※微グロ……?
「なーいくん、怖がんないでよ、……♡」
狂気じみた笑みを浮かべながら、カッターの刃をカチカチと出していくりうらを前にし声も出ない。
恐怖心から後ずさっていると、背中が壁に当たった。
「ないくんはりうらの物って印つけるだけだから、怖がんないでいいんだよ?♡」
そう言ってりうらは俺の腕を掴み、カッターの刃を腕に沿わせた。
ひんやりとした感覚が、腕から全身に駆け巡る。
「あー、そんな力まないで?痛くなっちゃう、」
リラックス、リラックス、……と言いながら頬を撫でてくるりうら。
急に優しくされ、困惑しながらも気が抜けた。
その瞬間、腕に激痛が走る。
「ぃ゙、ッ……ぁ゙、!、?」
「わ、思ったより深く入っちゃった……、
まぁそっちの方が消えづらくていっか、!♡」
ダラリと垂れてくる血液には構いもせず、どんどん腕を切りつけていくりうら。
「ぃ゙、だぃ、!!りぅ、らぁ゙!、……やめッ゛!」
どれだけ叫んでもりうらは止まる気配を見せない。
左腕に傷が増えていく。
部屋には血の匂いが充満し、床に赤い模様を作る。
「お願い、ッ゛……、やめて、……いたぃ゙、の、!」
「っ、はぁー……♡その顔、堪んない……ッ♡♡♡」
やっと止めてくれたと思えば、愛おしそうな表情で傷を撫でていくりうら。
傷口に指が触れる度、激痛が走り顔を歪ませる。
ふと、傷口に視線を落とせば、赤い線は『りうら』の文字になっていた。自分の持ち物に記名するかのように。
りうらの方を見れば、指に付いた血を舐めとり、
「んふ、……おいし……、♡」
と零していた。
その瞳には俺しか映っておらず、ゾクッと背筋が疼いた。
これが愛によるものなのか、恐怖によるものなのか、俺にも分からなかった。
「ないくんは、ずっとりうらのものだから、……♡」
赤く染まった俺の左腕。
これは、愛……?
※誰かの性癖に刺さったら良いな((
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コメント
2件
ふぉっ…😇 内容天才ですか… 性癖滅多刺しにされましたよ…
読みながら左腕ぞわぞわしました…なんなら現在進行形で… いやーーー闇堕ち系もいいですね… 刺さりました🫶