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ジューン・シューマッハの元ネタはミハエル・シューマッハ。 元F1ドライバーで、7回チャンピオンをとっている。
スクーデリアローマの凱旋門賞は、3着という結果に終わった。
しかし、確実に1着は行けたと思っていた人はこんな噂を…
「ローマ、今までの走りは嘘だったのか?!」
「全てのレース、偽りだったのかよ!」
「なんだよこれ!!」
新聞の表紙は…
「…許せねーよ!全部が偽りだなんて信じられるかよ!!!!」
三井は怒りが現れ、新聞をくしゃくしゃにして投げた。頑張ってきた出来事をこんなことにするのは有り得なかった。
「ローマ、凱旋門賞お疲れ様!」
「…テイオー、うん」
「…ボクも勝てると思ってたけど、厳しいことを改めて知ったよ」
「引退しようか悩んで、暗黒期になったことでしょ」
「…まぁそうだけどね」
「…あれ…テイオーの顔がしっかり…見え…無い…」
「ローマ?」
「…あぁぁぁぁ!!!!」
「ローマ?!ローマ!!!!」
保健室
「ローマ、大丈夫ですか?」
「体調に問題はありません、ゆっくり休めば大丈夫ですよ」
「良かった!」
「ローマ!!」
「ローマのトレーナー?!」
「…やっぱり」
「え?」
「そうなんだ…そんなことがあったんだ」
「ローマを名付けた人がF1のレーサーらしいんだ、思い出すと頭痛が走るんだ」
「ローマを名付けた人誰なんだろう?」
「その手がかりがないとな、分からないんだよな」
「……ん?」
「あっ、ローマ起きたよ!」
「…テイオー?トレーナーも?」
「ローマが倒れた時、テイオーが背負って保健室まで来たんだぞ」
「そうなの?ありがとうテイオー」
ガラガラガラ
「ローマ、いる?」
「ユリノ先輩?」
「ユリノ、ローマ起きたよ!」
「…ローマ!」
ユリノは起き上がったローマを抱いた。
やっぱりユリノ先輩は優しいな。ストレスがだいぶ無くなるよ。
「…凱旋門賞、かっこよかったよ」
「ありがとう……私、ダメだった…勝てなかったよ…」
「…あ!」
「どうした?」
「ローマ、良かったらボクの部屋に1泊しない?」
「え?」
「実は…マヤが____」
『え?ローマと1日だけ一緒にいたい?』
『うん!ローマちゃん、優しいしかっこいいし、あと、素敵な大人になるためとか聞きたい!』
「そんなことがあったのか」
「…いいんじゃない?」
「いいの?!じゃあ決まりってことで!」
「私栗東寮の中の部屋行ってみたかったし」
「ヒシアマゾンに許可を得てから行けよ!」
「分かってるって!」
そして、ヒシアマゾンが宿泊の許可を得られた。
栗東寮
「ただいま〜!」
「おじゃまします」
「おかえり、ローマちゃんもようこそ!」
フジキセキ
栗東寮の寮長。マジックが得意で他のウマ娘達に頼りがある。チームリギル所属
「ローマちゃん!来てくれたんだね!」
「はい!」
「寮に来るなんて珍しいわね」
「あ!ローマちゃーん!!」
「うぉ!!」
勢いよくマヤノトップガンがかけてきて、ローマに抱いた
「ローマちゃん!いらっしゃい!」
「来たよ!マヤノ!!」
「ねぇねぇ!ボードゲームやらない?マベちも一緒だよ!」
「やろう!でも、荷物置いてからね!」
「はーい!」
ローマは手荷物をテイオー・マヤノの部屋に置き、一緒に遊んでいたマーベラスサンデー達と一緒にボードゲームなど色々遊んだ!
ローマはスペシャルウィークと話していた
それは風呂上がり後
「ふぅー!こんなーぼボードゲームで楽しく遊んだの初めてだよ!」
「ボードゲームあれが初めてやったの?」
「うん、私車とか大好きでトレーナーが元レーサーだったから関係者とかに特別にレースカーを見れるからね」
「えぇ!!ローマちゃんのトレーナーさんレーサーだったの?」
「声が大きいですよスペ先輩!」
「ごめん…」
「…私、凱旋門賞の前、頭痛になってしまって」
「そんなことがあったんだ…」
「レースしたあと、通路で大泣きしちゃって」
「あんなに泣いたローマちゃん見たの初めてで、私もつい泣いてしまって…」
「…そしたらね、夢の中で私を名付けた人が現れてね」
「名付けた人?お父さんお母さんでは無くて?」
「そうじゃないんです、早くその謎を解明したくて」
「分かるといいね、その人の名前」
「はい…」
テイオー・マヤノの部屋
「テイオーの部屋ってこんな感じなんだ」
「そうだよ!」
「ローマちゃん!恋って知ってる?」
「恋?それって胸が熱くなったり、顔が真っ赤になったりするのかな?」
「テイオーちゃんは恋とか知らないんだって!」
「カラオケで恋はダービー歌ってるのに?」
「ボクだって恋のひとつくらい知ってるよ!」
「例えば?」
「うーん、レースに勝った時、胸が熱くなることかな?」
「それは恋じゃないよそれ!ただ期待に胸を膨らます出来事でしょ!」
「それ違うの?!」
やっぱりテイオーは恋を知らなかった
ブルルルルルルル
「トレーナーからだ、もしもし?」
『ローマ、もしかしてだけど名付けた人ってジューン・シューマッハかな?』
「ジューン・シューマッハ?」
『元F1ドライバーで、しかもスクーデリアのドライバーらしいよ。ローマが言ってた名付けた人その人じゃない?』
「お母さんに聞いてみる」
ローマはその後、ローマの母に電話した
「お母さん、私を名付けた人ってジューン・シューマッハ?」
『…なんでシューマッハを知っているの?』
「いや、トレーナーがさっき電話でそう言ってたから」
『ローマか、どうやら教える時が来たようだな』
「え?」
『ジューン・シューマッハは、スクーデリアのドライバー、しかも赤い皇帝とも言われたドライバーなんだ』
「赤い皇帝…」
『ローマのもう1人の叔父だ』
「叔父…?!」
私は驚いた。ジューン・シューマッハはもう1人の叔父。信じられないよ!
