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ν[Ni ]_7॰`✧
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学パロですが寄宿学校時代の頃とは全く関係ないですので 、別のものとして読んで頂けたらうれしいです➷
1万1500字以上とがち長いのでお時間のある際にぜひ…✊🏻
knhb . nmmn の単語がわからない方は理解した上閲覧して下さい︎︎⟡
knhb
※ 御本人様には一切関係ありません
. 口調迷子
. nmmn
. センシティブ
. オメガバース
. 学パロ
. めちゃくちゃ展開早いしいつもの如くキャラ崩壊しまくってます
kn 「 」 hb 『 』 ng 〖 〗 mb 〈 〉
side ︰ hb
学生時代の俺はαが嫌いだった。
中学生の頃にあった出来事でαという存在が怖くなった。それからは出来るだけ関わらないようにしてきたし 、自分がΩだということも隠してきた。だから 、運命の番なんて俺には一生関係ないものだと思っていた。
あいつに出会うまでは。
———
その日は寝坊してしまい 、いつもより遅い時間に学校へ向かった。校門をくぐるとなにやら騒がしい声が聞こえてきた。黄色い声援、というやつだろうか。女子生徒に囲まれている男子生徒が眉を下げて困ったように笑っている。少し明るさを抑えた黄色の髪には 、オレンジ色のメッシュが入っていた。そして何よりも目を引いたのは 、宝石のように綺麗な青色の瞳だった。
一瞬、ほんの一瞬だけその青色の瞳と目が合ってしまった。
__ドクンっっ 、♡♡
『 っは 、ぇ 、 ? / / ぅ、な ” んぇ 、っ / / 』
突然全身の力が抜け 、立っていることも出来なくなってしまいぺたり、と地面に座り込んでしまった。慌てて地面に手を付き 、なんとか力を入れ立ち上がろうとするが 、足に力が入らず上手く体を起こすことが出来なかった。俺はこの症状をよく知っていた。何故ならヒートの時しか起こらない症状だからだ。俺はこの感覚が大嫌いなんだ。嫌という程自分の体が思い通りにならなくなるから。
『 ぁ 、” っ 、ひ 、/ / ぅう 、” ッ / / 』
震える手で制服の裾を握り締めてゆっくり深呼吸をし自分を落ち着かせる。ふと顔を上げて辺りを見回す。そもそもこの学校はαがほとんどでΩやβはあまりいないのだ。こんな道端のど真ん中でフェロモン垂れ流していたらいつ襲われてもおかしくない。こんな学校本当は入りたくなかったが親に将来を考えるならここがいい 、と言われ渋々入学を決めたのだ。
『 … っ 、く 、すり っ 、ぃ っ 、どぉ ッ 、こ 、/ / 』
鞄を手に持ち力を振り絞って立ち上がり急いでこの場から駆け出す。最後に後ろを振り返ったらあの青色の瞳と目が合った。その青色の瞳の中には欲情が映っていたような気がした。
———
一先ず学校の中へ入り 、誰もいない階段の下へ向かった。壁に背中を預け 、その場にずるずると座り込む。やっと人目から離れられたことに安堵するが 、体の熱は一向に引く気配がなかった。自分の鞄から薬を取り出し飲み込むとさっきより数倍体が楽になっていった。
『 っ 、ふぅ 、 』
なぜ 、何故今ヒートになったのか。まだヒートが来る時期ではないし薬だって飲んできたのだ。あの名前もわからない彼と目が合った瞬間、突然ヒートが来た。たぶん 、多分だけど彼もラットになっていたと思う。だって最後に目が合った時彼の瞳には欲情が浮かんでいるように見えたから。
———
ヒートが治まり 、まだ放課後ではなく二時間目なので教室へ向かう。扉をがらがら、と開けると先生と目が合った。
〈 おい渡会 、どこ行ってたんだ ! ! 〉
