ならば未来の計画も、夢も、想いも、思考の中につくれば「ある」といえるんじゃないか。そしてあとになって、徐々に我々の世界にも表れてくる、ことがある。
そう考えてみると、小泉さんの郵政民営化だって、はじめはあの人の思考の中にしかなくって、のちのちだんだんと現実化していきました。スペインのサグラダ・ファミリアなんて、百年以上も前の発想が今、徐々にこの世界に表れてきてます。
我々は今、大宇宙の仕組みを解き明かそうとしてるようだ、宇宙を超えた宇宙を。
そうだといいんですが。ただ、話の腰を折って非常に申し訳ないんですが、それなら「富士山の10倍高い山をつくる」なんつうのも、いえますかね? 高次元にイメージをつくって、それがそのうち3次元に現実化されるんだったら、言えるはずです。いくらなんでもこんな話、無茶ですけど。
3次元にいる人が普通に考えたら、無理だと思うよ。でも、なぜだろう?
だってそんなことをしたら、高さが3万メートル以上になっちゃいますよ。地球は今の回転運動のままではいかなくなるます。軸がぶれます。自転と公転の周期が狂えば気候だって狂って、生態系がめちゃめちゃになりますよ。
だとしたら、それが理由でやらないわけだね? やろうと「思えば」できるけど。
そもそもそんな話、本気でなんか誰も「思い」ませんよ。それに、仮に「思った」としてもできませんし。そんな高い山をつくる材料、どこから探してきます? その高さのクレーン、どうやって開発します?