「なんで…なんで言わなかったの?!」
『…ローマを傷つけなくてな、俺もその事実を知った時は信じられなかった。その事実を教えたのは三井壱馬だった』
「三井壱馬(みついかずま)?」
『ローマのトレーナー、三井優希の父親だ』
「えっ?トレーナーの父親?!」
ローマは実際にトレーナーの父親にあったことがある。しかしその時はまだ知らなかった
「私、トレーナーの父親に会いたい!名付けた人の真実を知りたい!」
『そうか、ならトレーナーに聞けば良い。なにか分かるはずだ』
「ローマ、電話終わった?」
「テイオー、明日さトレーナーの実家行ってくる」
「何かあったの?」
「私を名付けた人が分かったって。その事実を知りたい!」
翌日
私はトレーナーの実家に行った
「こんにちは」
「あら、ローマちゃんいらっしゃい!」
「トレーナーのお父さんいますか?」
「いるけど?」
「ありがとう母さん!」
「お父さん!ローマ私名付けた人のことだけど」
「…まさか、その事で来たとはな」
「お願いです!教えてくれませんか?ジューン・シューマッハが私を名付けたことを」
「…それはな、俺の親父のいとこはF1レーサーだったんだ」
「嘘…」
「それでな、親父がウマ娘のトレーナーをやっている時、旅行でF1を見に行ってな、その時はモナコGPだったかな」
「モナコGP?」
「市街地サーキット、狭いサーキットで腕が試される世界三大レースのひとつ」
「そのレースでな、親父のウマ娘が言ったんだ」
22年前————
「トレーナー!私がウマ娘の名前をつけようよ!」
「難しいな、けどやってみるか!」
2人は、会見場に行った。
「あっいた!!」
「ジューン!俺の友達が名前をつけて欲しいんだ!」
ジューン「名前、別に構わないけど」
「やった!」
「この子の名前を名付けてくれ!」
ジューン「うーん、難しいな…だったらスクーデリアローマという名前はどうだ?」
「スクーデリアローマ?」
ジューン「その子は、私みたいに強く、皆から愛される人になるためのものさ」
「なんか素敵ね!」
ジューン「たとえ負けても、その力をバネに人生を歩んで欲しいという願いを込めた名前だよ。
紅き跳ね馬みたいにね!」
「素敵ね、じゃあこの子はスクーデリアローマ!皆から愛されるウマ娘になるために!」
「必ず強いウマ娘になって、歴史を刻む1人のウマ娘に!!」
「そんなことが…」
「うぅぅぅ…!」
「ローマ、大丈夫か?」
「大丈夫だよ…グスッ」
「スクーデリアローマ…」
三井の父親はローマを優しく抱いた。温もりを感じるかのように
「その事を言えなくて済まなかった…ローマを苦しめて…」
「大丈夫ですよ…ジューン・シューマッハはその事を願って私を名付けてくれたんだね…感動したよ…」
「…強くなれよ、スクーデリアローマ…いや、紅き跳ね馬」
「…強くなります!」
こうして、スクーデリアローマを名付けた人は、有名なジューン・シューマッハというF1ドライバーだった。
数日後
ローマはその事を会見で言った
「えぇ?!では名付けた人がジューン・シューマッハというF1ドライバーだったのですか?」
「はい、私凱旋門賞の数週間前頭痛になってしまって、夢の中で名前を言おうとした時にこの出来事になてっしまって」
「そうつったんてでか…」
「次はジャパンカップなので、そのレースで挽回します!」
「……………」
「あっ、ユリノ先輩!」
「ローマ、寂しかったよ…」
「ごめんなさい、ちょっと用事があってね、心配かけてごめんね」
「いいよ、また一緒に走れるの楽しみだったよ!」
「じゃあ準備して勝負だよ!」
「負けないよ!!」