『 いやちょっと待って先生 ! ! 色々あったんやって ! ! 』
と 、言い訳をすると教室中が笑いで包まれた。先生もなんとか許してくれ自分の席へ向かった。授業を聞いてる間、あの名前も知らない彼のことで頭がいっぱいだった。そんなことを考えている内に二時間目の授業が終わり鐘が鳴っていた。その音と同時に隣の教室にいる四季凪アキラのとこへ速攻向かった。
———
『 アキラぁ 〜 ! ! 』
勢いよく扉を開けると視線が一斉にこちらへ向き少し気まずい。アキラの机に行くと本を読んでいた。
〖 ちょっとたらい 、そんな大声で呼ばないでくださいよ 、 〗
『 ごめんってぇ 、そんなことより聞きたいことあんの ! ! 』
〖 はいはい 、なんですか ? 〗
『 あんさ 、黄色い髪にオレンジ色のメッシュが入ってて 、青色の瞳を持った生徒知らん ? 』
そうアキラに尋ねると思い出しているのかうーん、と唸りながらを俯いて難しそうな顔をしていた。するといきなり顔を上げた。失礼なことを言うようだが 、なかなかに面白い顔をしている。
〖 … 一年生の 、風楽奏斗、という方ですね。確か 、入学した時から顔がいいと噂になっていたと思いますよ 〗
『 風楽、奏斗 、か。 あんがとアキラ ! ! また話そーぜ ! ! 』
〖 えちょ 、たらい ! ? 〗
それだけ言い残し教室を後にした。廊下に出ると 、後ろからアキラの声が聞こえた気がしたが 、気にせず自分の教室へと戻る。
風楽奏斗。 さっき聞いた名前を頭の中で何度も繰り返す。名前がわかったからって何かが変わるわけでもない。あいつが何者なのかも 、どんな性格なのかも 、俺は何も知らないのだ。
『 … 別に、知りたかったわけじゃねぇし 、 ? 』
誰に言うでもなく呟き 、小さく首を振る。ただ朝のことが気になっただけだ。あんな風に突然ヒートが来たことなんて今まで一度もなかったのだから。それに 、αは嫌いだ。できることならもう二度と関わりたくない。だが 、きっと俺の頭の片隅にはずっとあの青色の瞳が残っていた。
———
今まで全然会っていなかったのにあの日から頻繁に風楽奏斗という男と遭遇して目が合ってしまう。その度にヒートを起こして薬を大量に飲んでいた為、もう無くなりそうなのだ。だから今日は病院へ行って薬を貰いに来た。
病院に着き 、受付を済ませて待合室の椅子に腰を下ろす。
『 … ふぅ 、 』
小さく息を吐き 、膝の上で両手を握りしめる。診察までまだ時間があるらしく 、俺はぼんやりと床を見つめながら 、ずっと頭から離れない風楽奏斗のことを考えていた。
会う度に何度も何度もヒートを起こして体がおかしくなってしまいそうになるし 、時には逃げた先にαがいて襲われそうになった時だってあった。でもその時、後を追いかけてきたのか風楽奏斗が助けてくれたのだ。助けてくれたのは感謝している 、しているのだがあいつもあいつらと同じαなのだ。怖いのは仕方ないだろう。
そんなことを心の中で考えている時、待合室に俺の名前を呼ぶ声が響き渡った。
〈 渡会さん 、診察室へどうぞ 〉
『 … はい 』
返事をして立ち上がり 、少し重たい体を動かして診察室へと向かった。中に入ると 、いつも診て貰っている先生が待っていた。椅子に腰を下ろし 、薬が残り少なくなっていることと 、最近ヒートの回数が増えていることを伝えると先生が深刻そうな顔をして俺を見詰めてきた。
〈 何か 、変わったことでもありましたか ? 〉
『 うーん … あ 、最近あるαとよく目が合って 、その時突然ヒートが来るんすよね 』
心当たりなんてこれしかなかった為、包み隠さず先生に話すと先生はすぐには返事をせず 、少し考え込むように視線を落とした。
〈 雲雀さん。今回のヒートですが 、特定のαに対する反応である可能性が高いです 〉
『 … 特定の、α ? 』
