テラーノベル
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私たちって結局なんだったんだろうね
夜の遊び相手?それともただの気まぐれ?
友達というには触れ合いすぎて、恋人というには足りなすぎた
何時でも君は優しく触れて、勘違いしてしまいそうだった
こうなったのは成り行きだった
どちらが求めたとかはない
自然と、こうなるべくしてなった
あなたが私を呼ぶ時はいつも突然で
休日の昼だったり、深夜だったり
ただ時を過ごす時もあれば、扉を開けた瞬間抱きしめられることもあった
私が嫌がることはしないし、次の日立てなくなる程まですることもなかった
慈しむように、そっとそっと。
愛し合うとは違って、そこに愛はなくて
だからこそ苦しい
何度求められてもそこには優しさしかないの
優しさと愛はイコールでは無いから
どうしようもなくむず痒くて
突然途絶えた連絡
あなたの家に足を運ぶには
あまりに遠くて、苦しくて、
マメに連絡するような人じゃないから
電話をかけることも躊躇って
やっとかけた電話も留守電で
結局なんだったんだろうね
もう二度と届かないと分かっていても
あなたとのメッセージを見返してしまうの
僅かな期待に縋って
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