テラーノベル
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次に、村全体が変わった。
誰かが怪我をすれば、エナを呼んだ。
揉め事があれば、エナを立たせた。
決断が必要なときも、迷いが生じたときも。
「エナがいるから大丈夫」
その言葉は、祈りだった。
同時に、思考放棄だった。
エナは忙しくなった。
でも断れなかった。
断る理由が、なかった。
助けたいと思っていた。
愛されていると、信じていた。
だから笑った。
だから頷いた。
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