〈 はい。特定のαと出会ったことでΩの体が強く反応することがあります。簡単に言うと運命の番である可能性が高いですね 〉
そう先生が言葉を発した瞬間、時が止まったような感じがした。運命の番。その言葉の意味は知っている。両親から散々聞かされていたし 、αとΩの間に結ばれる一生続く特別な関係だということも勿論知っていた。
『 … っ 、もしほんまにそうやとしたら俺、どうしたらいいんすか 、 ? 』
やっとの思いで絞り出した自分の声は自分でもびっくりするほど弱々しく掠れていた。
〈 相手の方と一度、話してみてはどうでしょうか。お互いのことを知るのも大切なことですよ 〉
『 わかり、ました。 』
先生の話を終え 、薬を受け取り病院を後にした。話をするって言っても結局は俺が行動しないと話せないよな 、とか色々考えてみてもやっぱり一体一でαと話すのは怖い。だけど 、助けて貰ったし少しぐらい信頼してもいいのかな。 … いや 、逃げてばっかりじゃだめだよな 、と思い両手で頬をバチン、と叩き気合いを入れる。
『 そうと決まれば話すぞ 、大丈夫や。俺ならいける。 』
そう自分に言い聞かせて帰路についた。
———
そして翌日の放課後、授業が終わりすぐに教室を出た。向かう先は一年生の教室。昨日から何度も頭の中で考えていたくせに 、いざ行動に移すとなると足取りが重くなる。だが 、昨日話すと決めたのだ。ここまで来て引き返すわけにはいかない。
『 … いた 』
教室の中を覗くと 、窓際の席に座っている風楽奏斗の姿が見えた。凄く背の大きい友達と楽しそうに話していた。声をかける前に一度深呼吸をして落ち着かせる。大丈夫 、アキラに話しかける時みたいに明るく声をかけたらいいんだ 、と心の中で静かに呟き 、教室の入口から一歩中へ入った。
放課後ということもあって教室にはまだ何人か生徒が残っている。楽しそうな話し声が飛び交う中、俺は窓際にいる風楽奏斗へと目線を向けた。
『 風楽奏斗、くん 、 ! ! 』
と 、声をかけると彼が話を止めてこちらへ目線を向けて目が合った途端、自分の中が徐々に熱くなっている気がした。
__ドクン 、ッッ ♡♡
『 っ 、あ 、 ぇ っ 、/ / ま、たぁ ッ 、 / / 』
「 〜〜〜っ 、/ / … ひ、ばり 、せんぱい 、ですよね 、 ? / / 」
彼も俺と同様、目が合った途端顔を赤く染めて言葉を詰まらせた。
『 〜、っ 、 / / そ、やけど … っ / / 』
「 … せんぱい 、ちょっとこっち来てください 、っ 」
突然俺の腕を掴み一緒にいた友人に短く何かを告げると 、他の生徒の視線もお構いなしに教室を後にし 、そのまま大人しく着いていくと誰も使っていない空き教室にたどり着いた。
『 … っは 、ふぅ 、/ / 』
「 … 先輩 、ごめんなさい 」
大人しく俺を見詰めていた彼が突然俺の目の前へ来て 、口付けをしてきた。最初は触れるだけの口付けだったが 、徐々に深い口付けに変わっていった。俺はびっくりして目を見開いて軽く肩をとんとん、と叩いてみるが一向にやめる気配がなく 、戸惑いながらも目の前にいる彼にそっと身を委ねる。
『 んん ” っ 、 ! ? ふっ 、/ / ぁ 、んんぅ ” ッッ 、 / / 』
満足したのかようやく解放され 、荒くなった息をはふはふ、と繰り返しながら肩で息をして一生懸命整える。
『 な、にして 、/ / 』
「 … ごめんなさい 、でもそんなえろい姿見て 、しかもその甘いフェロモン嗅いだら誰でも我慢できなくなりますよ〜 、 」
『 〜〜、っ … ばかじゃねぇの 、/ / 』
なんて言葉ではそう言うものの 、正直口付けをした時気持ちよかった、そんなことを思ってしまった自分がいる。中学の頃はそんなの一度も思わなかったのに。しばらく沈黙が続き俺のヒートが治まってきて言うなら今しかないと思い勇気を振り絞ってこの沈黙を破った。
