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赤に染まり、愛に染まる?

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赤に染まり、愛に染まる?

1 - 赤に染まり、愛に染まる?

♥

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2023年08月31日

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※微グロ……?




「なーいくん、怖がんないでよ、……♡」

狂気じみた笑みを浮かべながら、カッターの刃をカチカチと出していくりうらを前にし声も出ない。

恐怖心から後ずさっていると、背中が壁に当たった。

「ないくんはりうらの物って印つけるだけだから、怖がんないでいいんだよ?♡」

そう言ってりうらは俺の腕を掴み、カッターの刃を腕に沿わせた。

ひんやりとした感覚が、腕から全身に駆け巡る。

「あー、そんな力まないで?痛くなっちゃう、」

リラックス、リラックス、……と言いながら頬を撫でてくるりうら。

急に優しくされ、困惑しながらも気が抜けた。

その瞬間、腕に激痛が走る。

「ぃ゙、ッ……ぁ゙、!、?」

「わ、思ったより深く入っちゃった……、

まぁそっちの方が消えづらくていっか、!♡」

ダラリと垂れてくる血液には構いもせず、どんどん腕を切りつけていくりうら。

「ぃ゙、だぃ、!!りぅ、らぁ゙!、……やめッ゛!」

どれだけ叫んでもりうらは止まる気配を見せない。

左腕に傷が増えていく。

部屋には血の匂いが充満し、床に赤い模様を作る。

「お願い、ッ゛……、やめて、……いたぃ゙、の、!」

「っ、はぁー……♡その顔、堪んない……ッ♡♡♡」

やっと止めてくれたと思えば、愛おしそうな表情で傷を撫でていくりうら。

傷口に指が触れる度、激痛が走り顔を歪ませる。

ふと、傷口に視線を落とせば、赤い線は『りうら』の文字になっていた。自分の持ち物に記名するかのように。

りうらの方を見れば、指に付いた血を舐めとり、

「んふ、……おいし……、♡」

と零していた。

その瞳には俺しか映っておらず、ゾクッと背筋が疼いた。

これが愛によるものなのか、恐怖によるものなのか、俺にも分からなかった。

「ないくんは、ずっとりうらのものだから、……♡」

赤く染まった俺の左腕。

これは、愛……?




※誰かの性癖に刺さったら良いな((

この作品はいかがでしたか?

568

コメント

2

ユーザー

ふぉっ…😇 内容天才ですか… 性癖滅多刺しにされましたよ…

ユーザー

読みながら左腕ぞわぞわしました…なんなら現在進行形で… いやーーー闇堕ち系もいいですね… 刺さりました🫶

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