闇には憧れる

さて、あれからいろいろ準備をして決闘にも参加したんだが。

「なんか、全勝して、プラチナ帯まで来てしまった。」

あれ、俺ってEランクだよな？

「最近は新聞でも俺のことばっかで、

不正をしてるんじゃないかって言われてるし。」

ま、たまたまラッキーが続いただけだろ。

「おい、聞いたか。”あれ”がこっちに向けて北上してるらしい。」

「まじかよ。そろそろ、逃げ始めないとだな。」

「だな。”あれ”をなんとかしてくれるやつはいねぇかな。」

「無理だろ。Sランクのパーティでも負けたって話だぜ。」

「それもそうだな。」

なんの話だ？

「てか、決闘の申し込みしないと。」

♢闇あこ♢

「プラチナでのルール説明をさせていただきます。」

「はい。お願いします。」

「プラチナでは、ランキング方式を取らせていただきます。

３位まではどのランキングの方とでも戦うことができます。

勝った場合は、相手のランキングまで上がることができます。

負けた場合は、一週間、決闘への参加はできません。

３位からは、一つ上のランキングへの挑戦のみです。」

「なるほど。なら、４位の方と対戦させていただけますか。」

「い、いきなり４位ですか！」

「駄目ですかね？」

「構いませんが、その、４位となるとかなり強いですよ。」

「はい。大丈夫です。」

「では、準備が整いましたらご連絡させていただきますので、

それまでお待ち下さい、一週間ほど連絡できるかと。」

「はい。お願いします。」

まずは、４位がどれぐらいかを見てそれから順に戦っていこう。

ちょっと楽しみだな。

〜つづく〜