『 あんさ 、奏斗、くん 、 ? 』
「 … んは 、奏斗でいいですよ 」
『 … んじゃ 、奏斗。俺ら運命の番、らしい。 』
片腕で自分を抱き締めて奏斗から目線を逸らし 、軽く笑う。数秒沈黙があり 、奏斗の方へ目線を向けると何故か 、悲しそうに眉を下げて笑っていた。
『 か、なと 、 ? 』
「 … 先輩は 、僕と運命の番って知ってどう思いましたか ? 嫌でした 、 ? 笑 」
なんて震えて今にも泣きそうな声で言うもんだから思わず奏斗の顔をじっと見詰めてしまった。いつも遠くから見ている笑顔とは違い 、眉は悲しそうに下がっていて俺に笑いかけてみせようとするが何ともぎこちない笑顔だった。俺のたった一つの返事で傷付いてしまいそうなその表情に胸の奥がきゅっと締め付けられる。
『 … 本音を言うと、怖かった。 … でも別に、嫌じゃないよ 、怖いって思っただけで 、 』
そう嘘偽りなく伝えると奏斗はびっくりしたように目を見開いて信じられないとでも言うような顔で俺のことを見詰めてきた。俺はというと 、こんな恥ずかしいことを口にした途端、顔が一気に熱くなった。きっと窓の外に広がる夕焼けよりも今の俺の顔の方がよっぽど赤く染め上がっているんじゃないかと思う。
「 … じゃあ 、先輩が僕のことを少しでも好きになって貰えるようにアタックしてもいいですか ? 」
『 … っはぁ 、 ! ? ごめんお前、俺のこと好きなん … ? 』
思いもよらない返答に思わず素っ頓狂な声が出てしまった。奏斗はそんな俺を見て 、少しだけ目を丸くした後ふっと柔らかく笑った。
「 はい。好きですよ ? 笑 」
まるで 、まるで当たり前のことを伝えるみたいに奏斗はそう答えた。あまりにも迷いのない返事に今度こそ言葉を失ってしまう。そこでキャパオーバーした俺は頭の中がぐちゃぐちゃになり 、俯いてぎゅっと自分の制服の裾を握り締めた。
「 … んは 、目合った瞬間くっそかわいいな、と思ってしまいまして。 」
『 … 〜、っ そんな包み隠さず言わんでや っ 、/ / 』
「 かわいいっすね。絶対、好きにさせますから 」
恥じらいもなくそう宣言する奏斗と違って 、俺は制服の袖を口元に当て赤く染った顔を隠すように奏斗から目線を逸らす。そんな俺の反応が嬉しかったのか 、奏斗は終始楽しそうに笑っていた。俺ばかりが恥ずかしい思いをしているのが何だか悔しくて何度も文句を言ってみたものの 、奏斗は全く堪えた様子もなく 、むしろ余計に嬉しそうにするばかりだった。
———
奏斗とちゃんと話してみたあの日から一ヶ月ほどが経過していた。あの後連絡先も交換し 、奏斗が宣言した通りアタックされる毎日が始まった。最初は面倒臭いとか思っていたが 、徐々に奏斗のことを好きになってしまっている自分がいて 、本当に宣言通りにされなんだか複雑だ。
最初はαなんて嫌いで嫌いで堪らなかったし 、絶対に関わりたくないと思っていたのに今では 、奏斗から連絡が来ると嬉しくなってしまうし 、学校で姿を見かけたら目で追ってしまう。
「 雲雀 〜 ! ! 」
と 、二年生の教室の扉をがらがら、と開けながら元気よく俺の名前を呼ぶ声が教室中に響く。この男、奏斗は仲良くなる為には名前呼びしなきゃでしょ 、なんて俺に呟き 、それから俺のことを名前呼びで呼んでいる。嬉しくもあるがみんなの前では少し恥ずかしいのでやめてほしい。
『 なんだよかな__と ” ッ 、 ? / / 』
__ドクンっ 、♡♡
突然のヒートで頭が真っ白になった。体から力が抜けた俺は膝を付き体を支えながら膝立ちで立っていることで手一杯だった。ここは教室だ。しかもαだっていっぱいいる。早く逃げないといけないのに体が全く動かない。
