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#さのじん
自分夢の中
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#そのじん
ma
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#さのじん
はえさん
37
あぁ、今日もかよ……布団に潜り込んで数分、目を瞑るが全く眠れない。何故かと言うと
?:まじやばいってー
?:それはもうストーカーだよ!!
?:うるせぇ!!だまれ!!
吉田:…その声がうるせぇよ
そう、隣に住む奴がうるさすぎる。毎週同じメンツで飲んでるらしく、その声が直で俺の部屋まで響く。どうせ同じ大学生だろう。でもどこの大学かも知らないし顔も何度か見たことがある程度。ちゃんと会話したのは、成り行きで俺の部屋に入れてあげたあの日だけ。そんなほぼ赤の他人のところに怒鳴り込みに行ったり壁を叩いたりする勇気は俺には無い。ただ、このうるさい時間が過ぎるのを待つだけ。なんだが、
?:いっそ告れば?振られるの承知で
?:いやぁ、やだよぉ嫌われるもん
?:今の酔った勢いで行けばええやん!!
毎回こんな会話を聞いてる気がする。いつも3人で好きな人に告るとか告らないとか。くだらない。本当に大学生なのか怪しいくらい純粋無垢な話なのに、酒を飲んで騒ぐというクズさがそのピュアさを完全に破壊している。てか、本当にうるさいな?明日一限だからもう寝ないとやばいのに
?:分かった、俺行くわ!!
?:えぇ!!!!まじ!!!
?:とうとうこの日が来たか
?:おう…行ってくる!!
あ、すげぇ。初めてじゃない?告白しに行くの。いつもは心の準備が…とか言ってる癖に。てかこんな夜中に行くって、家近いんかな。漢気あるけど迷惑すぎん?いや、両片思い的な感じなのかな、確かにスタイル良かった気がするし、ほんとイケメンはいいよな
俺はここで一件落着して、この騒がしい日々が終わることに胸を撫で下ろし、目を閉じた瞬間だった
ピンポーン
吉田:ひっ!!!!
突然鳴った音に思わず飛び起きる。え、俺ん家のチャイムだよね?え、こんな夜中に!?やだやだやだ…絶対出たくない。不気味だし怖すぎる
ピンポーン
吉田:また鳴った……もぉ、やだ……
俺は震える足で何とか立ち上がり、忍び足で玄関に近付く。扉の反対に人の気配が微かにする。俺は深呼吸をして、恐怖で涙がこぼれそうな目を無理やりかっぴらいてドアスコープを覗き込んだ
吉田:……え?
驚いたことに、覗いた先にいたのは、先程まで馬鹿みたいに騒いでいた、隣に住んでいる大学生だった。心配そうな顔で立ちすくんでるけど、こっちの方がその行動に心配になるわ!なんで?告りに行ったのは別のやつなのか?はぁ、本当なら出たくない。でも、隣人関係は大事にしないと後々面倒くさそうだし…
ガチャ
吉田:…こんばんは
お隣さん:こんばんは。夜遅くにすみません
顔がほんのり赤くて目の焦点が合ってない様子からも酔いが伺える。本当に怖いんだけど
吉田:…あの、どうかしましたか?
お隣さん:…いつもそのスウェットで寝てるんですか?
吉田:……は?
予想外の言葉に思わず聞き返してしまった。え、今、なんて言った?聞き間違えだよな?
お隣さん:あ、あぇ、すみません!!いつもオシャレなイメージだったから、めっちゃギャップで…髪もそんなにボサってなってるのも初めて見たから、その、なんというか……
うん。ちゃんと聞いたけど、言っている意味が全く分からない。そりゃ、外に出る時はある程度の身だしなみは整えるようにしているけど。今の俺の姿を見てギャップを感じる奴なんていねぇだろ
吉田:言ってる意味がよく分からないんすけど…
てか、そんなに髪ボサついてたか?確かにゴロゴロしたから癖ついたかも。俺はとりあえず遠回しにお前に引いてるぞという気持ちを伝えながら、跳ねているところを探そうと髪を触っていた、だけだったのに…
お隣さん:…ここですよ
吉田:、っ、は!?
手が伸びてきたと思うと跳ねているらしい場所の髪の毛に触れられる。いきなりのスキンシップに脳がフリーズしている俺に構うことなく、こいつは頭を撫でるように髪を直し始めた
お隣さん:髪、ストレートなんだ。てか、めっちゃ泣きそうな顔だったけど、もしかして怖がらせましたか?そんな顔初めて見たけど、ヤバすぎますね
吉田:…やめてください
意味不明なことを言い続けるお隣さんの手を振り払い、精一杯睨みつける
吉田:俺のことを馬鹿にしに来たんですか
お隣さん:告白しに来ました
吉田:告白ね……は?
俺がその言葉の意味を飲み込む隙を与えず、男は勢いよく頭を下げると、アパートの廊下、いや、アパート全体に聞こえんじゃないか、くらいの声量で俺に言い放った
お隣さん:俺と、付き合ってください!!!
吉田:……はぁ!?
♥200越え次第、次行きます
コメント
3件
今回の作品も素敵です✨️ 続き待ってます〜!!💛
うわっ、これめっちゃ面白かった!!深夜の隣人の騒音に悩まされる日常から、まさかの告白が飛び込んでくる展開が最高すぎる。主人公の「は?」って困惑が完全にこっちにも伝染したわ(笑)。スウェットとボサ髪のギャップに触れる隣人の行動、意味わかんないけど愛おしさ感じる。続き気になりすぎる!