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ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

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ダンディー・ダーリン「年上の彼と、甘い恋を夢見て」

14 - スーツをスマートに着こなした、絵になる彼の正体 -14-

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2024年06月23日

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フロア毎の表示を目で追っていたら、2階にビュッフェとあって、


「ビュッフェって、何があるんだろう……」


と、エレベーターでビルの2階へ上がってみると、フロアの半分が食事スペースで占められていた。……随分と規模が大きいけれど、もしかして、これがいわゆる社員食堂なの?


セキュリティカードを提示すると、


「こちらは、全て無料になっていますので、どうぞお好きなものをお召し上がりください」


入口に立っていたソムリエスタイルのスタッフの方に、中へと招き入れられた。


──ビュッフェのコーナーにはご飯類や副菜だけじゃなく、サラダやドリンクバーまで揃っていて、その品揃えの多さには目移りがする程だった。


「これが、全部無料だなんて……」


オムライスにフレッシュな野菜サラダに、デザートのプチケーキにと、プレートに食べたいものをあれこれと盛り合わせて、窓際の席に着いた。


窓から外を眺めると、何人ものビジネスマンがビルを出入りしているのが見えて、この会社の活気がひしひしと感じられた。


「蓮水CEO……こんなにすごい会社のトップな上に、どこまでも格好が良くて、本当に完璧すぎて……」


呟いて、付け合わせのプチトマトをフォークで口に入れる。


「……だけどあんなにも完璧なのに、さっきみたいに垣間見えるちょっとした隙のような感じに、ぐっと惹きつけられてしまうっていうか……」



きっと活気あるこの会社の雰囲気も、蓮水さんの人柄があってこそというのは、やっぱりあるんだろうなと素直に思えた……。

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