「 … 〜、っ 、ひばり ! ! 」
さっきまでの明るい声とは打って変わって 、焦りを滲ませた声が頭上から降ってきた。突然、体がふわり、と浮き上がる。いや 、実際に浮いているのだ。俺は奏斗にお姫様抱っこをされていた。周囲から注目を浴びていることはわかっていたが 、ヒートのせいか恥ずかしさは不思議と湧いてこなかった。そんなことを気にする余裕もないまま奏斗は俺を抱え 、廊下へと足を踏み出した。向かった先はやはり空き教室だった。奏斗が扉をがらがら、と開けると案の定、中には誰もいなかった。
『 っはぁ 、っ 、/ / う、ぅ 、” ッ 、/ / 』
「 … っ 、ふ、〜、/ / 」
すぐ近くで聞こえる奏斗の声にぼんやりと顔を上げる。きっと俺のフェロモンの匂いでラットが起こっているはずなのに俺を怖がらせないよう耐えてくれている。ほんの少しだけだが奏斗になら襲われてもいいのにな 、と思ってしまった。
「 … えっ 、 ? 今、ひばりなんて 、 」
『 … ふ、ぇ 、んぅ 、 ? / / 』
「 今、奏斗になら襲われてもいいのにな 、って言った 、 ? 」
奏斗の言葉に一瞬何を言われたのかわからなかった。だが 、その意味を理解した途端、自分が何を口にしたのかまで思い出してしまう。心の中で呟いたつもりだった言葉がどうやら 、そのまま声に出ていたらしい。
『 … 〜〜 、っ 、ぁ ” 、いゃ 、ぁえ 、” っ ? / / 』
「 ひば 、り っ 、 ? 触れてほしいって 、抱いてほしいってこと 、 ? 」
そんな直球に言われるとめちゃくちゃに恥ずかしく思わず俯く。あんなことを思ってしまった数秒前の俺を殴りたい気分だが 、言ってしまった言葉は取り消せないので羞恥心を無視して奏斗の問いに答えることにした。
『 んっ 、” / / 、っ … ぅ 、ん 、っ / / 』
こくり、と小さく頷く。それだけで俺にとっては精一杯だった。顔を上げることができず 、奏斗の制服の裾をぎゅっと握り締め 、奏斗が返事をするまで黙って待つ。
「 … ふ 、は 、煽って 、るよね、 / / 」
その言葉が聞こえた瞬間思わず顔が赤く染ったままの状態で上げてしまった。奏斗に目線を向けると奏斗は片手で口元を覆い 、困ったように笑っていた。いつもなら余裕たっぷりで俺を揶揄ってくるくせに今は耳まで見事に赤く染め上がっている。
「 … んは 、雲雀。 」
奏斗に名前を呼ばれただけなのにドクン、と胸が大きく飛び跳ねた。恥ずかしくて目線を逸らしているとすり、と何かが俺の頬に触れた感覚がし 、そちらへ目線を向けると奏斗の手だった。
「 ひばり … っ 、もう 、我慢できないんだけど 、いい 、 ? 」
『 … っ 、 ! ? / / … ん 、っ 、/ / 』
と 、頷いた瞬間、俺をゆっくりと机の上に座らせた。一瞬忘れていたけど 、ここは学校だ。学校でこんなえっちなことをしようとしていると知られたら学校生活が危ない 、と思っていたのも束の間、突然ふに、としたものが唇に触れた。
『 ぁ、んぇ ” ッ 、/ / か、ぁと 、んぁ ” っ 、んぅ っ 、/ / ふ、ぁ ” ッ 、 / / 』
「 … なに考えてんの 、僕のことだけ考えてよ 」
やっと離してくれたと思ったら嫉妬心むき出しな奏斗に笑ってしまう。
『 かな、とのことだけ考えてる 、よぉ 、/ / はず、かしぃから 、だくなら 、はよだけよぉ 〜 、っ / / 』
「 っ 、ふ 、仰せのままに。 」
そう言って笑った奏斗はさっきと同じようにもう一度俺をお姫様抱っこをし 、廊下から見えないようにする為なのかわからないが教卓の下へと移動した。そもそも今はまだ放課後ではない。当たり前に生徒だっていっぱいいる。見られてもおかしくないのだ。
———
