テラーノベル
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続
鶴崎はゆっくりと、指を動かす。
微かに言の声が聞こえる。自分の腕で口を隠し、必死に声を抑えている。鶴崎には丸聞こえだが。
鶴「痛かったら言ってね…」
そう言うと、鶴崎は指を奥に入れ進めていく。
言「んっ、……あ、……ふぅっ……」
言の声が先程より少し大きくなった。本人は抑えているつもりなのか、また声が聞こえていることにも気づいてないのか……
言「あっ、っ………」
鶴「ここがいいの?」
言の声が一瞬大きくなった。 それに追い打ちをかけるように、鶴崎が言に話しかける。
鶴崎が言に聞いた時、指が優しく上下に動いた。優しく言の中を撫でる。
言「いやっ、なんかっ、だめっ……」
駄目と言いながらも、言は興奮していた。自分の好きな人の指が自分の中に入っているのだから。
鶴「駄目なの?本当は?」
鶴崎は言に問う。言は考える。本当は駄目なんかではない。ただ、自分の知らない快感に襲われるのが怖いのだ。
けど、そんなことを言う暇はない。言が考えている間にも、鶴崎は指を動かし、優しく言の中を撫でているのだから。
言「だめっ、じゃないっ……」
言は感じているのをあまりバレないように、応答した。
答えを出した瞬間、鶴崎が優しく微笑んだ。言の目を見つめながら、指をゆっくり、出し入れする形で動かした。
鶴「ねえ、声、出さないの?」
鶴崎の優しい顔とは違って、その言葉はまるで言に強制するように聞こえた。
指の動きが少し速くなる。
鶴崎から言の顔はあまり見えないが、ずっと目を瞑っているようだ。
鶴崎は我慢の限界に達した。言の腕を掴み、上げ、抑えつける。言の顔がはっきりと見えるようになった。顔を赤らめていて、驚いている。
鶴崎が指を動かすと「あっ…」と、言の声が聞こえる。
言「鶴崎さんっ、やだっ…」
そんな弱々しい声は鶴崎には聞こえない。
鶴崎は言がイけないレベルに調節して、指を動かし続ける。
言「鶴崎さんっ、イかせてっ…」
言はイけない状況での快感を味わいながら、鶴崎の目を見つめながら願う。
自分が今、どんな表情になっているかなんてわからない。だからこそ、鶴崎に必死に願う。
鶴「イきたいの?」
鶴崎は意地悪げな笑みを浮かべて、言に聞く。
言は「イかせてください」と、鶴崎を煽るような台詞で願ってくる。
鶴「じゃあ、イかせてあげるよ」
そう言うと、鶴崎は指を抜いた。
下着、ズボンを脱いで、代わりに自分の物を入れた。
言の声にならない声が、部屋全体に響く。
鶴崎はゆっくりと動き始めると、言の声がまた大きくなった。鶴崎が一回動くと、言の声が聞こえる。
言「イくっ……」
言の小さな声が聞こえた直後に、言から白いものが出た。
鶴崎は一回動くのをやめる。
言は荒い呼吸を出しながら、体がビクビクと震えている。言が少し落ち着いてから、鶴崎がまた動く。
言「まっ、イったばっかっ……!」
言の制御する声は無くなり、次第に甘い声が聞こえてくる。
鶴崎は少し激しく動く。言の声がまた大きくなったのを感じた。
言「つるっ、さきさっ……!」
もう、言の声に余裕など感じられなかった。ただ、もう快楽を求めているだけのようだ。
鶴「なに?」
あまり鶴崎も余裕はない。けれど、言が話しかけてくれたのだから耐えられる。
言「やだっ、へんっ……!」
変。それは言が感じていること。初めて後ろ を使うのなら、その感覚は正しい。けれど、鶴崎はそれが次第に快感に変わっていくのを知っている。
鶴「大丈夫、すぐ良くなるよ」
そう言うと、鶴崎は更に激しく動く。
言の甘い声と荒い呼吸。そして、鶴崎のほんの微かな声が部屋に響いている。
部屋には誰も居ない。変わらないのはいつもの撮影部屋と言うことだけ。そんな空間で二人が愛し合っている。
言「ああっ、なんかっ……!」
言はそう言うと、白色ではなく透明のものを出した。
突然のことに驚いて、鶴崎は動くのをやめる。
言の荒い呼吸が聞こえる。体をビクビクと震わせて、横を向いている。まるで、鶴崎とは顔を合わせたくないと言うように。
鶴崎は言の腕を離し、頬に手を添える。言は驚いて鶴崎の方を向いた。言の顔は、先程より赤らんでいて、目に涙が溜まっていた。
鶴「ごめんね、痛かった?」
鶴崎は言の顔を確認するとすぐに謝った。愛する人の目に涙が溜まっているのだから。
言「ちがぁっ……」
違うと言われても、言は完全に泣いている。
何が違うのか、それによっては全てが変わってくる。痛いのが違うなら快感、泣いているのが違うなら…? 泣いているのが違うなら、何になるんだ?
言「きもちっ、よかったしっ……」
言が話し始める。気持ちよかったし。これで終わるなら、何かしら続きがあるはずだ。鶴崎は言の次の言葉を待つ。
言「びっくりっ、してっ……」
びっくり…驚いたのか。それならよかったと、鶴崎は安心する。
鶴「びっくりしちゃったのか…ごめんね。大丈夫、もうやめるよ」
鶴崎はそう言うと、言の頭を優しく撫でる。
言は鶴崎のことを真っ直ぐ見つめる。その目には確かに涙が溜まっていたが、鶴崎のことを信頼しているようだった。
鶴崎は自分の物を抜き、下着、ズボンを履く。そしてティッシュを取りに行く。 ティッシュを言の元を持ってきて優しく言のお腹を拭く。微かに、言の体が反応したが触れないでおく。
言「すみませんっ……」
言は鶴崎に謝ってきた。勝手にヤったのは僕なのに…と、鶴崎は申し訳なさを感じた。
鶴「いいの。みんな最初はびっくりちゃうよ」
鶴崎はそう言って、ティッシュを捨てに行く。
言は少し名残惜しそうに鶴崎の背中を眺める。
鶴崎がティッシュを捨て振り返る。言の目線に気がつき「なあに?」と言い、言に近づいていく。
言「いや、特に……」
気づけば言の涙は止まっていた。鶴崎は「ほら、ズボン履いちゃいな」と少し言を煽る。
言は慌てて下着とズボンを履き、立つ。
鶴崎に「うん、いつもの調子に戻ったね」と言われた。
言「鶴崎さん…」
言は小さい声で鶴崎の名前を呼ぶ。
鶴崎は「なあに?」と優しく微笑んだ。
言「……また、いいですか…?」
言は鶴崎に恐る恐る聞いてみる。
鶴崎は一瞬驚いた顔をしたが、すぐさっきの笑顔に戻った。
鶴「うん、いいよ」
鶴崎はそう言うと言の頬に軽く口付けをした。
「それじゃあ、また後で」そう言って鶴崎は部屋から出ていった。
今の部屋には言一人。ただ、この空間にはさっきまでの優しく、けれど、どこか汚らわしい空気が残っていた。
コメント
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自分の文才がない事がわかる一作です