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なんだ新手のナンパか！？ww
そう思い振り向くと＿＿＿＿
『黒尾さん！？』
立ってたのは探してた黒尾さん。
クロ｢そうですよ〜ぉ、俺が黒尾です
美貴ちゃん、どうしたの？
もしかして〜3年生の教室まで来て俺の事探してたりして｣
そう言っておちゃらけて話す黒尾さん！
見つけれたのが嬉しくて
『そうですっ！！』
｢うぉ！？///｣
ガシッと黒尾さんの手を掴む。
なんとか話さねばという意思が強く出ておる。
それに何故か緊張して＿＿＿＿
『あの！黒尾さん！お話があります！
ここじゃあれなんで……人がいない場所行きませんか！？』
｢ええっ！？///｣
黒尾さんな何故かびっくりしてたけれど、私にはそんな事見えてない
言わないと、
私マネージャーになりたいです！って。
それだけだ。
＿＿＿＿
ｽﾞﾝｽﾞﾝと黒尾さんの手を引き向かったのは屋上。
割と人が少なくてオススメです。
『ここなら……大丈夫だと思います』
ふう、と息を吐く。
そして、
｢あの……美貴ちゃん、手…｣
重大な事に気づく。
手、握ったままだったんだ///
『あっ///す……っすみません、つい…///』
勢いで手を握ったままだった
｢いや、全然大丈夫よ？むしろもっと握ってていいよ〜なんちゃって｣
そう言って黒尾さんはニシシと笑う。
『もうっ！///からかわないでくださいっ！』
私がそう言うと、ニヤリと笑い
ﾌ……と私に近づく。
そして、
ふわりと髪を撫でる＿＿＿＿
え？///
｢照れてるの？｣
そう言って
｢もう1回、繋いでみます……？｣
そう私の手を持ち＿＿＿＿
ゆっくり手を絡ませ＿＿＿＿
『えっ！？え！///ちょっとストップー！！！』
ﾄﾞﾝｯ
｢おっと｣
黒尾さんを押しちゃったwww
後ろによろける黒尾さん。
『わ！！ごめんなさい！』
謝るも
｢いいよいいよ、ちょっと調子乗った｣
『もう〜〜///』
研磨からも聞いてたけどほんと黒尾さんってチャラいんだから！
｢で？話って？｣
真面目な顔になる黒尾さん。
切り替えすごい！
……すぅ、
深呼吸をする。
中途半端な気持ちじゃない。
みんなが真剣にしてるバレーと、私も向き合ってみたい。
私も、みんなとあんな風に、楽しそうに＿＿＿＿
｢ゆっくりで、いいよ｣
黒尾さんは言う。
言う、
言うんだ。
『黒尾さん……、あのね、私…』
｢うん…、続けて？｣
私は頭を下げる。
そして
『バレー部のマネージャーになりたいです！！』
ﾊﾞﾊﾞﾝｯ
私めっちゃ大きい声出したんじゃない？
今年1番でたわ。
ゆっくりと、頭をあげる＿＿＿＿
と
口をポカーンと開けた黒尾さんが。
『あれ……？黒尾さん？』
そう。言うと
｢え？｣
『え？』
思わず聞き返してしまう。
｢コクハクじゃないノ……？｣
『えっ？www』
なんで告白？
すると、
ﾌﾞﾌｫwwwwwwwwwww
後ろから、
｢あっはっはははははははははははは！｣
｢ふっくくくくくくくくくくくく！｣
めちゃくちゃ笑ってる声がw
後ろの壁から
夜久さん…と、海さん、と研磨！？が
クロ｢お前らァ！？いつからいたの！！！！｣
夜久｢お前らが手ぇ繋いで屋上行くの見えたから後追ってきたwww｣
研磨｢クロ……残念だったね、ふくくくくくくく｣
クロ｢研磨ｧ!！笑うのはよしなさい！！｣
海｢それはそうと、美貴ちゃん。｣
『はい』
私の方を仏のような顔をした海さんが見る
海｢マネージャーになりたいってほんと？｣
そう、聞く。
私は
『はい！本当です……』
と、答える。
さっきまで笑ってたみんなも私の方を見
にっこりとお互い目を合わせながら笑う。
そして
黒尾さんは私に手を差し伸べ
｢どうかこれから宜しくお願い致します｣
と。
〜〜〜〜〜〜〜〜っ！！！！！
少しうるっときちゃった。
久しぶりに勇気を出して自分の気持ちを伝えたから。
受け入れてくれるのが嬉しくて。
……
黒尾さんの手に自分の手添えようとすると
｢だめ｣
ガシッと研磨に腕を掴まれる。
『へ？』
｢…ッ///…あっごめん…クロ、調子乗っちゃうから｣
クロ｢なっ！？乗りません〜ちゃんとした握手です〜｣
｢信用できない｣
クロ｢なんだと研磨ｧ!｣
こんな＿＿＿＿
夜久｢だってさっき告白だと思って調子乗ってたし｣
クロ｢〜ッ/// ばっばか！お前！///｣
研磨｢図星じゃん｣
夜久｢ふは、だっせ｣
クロ｢お前らァァwwwあとで部活で覚悟しとけよ！｣
夜久｢なんだ？やるか？｣
クロ｢上等ですよ〜ぉ、なんでもかかってきなさい！お前が絶対取れねぇスパイク打ってやる｣
夜久｢お〜？絶対と〜る！！｣
こんなみんなと＿＿＿＿
『ふはっ！』
私の方をみんなが見る
『あはははははははは！』
見ていると本当に微笑ましくて
思わず、
笑っちゃった！！！
美貴ちゃんの笑顔天使やぁぁぁ✨✨
そう、みんなの心が一致した瞬間でした✩.*˚
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