テラーノベル
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この世には、いつも、いつでも光り輝く主人公がいる。
その人たちは優しくて、顔が良くて、幸運かばかりが降り注ぐ。
ただその主人公が輝く舞台を作るのは、私たちの様なモブしかいない。
これは、そんな考えを捻じ曲げる人物に出会い、変わっていく私のお話だ。
「…」
青い光が差し込む教室の窓辺、
自分の席に座って本を読む私と、私の机に腰掛ける不良。
いやいやいやいや、ちょい待て、?
何で勝手に人の机に座ってんだよ、、やばい奴じゃん。
心の中で死ぬほど引いてた。
そうしたら、
『なにぃ?なんか文句でもあんの?w』
『ねぇねえ聞いて~、なんか不審者に声かけられたのぉ~』
「やっべ、声に出てた、?」
『、はぁ?』
ヤッベ、声に出てた。
てか不審者って、、弄り古くね、?
『………そっかぁ!ごめんねぇ!どくわぁ』
やけに素直だな。
驚いてたら、教室のドアが開く。
『…はぁ、、お前ら、座れよ~、今日は校長が観に来る日だからよぉ、頼むわ』
『教科書の35ページ開け~じゃあここn……
暇。
いやいやいやいや授業下手かよ、
めっちゃ眠いんだけどぉ、?
さっきの不良でただでもイラついてんのに、
私とおんなじモブなのに、何で自分が主人公だと思い込んでんだろ?
…ねよ。
どうせモブがいい点取っても、虐められるだけだし。
「おやすみなさい」
『あ”ぁ、?星街ぃ、ねみぃのか?』
『まぁお前が寝てても校長は気付かねぇか、あいつ目ぇ悪りぃし、、』
コイツ、教師としてじゃなくて人間として大丈夫なのか、?
…あぁ、窓辺はいいな。
冬は地獄だが、今みたいな春は暖かい。
日差しを感じられるのは最高だ。
『きろ』
『起きろよ』
「…んぁ、?」
『いつまで寝てんの?もう放課後なんですけどぉ?』
「…あぁ」
何なんだ、、?
急に話しかけてきて、、
てか、何で今まで誰も起こさないんだよ、!?
『あのさぁ、うちらってぇ、友達じゃん?
でさ、ウチ今日ばあちゃん死んじゃってさぁ、時間ないから、掃除当番変わってくんない?』
「え、?嫌なんですk『はぁ?』
『ごめん、ねぇちょっとまって、、何で拒否権あると思ってんのぉ?』
…いじめやん。
まぁ、いっか、?
予定なんて無いし。
「分かりました。」
『、だよねぇ?』
何で得意げなんだよ頭下げろよ?
変わってやんのに?
私が、たいっせつな人生の時間削って掃除肩代わりしてやんのに?!
「…ありえねぇ」
すぅ、、待って?
そういや私前からいじめられてね?
朝靴に石入ってたし、、
いやそこは画鋲入れろよ、!
なんか欠けてんだけど?
「はぁ、何でモブ同士で争うかな?」
「もしや縁起の一環か?」
「いや再現度ビミョ過ぎだろわろてまうて!」
と、一人で芝居を打ってたら、、
「ぇ、、なんかヤバい人いるんですけどぉ?!」
「え、何で人いるん」
「え?」
「え」
あ、あぁ、
終わったぁ______、。
コメント
2件
来たーーー この後の話が楽しみだ