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痛いよ。痛いよ。でも、それは君の愛の1部なんでしょ?
僕嬉しいよ。
次の日、僕は空き教室に呼び出された。
ガラ
「やっときたか。」
「ごめんね。またせて 」
「ごたごた、うるせーよ」
「ごめん。」
「そんなの別にどうでもいい。なぁ」
「ん?」
僕は彼に目線を向けようとした瞬間
ングッ
息ができない。何が起きてるの??上手く息が吸えない。咄嗟の出来事で僕は理解が落ち着かない。
そうこうしてるうちに僕の腹に蹴りがもう1発はいる。
「ンッ。ぐるしいよ」
「うるせーよ。お前のせいで。お前のせいで。ふざけんな。くそがくそが」
彼は僕を何回も蹴ってくる。
僕は息をするのに必死だった。上手くできない。何かが込み上げてくる。これは、まずい。
おぇっ
「?!。」
僕は吐いてしまった。喉がイガイガするよ。胃酸の味が口の中に広がっていく。
「何吐いてんだよ!!ふざけんな!きたねーんだよ!」
僕が吐いたのに関わらず彼は更に蹴ってくる。
苦しい。痛いよ。僕何かしたかな。
この3つが僕の頭の中でぐるぐると回っている。
あれからどのくらい経つんだろ。彼は気が済んだのか蹴るのをやめ、僕の傍にきてくれた。僕の様子を見たあとその場で立ち、何か取りに僕から少し離れた。戻ってきたと思ったら僕の顔に何かが覆い被ってきた。これは彼の匂い。。ああ、いい匂い。すきすきすきすき。
彼は申し訳ないと思ったのかタオルを顔に被せてたのだ。
その後、彼が再度僕に近寄ってきて僕の口元を吹いてくれた。
「ごめんな。俺のせいだよな。」
僕はキョトンとしていた。その後彼は僕の髪を撫でてくれた。まるで子猫を撫でるかのような撫で方だった。
本当に彼は愛おしいよ。僕にだけ、こんなことをしてくれるんだよね?僕も愛してるよ。