あれから奏斗はゆっくりと制服を脱がし真っ裸になった俺を舐めるように見詰めた後、丁寧に俺のナカを慣らしていった。中学生の頃一回だけ先輩に襲われたことがある。その時は本当に何にも気持ちよくなかったし痛かったしで最悪だったが 、奏斗とするのは気持ちいいし幸せな気分になるのは奏斗だからだろうか。
「 … ふふ 、 」
『 ん 、 ? どした__ん ” ぉッ 、 ! ? ♡♡ 』
一生懸命俺のナカを慣らしていた奏斗が突然奏斗のちんぽを一気に俺のナカへと挿れ込んだ。挿れたことによって俺の体がびくびく、と痙攣し呆気なく射精してしまった。
「 雲雀 、声抑えないと聞こえちゃうよ 」
『 … 〜〜、っおまえが 、急にいれるから、やろぉ 、っ / / 』
ごめんごめん、と軽く笑って受け流され 、声出せと言われてるかのようにぱんぱん、と腰を動かされる。たぶん 、今は六時間目ぐらいだ。もう少しで放課後になりこの教室の前の廊下を通る人が続々と出てくるはず 、だから声を出すわけにはいかない。
『 っはぁ 、ふ 、ぅ っ 、/ / ば、かぁっ 、 ! ! はげし、よぉ 、っ / / んぉ ” っ 、ぁう 、ッ / / 』
全く余韻が抜けずずっとびくびく、としており 、軽く奏斗が動いただけで快楽を拾い射精してしまう。だが 、そんな俺とは違い堪らなく愛おしそうに俺のことを見詰める奏斗と目が合った。
「 … せんぱい 、年下に抱かれる気分はどうですか 、 ? 笑 」
と 、揶揄うように目を細めて軽く笑いながらそう囁く。こんな時だけ俺のことを先輩と呼ぶのは本当にずるいと思う。羞恥心でこの場から逃げたくなるのを堪え目を伏せる。
すると 、鐘が鳴ったと同時に沢山の足音が俺の耳に入りこちらへ向かって来ているのだと認識をした。その音がもう六時間目が終わり放課後なのだと知らせてくれた。
『 っ 、 ! ? ま、って 、かぁ、とっ / / ひと ” っ 、くる 、ッ ♡♡ 』
〈 〜〜〜 、笑 〜、〜〜 ? 〉
廊下で話している声が聞こえ始め 、奏斗にやめろと訴えかけるがにや、と笑い腰を動かし始めた。その時、凄く整っていて綺麗な顔とは裏腹にとんでもない悪魔なのだと思ってしまった。
『 … 〜〜 、っ ” / / ふ 、っ 、んん ” ッ 、 / / っは 、っ 〜 、♡♡ … ふ ” ぅ 、 ” ぁ っ / / 』
〈 〜〜、っ ! ! 笑 〜 、 〉
「 … もう行ったか 、雲雀 ? 手で口抑えて頑張って声出さないようにしてるのかわいいね ? 笑 」
思わず奏斗の手をぎゅっと握り締める。廊下から聞こえる声が遠ざかっていくまで 、顔を上げることすら出来なかった顔を足音が聞こえなくなったのと同時に上げる。心臓はまだ落ち着かず 、口元を覆った手の隙間から熱い息が漏れる。
『 は、ぁ っ 、〜〜 、っ / / も、ひーと ” ッ おさまった、てぇ ” ッッ 、♡♡ 』
「 … まだ俺満足してないから付き合ってね 、ひ〜ばり ♡♡ 」
そこからは記憶がなく 、たぶんきっと奏斗は奏斗がイくまでずっと腰を動かし続けていたと思う。最後に見た奏斗の宝石みたいで綺麗な青色の瞳には俺の姿しか映っていなく 、欲情に満ちていた。
———
部屋の中に光が差し込みそこで目が覚めた。ぼんやりと目を開け 、見慣れない天井に一瞬戸惑うがすぐにここが奏斗の家なのだと気づいた。数分何も考えずぼーっとしていると突然扉ががちゃ、と開いた。
「 雲雀 ? 」
『 んぁ 、奏斗〜 ! ! 』
咄嗟に立ち上がり奏斗の方へ駆け寄りぎゅっと抱き締める。もう俺は奏斗が好きなのだ。いや 、もしかするとずっと前から好きだったのかもしれない。
「 体大丈夫 、 ? 」
『 ん 、大丈夫やで 』
奏斗より俺の方が身長が高いのにぽんぽん、と頭を撫でられる。正直嬉しいと思ってしまうが 、俺の方が年上だし身長だって人より高いし 、何より男なのに頭を撫でられるのは少し複雑だ。
