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「ポンド、ご飯だってさ。」「うん」*ポンドはギフト事件からすぐに、養子と引き取られた。*俺は家族とも上手くいっており、特に姉であるエラには良くしてもらっている。だがこの好意は、隠しておくしかないのだろう。「今日は、宮殿に行く日よね。」「うん。めんどくさいなあ」「まあまあ、お金も貰えるんだしいいじゃん!」「それはそうだけど…」ポンドは水の力を得てから定期的に王国に水を支給することを命じられていた。「行ってきます。」「お父さん、まだ話さなくていいの?」「話せんだろう。ポンドが本当の子じゃないなんて」
「イテム いる?」「ポンド!よくきたね。ひさしぶり!」「シ!声が大きい!バレたらイテムが怒られちゃうんだよ!」イテムはギフトの第二王子でもありポンドの友達でもあった。「なら、もう行くね」「あぁ」
「ポンドよ。いつもどうり頼むよ。」「はい!」
「今日はこれぐらいでいいぞ。ほら、報酬だ。」「ありがとうございます」
このブクブク太った野郎が王様だ。市民の不満の根源でもある。
「そうだポンド、今日手伝って欲しいことがあるんだ。」「なんでしょう」
「書架を、掃除して欲しいんだ。礼も出そう」悪くない話だ「分かりました」
「頼んだよ」相変わらず嫌な目だ。
「ふう…お、終わったあ」なかなかの散らかりぐらいだった。ほこりを被った本も少なくなかった。「あれ、この本は。」真っ黒な本だ。表紙には…何も書いていない。見た感じ日記と言ったところだろう。だが、、、字がかすんでいて分からない。まるで水に沈めたようだ。最後のページだけ少し読めた「復讐、争い、終焉、ポンド」そこには自分の名前が。どういうことだろう。