🎲短編集

赤水

・R-18

・地雷さんご注意下さい

・本人様には何の関係もありません

女）『あ♡♡ぁん”ｯ♡♡だめ、だめぇっ♡♡』

男）『何がダメなの？ほら、イけよっ…♡♡』

女）『いっちゃう、イっちゃ、ぁぁ”~~~ｯｯ♡♡』

水）…………

赤）…。

夜、何故か流れでAVを見ることになったぼくたち。…事の発端は、確かいつかの夜。

酔っ払ったいつもの6人でとあるゲームをしてて。何故かボロ負けしたぼくが、罰ゲームとしてAVをDVD屋さんで借りることになった。

酔ってたせいでそのまま家に持って帰ってきてて、さっき返却期限が迫ってるのに気がついた。

せっかくだし、という謎の理論によって今に至るのだ。

水）ぅ…なんか…生々しくない…？

赤）そう？AVなんてこんなもんじゃない？

水）…んぅ、なんか慣れてる…

赤）慣れてないよ笑

くすくすと笑うりうちゃん。

水）~~~ｯｯ…

年下なのに余裕そうなのがなんか悔しい。

だってだって、だってさぁぁ…

水）っちょ、ちょっとトイレ！！

そう言って部屋から抜け出す。

向かった先はお風呂場。慌てたせいでものすごい矛盾が生まれてしまった。

水）…っう、なんで、なんでっ…///

水）ふーっ、一旦落ち着いて、おさまって…

ずるずると壁に寄りかかって座り込み、そう祈る。

水）……~~~ｯｯ…///

治れ、治れという祈りに反してどんどん膨らんでいくズボン。

これも全部さっきのAVに出ていた男優とりうちゃんが重なってしまったからだ。

別に男優がかっこよかったとかそう言うわけではないけれど、自分たちが行為をしていた時の記憶が蘇ってきて。

りうちゃんの顔、乱れた髪、荒い息遣い、引き締まった体。そして何より経験したことのない強い快楽。

水）…もうシャワー浴びよ、

シャワーを浴びたら治るかもしれない、そう思って服を脱いだ。

水）……はぁ、

結局膨らみは治らずそれどころかしっかり勃ち上がってしまったため、風呂場で欲を吐き出す羽目になった。

時間が掛かりすぎると怪しまれるし、声もろくに出せないしで中途半端な自慰行為。

変に昂りが抑えられないまま、きゅ、とシャワーを止めた。

水）あがろーっと…

はぁー、とため息をつきながらすりガラスの扉を開ける。

赤）、、、あ

水）、、、

水）っへ？

水）…え”ｯ！？///

扉を開けると、何故か目の前に居たりうちゃん。「なんでここにいるの？」という疑問より、さっきの声を聞かれていないか心配になった。

赤）あ、いや、これはちがくて…

水）っい、い、いつから…？

声が震える。お願い、今来たって言って。

赤）……

赤）割と最初から…

水）……っなんで…！？///

赤）いや、トイレーって言ったのに風呂場行ったからさ、なんでだろーと思って追いかけてきて…

赤）んで風呂入った頃だったから…

水）か、から…なに？

扉を開けっぱなしにして話しているせいで、体が冷えていくのを感じる。心なしか興奮もすっかり失せてしまった。

赤）ほとけっちのシャワーの音エロいなーって思って。

えへ、と言わんばかりに首を傾げるりうちゃん。かわいこぶってもダメだから。

水）え、そ、それって、えと、

水）さ、いしょから…きいて…？

赤）…そーゆーことになるね、うん、

ぶわーーっと頬が熱くなる。恥ずかしすぎる。だってさっき何回も…

赤）俺の名前呼んでたね

水）へぁ”ｯ！？///

赤）ずーっと聞いてたんだけどさ、ほんとにエロくて

赤）さっきAV見てもなんとも思わなかったけど…

りうちゃんに手を取られ、彼のソコに手を持っていかれる。

水）っひ、えぇっ…///

赤）こんななっちゃった。ね、治してくれる？

ガチガチになった彼の大きなソレ。いつもみたいにこれでごつごつ奥突いて欲しくて、溜まった性欲が快楽を求めて。

赤）…否定しないってことはいいってことだよね？

水）ｯう…///

赤）んふ、かぁわい。

赤）せっかくだしお風呂でヤろっか？

赤）お風呂ならいっぱい潮吹いてもだいじょーぶだよ？♡

耳元で囁かれ、ぞわぞわと背筋が震える。

ぼくが耳弱いの分かっててやってるから、余計タチが悪い。

水）…っん、も、はやくっ…♡

赤）はいはい、もぉ…変態さんだなぁ

赤）AV見て勃っちゃったんでしょ？俺とシたくなっちゃったんだよね♡

水）ぅ、わかってたの…？

赤）当たり前でしょ？ほら、

赤）おいで。ほとけのだーいすきなどろどろセックス、いっぱいしようね♡

夜専用の甘い声を出すりうちゃんには敵わなくて、ぽやぽやする脳みそのまま身を任せた。