まだ日が出ていない程の早朝だからか周りには誰も居らず、私はその状況がとても楽しく
感じた。
(まるで、私以外のみんなが世界から
消えたみたいじゃないか!)
そんなことを考えた私の足取りはしごく軽やかにスキップをしていた。
だが、そんな幸せの感覚はすぐに消えて
しまった。
朝日が出て来てしまったからだ。
私は朝日が嫌いだ。
照らされたくなくても、隠れても、誰それ
構わず明るく照らしてくる。
不愉快だ
私は逃げるように朝日から逆方向に向かった。
朝日からも、探偵社からも、寮からも、
避けるように、逃げるように、
逆方向に、逆方向の、遠い、遠い、街に、
遠い、遠い、街の、高い、高い、ビルに、
ビルの屋上に、
私は向かった
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どうも、主こと、あづさです。
毎度の如く、短くて、申し訳ありません。
文の違和感などや自分の書きたい通りの物語を書きたくて少し時間をかけています。
書くのは楽しいので、バンバン進むとは
思いますが、末永く宜しくお願いします。