初の単体任務。
緊張で心臓がバクバクする。
今気付いたけど、負けたら、死ぬんだよな…
「ピッ♪」
ん、?通知?
協会からの通知です。
これより魔法協会経由で行くダンジョンにEランク。Fランク。様たちが行ってもらいます。
ダンジョンには5人のパーティーで行ってもらいます。
尚。このダンジョンは8階建て構造です。
ダンジョンって、あのダンジョンか、?
別世界にあり自然生成される建造物、
任務は後ってことか
よし、魔法協会に急ごう。
魔法協会にて
「これよりEランク。Fランク。メンバーの実力テストを実行する。」
「8階建て構造のダンジョンだ。」
「ダンジョンの3階に置いたある物を取ってきてもらう。」
ある物、??
「パーティーを順に発表する。」
「まずは…」
「白脱 神宮寺 鏡音 鳴神 」
「お前らは4人パーティーだ」
え、
4人、??
てか神宮寺さんってさっきいたヤクザみたいな奇抜な人だった気が、
鏡音って、あの鏡音家の、?
( 鏡音家とは、江戸時代から偉大な権力を持っている貴族である )
息子さんかな、?
「おら、行くぞ。」
奇抜な人が話しかけてきたので固まりながら返事をする。
「ハ、ハイ」
「足は引っ張らないでくださいね。」
「あ?テメェこそだろ。」
ヤクザと鏡音さんの間に雷が、、
ダンジョンにて。
「3階に急ぎましょう。」
「いや、待ってくれ。」
さっきまで話していなかった鳴神、?っていう人が言い出した。
「なんだ?」
「いや、入り口が、無くなってる。」
「は?」
どうやら入り口が消えたそうで、少し焦った。
「入り口は絶対にあるはずだ。」
「ダンジョンは入り口があって成り立つ。」
「無くなることはない。」
「結界を張って見え無くすることはできるけどな。」
僕は自分の知識で言った。
「お、おう、」
奇抜な人はあまりの僕の圧に少し驚いているように見えた。
グラグラッ
「なんか揺れてねぇか、?」
「これは、やばい、」
ドコッ
下に穴が空き、4人諸共落下した。
「いってぇ、」
「大丈夫かお前ら。」
「私は大丈夫ですが、白奪さんは」
「僕は大丈夫だ」
「結構落ちましたね、」
僕は気付いた。さっきとは格の違う威圧感。
「此処は恐らく8階だ、」
「8階、!?」
予想外の発言に皆が驚愕した。
「うぉっ、ウェーブだ、」
「え、?ウェーブ、?」
バンッ
ウェーブは倒れた。
詠唱なしで火炎魔法を、?
「白奪さんには触れさせません。」
どうやら鏡音が放ったようだ。
「あ、ありがとうな、」
「それより、なんでウェーブが居るんですか?」
「え?いやダンジョンだからだろ。」
鳴神はそういうが、
「私の知識内では、ウェーブはダンジョンに居ないはずなのですが、」
「あぁ、そうだ。ウェーブはダンジョンに生息していない。」
そう。ウェーブはダンジョンに生息していない。
「さっきから地震と言い地崩れと言いウェーブと言い、入り口が無くなると言いなんかおかしくねぇか?」
「だな。地震も地崩れもダンジョン内では起きない。魔術で構造された建造物だからな。」
「一刻も早く上へ急ぐぞ」
「わかりました!」
僕もダンジョンに来るのは初めてで、2階までは本で見たが、それ以降は見ていない。
でもある程度知っているので知識はある。
「んで、どうやって上行くんだよ。」
「多分階段がある。別室にある場合もある。」
「は?探し用ねぇじゃん。」
「片っ端から行くしか無いだろ。」
「じゃあ、まず此処だな。」
そう言いながら扉を勢いよく蹴り開ける。
そこには大量のコンピューターがあり、モニターにはダンジョンの所々が映されていた。
「なんだよ、これ、」
コメント
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なんだこれ~、始めて見たー