「 … ねぇ雲雀。僕雲雀のことが好きだよ。運命の番だからとかΩだからとか 、そんなんじゃない 、雲雀だから僕は好きになった。だから 、僕の恋人になってくれませんか 」
いつもより真剣な顔で言われ 、少し目を見開く。徐々に顔が赤く染っているのを感じ 、咄嗟に手を口元に当てる。だが 、一世一代の告白をしてくれたからちゃんと自分の気持ちを伝えないと 、と思いまっすぐ奏斗を見詰める。
『 … 俺、今でもαが嫌いやし怖い。最初奏斗とも絶対関わりたくないって思ってた。 … でも 、奏斗と話してる内にどんどん奏斗のことが好きになっていったんよ。 』
言葉に出して発するほど自分が奏斗のことをどれだけ好きなのかを改めて自覚してしまい 、顔がますます熱くなる。こんなこと今まで誰にも言ったことがなかった。ましてや 、本人を目の前にして伝えるなんて恥ずかしくて仕方がない。
『 … αが好きになったわけじゃない。風楽奏斗って男が好き。だから 、俺も、奏斗の恋人になりたい … です、 / / 』
口に出して自分が思っていることを嘘偽りなく話している途中、自分がどんだけ恥ずかしいことを言っているのかに気づいてしまい 、最後の言葉を言う頃には恥ずかしさで胸がいっぱいになり 、顔どころか耳まで真っ赤に染まってしまっていた。
「 … ふ 、かわい、雲雀。ほんとうれしい 、好き 」
『 うぅ 、はずかし 、っ 、/ / 』
奏斗は優しく俺のことをぎゅっと抱き締めてくれた。突然のことに一瞬身体が強張ったものの 、すぐに背中へ回された腕の温かさに気づき 、ゆっくりと力を抜く。首元に顔を埋めると奏斗の嬉しそうな声がすぐ近くから聞こえてきた。その声を聞くだけでまた胸の奥がきゅっとなる。
あぁ 、ほんまに俺、奏斗のこと好きなんやな 、と再認識をした。
これが学生時代の奏斗と俺の思い出。今でもこのことは忘れないしこの先も忘れないと思う。あの頃から四年が経ち 、俺は21歳、奏斗が20歳になっていた。俺らは違う大学に進学したが変わらず恋人のままだし 、一年前に同棲をしたいと奏斗から言ってくれ今は一緒に住んでいる。
突然、玄関の扉ががちゃ、と開いた音がし 、奏斗が帰ってきたのだと思い玄関へ向かう。
『 おかえり奏斗 、学校おつかれ 』
「 雲雀〜 、疲れたよぉ 、ま〜じレポート大変 ! ! 」
お疲れ様、と疲れ切っている奏斗を労り 、丸い頭をぽんぽん、と撫でる。そうすると奏斗は俺の背中に腕を回し思い切り抱き締める。それが俺らの日常だ。
中学生の頃、信頼していた先輩に裏切られ 、裏切られた挙句に俺がΩということを学校中に広められ 、俺を馬鹿にする人も俺を自分の欲を満たすためだけに利用する人もいた。怖くて怖くて堪らなくて 、それ以来、絶対αと関わらないと決めていたのに風楽奏斗というたった一人の人間によって俺の人生は180度変わっていったのだ。
最後まで見て下さりありがとうございました ♩
ごめんなさい、元々目安5000字ほどの予定だったのですが書いている内に書きたい場面がいっぱいすぎて思ったより長くなってしまいました👉🏻👈🏻💧
では 、また次の物語でお会いしましょう ෆ
コメント
1件
りんさん、第11話読みました…!もう、めちゃくちゃ良かったです……!冒頭の「αが嫌いだった」から始まる渡会の心情、すごく深くて引き込まれました。奏斗と目が合った瞬間にヒートが来る描写、ドキドキしました…運命の番って設定がしっかり生きてて、そことの葛藤がリアルで。最後の「風楽奏斗って男が好き」ってセリフ、泣きそうになりました。長かったけど、その分二人の距離が縮まる過程が丁寧で、読んでて幸せな気持ちになりました。お疲れ様です、素敵な物語をありがとうございます!