テラーノベル
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夜11時30分。
KING本部。
六人は円卓を囲み、静かにモニターを見つめていた。
画面には、敵から送られてきた一枚の写真。
そして、その下に表示された座標。
みこと「解析できた。」
なつ「どこなんだ?」
みこと「廃工場。」
「今夜0時に何か取引が行われる。」
こさめ「罠の可能性は?」
みこと「……99%。」
なつ「それでも行くしかないだろ。」
らんはゆっくり立ち上がった。
「敵の目的はまだ分からない。」
「でも、逃げる理由もない。」
「今回の任務は、敵の正体を突き止めること。」
「無理はしない。」
五人は静かに頷いた。
0時00分。
廃工場。
錆びたコンテナが並ぶ広い敷地。
月明かりだけが地面を照らしていた。
六人は物陰から様子をうかがう。
こさめ「人影が三人。」
みこと「いや……。」
「奥にあと二人。」
なつ「全部で五人か。」
すち「武器も持ってるね。」
いるまは双眼鏡を下ろした。
「取引が始まる。」
工場の中央。
黒いケースが地面へ置かれる。
一人の男がゆっくり近付く。
しかし、その瞬間。
銃声が夜空に響いた。
男が倒れる。
なつ「撃った!」
もう一人の男も胸を押さえて倒れ込む。
さらに。
次々と銃声が鳴り響く。
取引していた者たちは逃げる間もなく倒れていく。
こさめ「誰が撃ってるの!?」
みこと「位置が分からない!」
らん「狙撃……!」
その場は一瞬で血に染まった。
すちは思わず目を伏せる。
「ひどい……。」
そして最後の一人が倒れた瞬間。
工場中のスピーカーから声が流れた。
???『ようこそ、KING。』
なつ「またお前か!」
???『見てくれたかな。』
『これが裏社会だ。』
『甘さは命取りになる。』
いるまは静かに拳銃を構える。
「どこにいる。」
???『すぐ近くだよ。』
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チア組尊!?
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その瞬間。
コンテナの上から黒い煙が広がった。
みこと「煙幕!」
こさめ「視界が……!」
なつ「くそっ!」
すると、煙の中から黒いコートを着た人物が現れる。
顔は仮面で隠れている。
敵「こんばんは。」
らん「……!」
敵は一瞬だけ笑うと、腰からナイフを抜いた。
なつ「来るぞ!」
敵は一直線にらんへ向かって駆け出す。
しかし。
いるまの銃弾が敵の足元を撃ち抜いた。
敵はすぐに後ろへ飛び退く。
敵「さすが”REAPER”。」
「反応が速い。」
いるま「名前を知ってるのか。」
敵「もちろん。」
「君たち六人のことは全部知ってる。」
らんは刀を抜き、敵へ向ける。
「あなたは誰。」
敵は答えない。
代わりに一枚のカードを投げた。
カードはらんの足元へ落ちる。
そこには。
『次は君たち六人だけになる。』
と書かれていた。
次の瞬間。
爆発音が響き、工場が煙に包まれる。
煙が晴れた頃には、敵の姿は消えていた。
静まり返る工場。
なつは悔しそうに拳を握る。
「また逃げられた……。」
みことはカードを拾い上げる。
「敵は僕たちの名前も、コードネームも知っている。」
こさめ「どうしてそこまで……。」
すちは倒れている人たちを見つめ、小さく言った。
「もう誰も助けられない……。」
らんは静かに刀を鞘へ納める。
「この戦いは、想像以上に危険だ。」
いるまは夜空を見上げ、不敵に笑った。
「でも。」
「ようやく面白くなってきた。」
冷たい風が六人のコートを揺らす。
敵の正体は、まだ誰にも分からない。
そして新たな戦いが、静かに動き始めていた。
コメント
3件
おお、第七話…一気に雰囲気変わったな!罠確定の廃工場でいきなり狙撃→全滅って、もう最初から容赦ない。敵がコードネームまで知ってて「次は六人だけになる」ってカード投げてくるの、めっちゃ不気味で好きだわ。いるまの「面白くなってきた」には震えた。続きが気になりすぎる🔥