもの入れた?」

「ぎくっ……」

口で言うか?普通

「その、今日、ヤるじゃん……いっぱいできるように残しといた方がいいかなって……唾液にした」

あーあーそっぽ向いちゃった

そっち向いても耳まで真っ赤なのは耳で分かるんだけどなぁ

可愛いからよし!

「それって僕のためかシャークんがいっぱいしたいからかどっち?」

「どっ…ちも」

「へぇ〜、なんかね唾液だとちゃんと元の食材の味がする。シャークんの料理こんな味だったんだね、美味しい」

「ありがと…」

でもなぁ唾液は唾液で違う味したしなんで味変わるんだろ

ずっとその謎を考えながらご飯を食べ、食べ終わったので調べることにした

その間シャークんは恥ずかしさが抜けないのかずっとそっぽを向いていた

「シャ〜ク〜ん?」

って呼んでみても

「なに、」

って返事だけ、可愛いけどちょっと寂しい

調べた結果はと言うと

唾液を入れたものの味を感じさせるケーキもいるらしい

その条件がフォークから愛されてると感じること、そしてケーキもフォークを愛していることが長く続くこと

(長くの長さは個体差があるけどそれによって愛の冷めやすさも左右される訳では無いらしい)

………は”ぁぁ”好き

これシャークんには言わないでおこ

もう照れて唾液入れてくれなさそうだし

「ぶるーく、なんでなのか分かった?」

スマホ画面と向き合いながら悶えてたらシャークんがいつの間にかこっちを眺めていた

慌ててスマホの電源を切る

「分かんないって〜、それよりデザート食べたいなぁ」

せっかく赤さがひいた頬をまた赤くして口をちょっと開いて

「ん、ろーぞ」

って言った口に舌で深く絡みついた

この作品はいかがでしたか?

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