※本作は、前垢にて投稿していた《拝啓、本当の幸せを求める君へ_。》という作品を元に作成しています。(こちらはリメイク版です。)
↑リメイク前を観たい方は、こちらの方を検索してご覧ください。
(小説の中で、暴言等の要素を含みます。しかし、作者はこれらを肯定したり、助長したりなどの意図は一切ございません。)
久しぶりに描いたので、温かい目で読んでいただけると幸いです。
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何処までも青く澄み渡る空、色とりどりの植物達、そして、賑わい合う大通り。
ここは《ミュヘルフ街》。 争い事がない、とても平和な街です。
そんな街に暮らす一人の学生が居ました。その学生の名は、《ランダ》。
ゲーマー界隈の中で知らない人は居ない、凄腕プロゲーマー。
《よし…このボスを倒せば…!!》
ランダはゲームに夢中。
時間を忘れる程楽しい、彼女にとってのもう一つの世界のような存在であるゲーム 。かれこれ3時間近くプレイしていることは本人も自覚していない。
《……!!来たぁぁぁ!クリa…》
《…ラーンーダー?何時までゲームしてるのよ!》
《!?びっくりした…!!姉さんか…》
ランダが姉さんと呼んでいる彼女の名は《リヨ》。第二の保護者的存在で、3歳も年が離れている。
《さっきから朝ごはんって言ってるでしょ?ほら!早く降りてきなさい!》
そう言い、リヨは下に降りていった。
《…ちぇっ、今から追加ストーリーやろうと思ってたのになぁ…》
ランダは少しモヤモヤした気持ちで、階段を降りた。
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下に着くとそこにはランダの大好物のパンケーキが。ランダのモヤモヤした気持ちは一瞬で吹っ飛んだ。
《うわぁ…!!パンケーキ!!》
《早朝から準備したのよ!味わって食べなさいね!》
リヨは誇らしそうに言った。
幼き頃に両親を亡くした2人は、10年以上支え合って今日まで生きてきた。
二人に同情した親戚が何度か引き取ろうとしてきたが、《妹は私が守る!》と全てリヨが断ってきたのだ。
今は一軒家で二人暮らしをしている。
《…姉さんさ、よく俺のこと一人で育てようと思ったよね》
《まあね!可愛い可愛い妹の為だもの!
出来ることは何でもやるわ!》
《(…やっぱ、姉さんらしいや笑)》
ランダは何時までも、こんな毎日が続けばいいなと思っていた。
数分後に起きる事件までは_。
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キャラクター紹介
❏ランダ ♀
ゲームを愛し、ゲームに愛された棒。
純粋で、頭の回転がかなり悪い。怪力
正義感が強く、誰よりも仲間思いである。
❏リヨ ♀
ランダの姉。
責任感が強く、重度のお節介さん。
お節介と料理上手なのは母親譲りだとか。
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→次回
《踏み外した道》
コメント
5件
フォローありがとうございます😊 物語書くの上手いですね。
追記:2025/03/26 物語が分かりやすくなるように画像を追加しました!