テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
子供ながら
身の回りのものが全て大きく見えたあの視点
どんな所でもいつでも冒険している気分
まさに不思議の国だ
なぜ生き物が大きくなるか
動物や花はなぜ喋らないのか
人はなぜ2本の足で歩くのか
どれを見ても
どれだけ考えても不思議が広がる
あぁ、楽しかった
日々が自分の世界で色づいていく
シャロン「……ギュッ…(報復を…私たち罪人に断罪をお与えください…」
罪に囚われることなどなく
ただ朝も昼も夜も
シャロン「……」
mb「……ボタッ…」
真っ赤に染った
ねっとりとした液が広がっていく
手に持ったピストルが重く感じる
仲のいい警備の男性だった
暇な時間にくだらない話をするほどには
シャロン「……狂った殺人鬼の気持ちが理解し難いね…」
シャロン「……人を殺すと…体が鉛みたい重く感じるよ…」
死体に語るようにそういう
返事はもちろん帰ってこない
起きることもなくただ眠る
この仕事に誇りを持っていた男だ
正義感の強い男はこうも頭が堅い
だから
mb『~~~~ッ!!』
防犯カメラの死角をとったことから
誰もこの男を殺した犯人は分からない
シャロン「…ごめんッ…ボソッ……」
カメラが拾い取れないくらいの
小さくか細い声が喉から出た
彼の家族は嘆き悲しむだろう
最後に見た息子の顔が
悪夢のように毎日思い出される
シャロン「…やろうッ…やらなければッ…スッ…」
ケビン「……スースー…○o。.」
mb「珍しい…麻酔なしで人が近づいても寝ているなんて……」
mb「ラベルザ曰く、今日の晩飯のジュースに遅効性の睡眠薬を入れたらしい」
mb「全くもって優秀な奴だ」
mb「シャロンさんか…従順な方ですけど……あの人の行動は読めないから不気味だ…」
mb「だが実力は本物…研究員がまた1人処分されたらしくてな……」
mb「そこにラベルザを配属させるらしい……」
mb「研究対象の記録が子供ではなく…”被検体”に変わる……」
mb「…ッ…それッ…て……」
mb「あぁ、今のとこ全員そこを辞退す人は多い」
mb「そらそうさ……子供を痛ぶるなんて誰がやりたがるもんかッ……グッ…」
mb「……ッ…」
mb「……よし、運ぼう…暴れられたら面倒だ…ヒョイッ!」
mb「はッ、はいッ!」
朧気な記憶が彷徨っている
『ねえちゃ~ん!こっちこっち~!///』
日光にあったった健康的な肌に
父親譲りの金髪がよく似合う
瞳は私と違えど
半分は血の繋がった弟
『あ~!もう1回!もう1回やろうよ~!』
駄々をこねる姿
『ぁあ”~~!僕のアイスぅうぅッ!』
情けなく泣く姿
『ねえちゃんが悪いもん!ムスッ…』
そっぽ向いて怒る姿
全てが全て
私にとっての大切な宝物だった
母親を亡くした私にとって
新しい母親は悪くなかった
優しい父は笑顔だ
母の悪夢に魘されることもない
そして私にとって
初めて守らなければならないものができた
『ヴィルは私の弟なんです…自慢の弟なんです…ヘラッw…///』
そう胸を張って言える
『ねえちゃんは僕が守るよっ!ニヒッ!w』
でも本当はずっとずっと
『はッ…!はッ…!タッタッ…』
気づいていたんだと思う
『ヴィルぅ”ッ!!何処なのぉッ!』
『返事をしてッ!お願いッ!お願いだからッ…!』
目を逸らしていただけなのかもしれない
胸を張って言えるのは
勝手に彼らがずっとそこにいると
『おッ、弟はもうッ…見つからないんですかッ…?』
『今捜索中です…見つけ次第すぐに連絡をするので…その…』
『息子を返してぇッ!私のッ!私の子をッ!』
『神様ッ…あぁッ!神様どうかお助け下さいッ…!』
『必ず見つけます…だから落ち着いて((((』
『どう冷静でいろと言うのよッ!!息子が消えたのよッ?!』
『……お義母さんッ…落ち着いてッ…』
『あッ…あぁ”ッ…!』
『返してッ…お願いだから返してッ…!』
お義母は私の服を掴んでそう言った
雨が降っているせいで
家族の涙が消えていく
それでも私は
今も私は
シャロン「……」
シャロン「ズルッ…ズルッ…ドチャッ!」
ケビン「……殺してよかったのか?」
シャロン「…えぇ、貴方達を逃がすのに障壁になりかねないからね……パッパッ!」
ケビン「……仲良くねぇの?」
シャロン「ただの仕事仲間よ、仲なんてこれっぽっちも良くないわ……スッ…」
シャロン「…それより、貴方も早く戻って彼らを外へ出さないといけないでしょう?」
シャロン「混乱を下げるために、避難訓練というていで進めるわ」
シャロン「……本当は信頼のあるレオさんに頼みたかったけど…」
シャロン「今はそんなことを言ってる暇は無い…ジッ…」
ケビン「そういえば…ひとつ聞きたいことがあったんだ……」
シャロン「なに?最後になるだろうから何でも聞いていいわ…ガサゴソッ……」
ケビン「……マシューは…マシュー・ハラードは…生きてるのか…?」
シャロン「……多分…死んでいる…ギュッ…」
シャロン「私はただの孤児の管理記録係だからね…生死は正直…なんとも……」
ケビン「…そ…うか……グッ…!」
シャロン「……外に出たら…貴方達は私達を断罪できる証拠を全て持ってる…」
シャロン「だから……カツカツッ…」
ケビン「……」
シャロン「スッ…」
シャロン「……だからね…?ギュッ…」
嘘偽りない
己の行いと研究所への
大きな彼女の怒り…
name↪︎Vill=███
gender↪︎🚹
No.1012
【とある州で倒れているのを発見。保護をしてプレイケアに迎え入れることをルートヴィヒが提案した。】
魔男のイチよき…
next♡↪︎100
#ウォタチャレ