1週間後
蘭「ただいまー」
蘭「あ゙ー、まじ疲れた」
春「あ、おかえり」
蘭「うん、ただいま」
蘭「てか竜胆は?」
春「今寝てる」
蘭「こんな時間まで?どこで?」
春「……俺の部屋で♡」
蘭「は?」
蘭「なんで竜胆がお前の部屋で寝てんの?」
春「昨日一緒に寝たから」
蘭「おまえ、それっ」
竜「んぁ…兄ちゃん?」
蘭「…竜胆」
竜「兄ちゃん、!」
竜「帰ってきてたの?」
蘭「うん、今帰ってきたところ」
春「竜胆、離れろ」
春「返り血で汚れんだろ」
春「汚ぇ豚共の血ぃつけたくねぇ」
竜「あ、ごめん…」
蘭「…ふーん、そーゆうことね」
春「は、お前がいねぇ間にいろんなことがあったんだぜ?」
蘭「ふーん」
蘭「で?お前は薬を使って竜胆をおかしくさせた、そうだろ?」
春「………」
春「竜胆、部屋行ってろ」
竜「…うん」
春「これだから察しの良い奴は嫌いなんだよ」
蘭「嫌いで結構」
蘭「お前、竜胆に何をした?」
春「何って……」
春「俺のものにしただけだけど」
蘭「あいつがお前のものになるわけが無い」
蘭「竜胆はお前のこと嫌ってただろ」
春「まぁな、でも、」
春「薬で狂わせちまえば、んなもん関係ねぇんだよ」
春「あいつを絶望のふちにたたせて、メンタルボロボロになった時に」
春「優しい言葉と薬で俺に堕とす」
春「だから、今あいつは俺のものって訳♡」
蘭「絶望、ねぇ……」
蘭「じゃあやっぱり、あれはお前の仕業だったんだな」
春「なんのことだ?」
蘭「しらばっくれても無駄だぜ?」
蘭「竜胆が度々おれに泣きながら相談してきてた」
蘭「作ったはずの資料のデータが消えてる」
蘭「お気に入りのCDが壊れていた」
蘭「部下にちょっとした嫌がらせをうけた」
蘭「食事中に嘔吐してしまって、吐物に錠剤の欠片が入っていた」
蘭「まだまだある」
蘭「これ全部、おまえがやったんだろ?」
春「…よーくお分かりで、大正解」
春「そぉだよ、全部俺がやったことだな」
春「でも、だからなんだ?」
春「竜胆は別にお前のものじゃないだろ?」
春「竜胆が泣いて縋ってきたぜ」
春「兄ちゃんには恋人がいるから、俺のことは見てくれない、って」
蘭「なに、それ」
蘭「俺、竜胆のことしか見てないんだけど」
春「知らねーよ、先にとったもん勝ちだ」
蘭「…ま、お前なんかすぐ捨てられるよ」
蘭「あいつは、俺がいないとだめなんだから」
蘭「俺がいない間、竜胆の様子おかしかっただろ?」
春「まあな」
蘭「ぜーんぶカメラでみてたから、お前が何をしてたとか全部知ってる」
蘭「竜胆のことを手酷く抱いていたのも、竜胆の体に埋め込んどいた盗聴器で聞いていた」
春「…はは、ほんとお前ってヤベー奴なのなw」
蘭「お前に言われたかねぇよw」
蘭「ま、これからはライバルってことで」
春「は、上等だぜ」
蘭「あまり調子に乗るなよ?」
蘭「竜胆がどれだけ俺に依存してるのか、みせしめてやっから」
春「お前の方こそ、竜胆に対する俺の執着心と愛を侮るなよ?」
蘭side
はぁ、まさかとは思っていたけど春千夜も竜胆のことを狙ってたとはね
ま、すぐ俺のもんにもどすけど
まずはそーだな……
竜胆の事を精神的に追い詰める
そんでそっからたっぷり甘やかして俺の事を思い出させる
そーすれば余裕で俺のもん
春千夜side
めんどくせーことになったなぁ…
ま、竜胆には俺がいるし、いまさら蘭のことなんて必要ねぇからな
まずはなー
薬つかって竜胆の心をギリギリまで壊して…
そっから「優しい言葉」をたくさんあげて完全に堕とす
これでいくかァ♡
蘭&春千夜
まってろよ、竜胆
しゅーりょーです
続きは伸びたら
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