テラーノベル
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久しぶりのノベル投稿!
今回は、、!
百くん、蒼くん、輝くんがそれぞれ、
花吐き病、天使病、星涙病になる、です!
それでは–!
𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭!
褪せる世界と、それぞれの傷痕
すとぷりの活動が勢いを増すなか、事務所の会議室には、どこか異様で静まり返った空気感が漂っていた。
テーブルの端で、紫が神妙な面持ちで仲間たちを見渡す。
「みんな、集まってくれてありがとう。……最近、みんなの様子がちょっとおかしいんじゃないかって思って、こうして集まってもらったんだ」
紫の言葉に、真っ先に反応したのは赤 だった。赤は心配そうに、隣に座する黄の顔を覗き込む。
「紫ーくんの言う通りだよ。ねえ、黄ちゃん……顔色、すっごく悪いよ? 最近ずっと目元を隠してるし……」
「……大丈夫ですよ、赤。僕はただ、少し寝不足なだけですから……っ」
黄は力なく微笑もうとしたが、その瞬間、うっと呼吸を詰まらせた。
ぽろりと目からこぼれ落ちたのは、透明な涙ではない。カラン、と涼やかな音を立てて会議室の床に転がったのは、宝石のように煌めく結晶だった。
「……っ、星涙病……!?」
橙が目を見開いて立ち上がる。
「黄ちゃん、それ……想いを募らせると涙が星の結晶になる病気やんか! どんだけ一人で抱え込んでたんや……」
「違……っ、僕は……!」
否定しようとした黄だが、溢れ出る感情とともに、次々と星の涙がこぼれ落ちて床を彩っていく。
その様子を静かに見つめていた百が、急に口元を抑えて激しく咳き込んだ。
「ッ、カハッ……! ゲホッ!」
「百くん!? 大丈夫!?」
紫が駆け寄ろうとした瞬間、百の手元から、真っ赤な椿の花弁がひらひらと舞い落ちた。手のひらは、血のような色の花弁で満たされている。
「百ちゃんまで……花吐き病……?」
橙が絶句する。片思いの苦しみに蝕まれ、胸の中で咲いた花を吐き出してしまう病。百は苦しそうに息を整えながら、吐き捨てた花弁を睨みつけた。
「……鬱陶しいな。紫ーくん、心配すんなって。俺はまだ平気だから……」
「平気なわけないでしょ、百くん! 花を吐くほど苦しい想いを抱えてるんだよ!?」
紫ーくんの叫びに、百は自虐的に目を細めるだけだった。
「……ねぇ、蒼くんは? さっきから静かだけど」
赤の言葉で、全員の視線が部屋の隅に座っていた蒼に集まる。
ころんは俯いたまま、力なく首を振っていた。
「僕……みんなに言えなくて……」
蒼がゆっくりと立ち上がり、羽織っていたパーカーを脱ぎ捨てる。
その背中には、真っ白で美しく、そして残酷なほど大きな「天使の羽」が生えていた。
「……天使病……」
黄の目から、再び星の結晶がこぼれ落ちる。
天使病――心をすり減らし、周囲の痛みを代わりに取り込もうとする者が発症する病。羽が完全に生え揃い、飛翔できるようになれば、その者は人間界から姿を消してしまう。
「蒼ちゃん……なんで……ッ! なんで俺たちに黙ってたの!?」
赤が叫び、蒼に抱きつこうとする。だが、蒼は寂しそうに微笑んで後退った。
「ごめんね、赤くん。僕、みんなが苦しんでるのを見るのが辛くて……みんなの痛みを消したかったんだ。でも、僕じゃダメだったみたい」
「バカ言えよ、蒼!」
百が胸の痛みに耐えながら怒鳴る。
「一人で勝手に背負ってんじゃねえよ! 俺たちが求めてるのは、お前が消えることじゃねえ! 全員で笑い合うことだろ!」
「百くんの言う通りだよ……!」
紫が二人と一人――苦しむ仲間たちの元へ歩み寄り、その肩を強く抱きしめた。
「俺は、リーダーとしてみんなを守るって決めたんだ。百くんも、蒼ちゃんも、黄くんも……誰一人として消させない。病気なんかに、大切な仲間を奪われてたまるかよ!」
「紫ーくん……」
橙も二人の背中に手を置く。
「そうやで。百ちゃん、蒼、黄ちゃん。自分一人で抱え込むなや。俺も赤も、紫ーくんも……みんなの全部を受け止めるから」
「俺も……! 俺、黄ちゃんも、蒼ちゃんも、百くんも、みんないなくなったら嫌だ!!」
赤が涙をぽろぽろとこぼしながら、3人にしがみついた。
温かい体温と、痛いほどの言葉が部屋を満たしていく。
絆という名の絶対的な救いが、侵されかけた彼らの心に深く染み渡っていく。
「……はは、格好悪いな、俺」
百は苦笑しながら、手の中の花弁をぎゅっと握りつぶした。胸の奥の支えが、すっと軽くなるのを感じる。
「みんな……ありがとう。僕、もう少しここで……みんなと一緒に歌いたいよ」
背中の羽を小さく収めながら、蒼が涙を拭った。
「僕だって……みんなと一緒に、ずっとリスナーさんに笑顔を届けたいです……!」
黄の目から落ちた最後の星涙は、部屋の照明を受けて、まるで祝福するようにキラキラと輝いていた。
絶望的な異形奇病さえも溶かしていくのは、いつだって彼らが紡いできた、切っても切れない強い絆だった。
どうでしたか!?
名前を太くしているのは見やすくするためです!
疲れましたね〜、
次回は自傷行為などの表現が入っている可能性があります!
てことで!
おつぷりー!
コメント
1件
おつぷりー!!😭💕 読んだ読んだ〜!! 一話目からガツンと心臓掴まれたんだけど!? 黄ちゃんの星涙、百くんの花吐き、そして蒼くんの天使の羽…それぞれの痛みがリアルすぎて泣くかと思った…。でも紫くんの「誰一人消させない」って言葉がめっちゃ刺さったよ…! みんなで支え合う絆、尊すぎる…!! 次回、自傷表現あるかもって書いてあって心配だけど、ちゃんと見届けるからね! 続き楽しみにしてる〜!!🌸✨
#天使病