⚠︎︎夢小説注意⚠︎︎
・成り代わりではありません
・夢(小説の)主(人公)が出てきます
夢主=○○
お相手=御影玲王
ー 教室に居場所もない私が、 着いた先は学校の屋上。
滅多に人は来なく、一人でいるには快適な場所だからよく利用している
自販機で買ったザクロジュース、 これを
いつも購買で買った炭酸水をザクロジュースに入れて炭酸割りにして屋上で飲むのが私の日課
不人気だけど、私は好きな味だった。
屋上から見える景色はいつもぼやけて
灰色がかった世界に見えている。
「はぁ」と、ぽつり1人ため息をついた
誰もいない屋上だったらいくらでもため息をつけるから私には息苦しくなかった。
「それ何飲んでんの?」
背後から声を掛けられてビクッと体が震える
まるで猫がキュウリを見付けた時と同じ反応だ
「たはっ!すっげぇビックリすんじゃん!」
こんな私に気さくに話しかける人間がいるとか、 世も末だな
そんな考えをしながら声がする方へと顔を向ける
玲「あ、やっと目合った」
居たのは成績学年1位、容姿端麗でどこか胡散臭いと感じるほどのコミュ力がある
学園の王子様という言葉が相応しい男、 御影玲王だった。
○○「私に何の用ですか?」
警戒心むき出しの私にも動じず彼は口打ちに続ける
玲「んな警戒心むき出しにすんなって!まぁー…こんな屋上に来るやつなんて滅多にいねーから…」
○○「あぁ、そうですか。では」
早々と立ち去りたい。こんな空気耐えれるわけない。とそそくさに立ち去ろうとする私の手を掴み “まぁまぁ、話だけでも”と一向に私を帰らす気はないようだった。
○○「はぁ、で、本当はなんなんですか?」
ウザったらしいなぁ、そう思った時にはどうやら顔にも出ていたようで
私の顔を見てクスっと笑えば彼は話を続けた
玲「実はサッカー部のマネージャーを募集しててさ〜」
玲「そこで!○○に抜擢したいなと思って、
屋上来たってワケ。」
あまりの急展開に持っていたザクロジュース が溢れる
サッカー部??マネージャー???
私には無縁な青春そのものすぎる話
○○「なんで、私なんですか?」
そう、ホントにどうして私なのかが理解 できない。
私は一方的にこの人を知っているだけであって
話したことも今日が初めて……
初めて?
○○「私…名前言ってない、ですよね。」
周りから見たら太陽に照らされたように
清々しく笑うその顔に恐怖を覚える
玲「2年C組、○○、血液型A型、誕生日○月×日
家族は○○含めて3人、 部活は無所属、白宝高校の近くにあるアパートで一人暮らしをしている、 白宝高校普通科コース、遅刻欠席早退を繰り返す不良生徒…」
玲「コレ、○○であってるよな。」
○○「なんで、私の事、そこまで」
じりじりと近寄る玲王とは反対に
恐怖で一歩、また一歩と後ずさりする
玲「俺、気になった事にはとことん本気で行きてーの!」
玲「んで、なんで○○かって、事だけど。
俺ってけっこー女子からの人気高いワケ。」
困惑している私にもお構い無しに
ベラベラと変わらぬ口調で玲王は話し続ける。
玲「だから、マネージャーと付き合ってる!つーことにしたらサッカーに集中できんだろうなって、」
○○「へぇ…だから私を……」
ん…??あれ…??
マネージャーと付き合ってる???
○○「ちょっと待って、ストップ。」
頭の中の情報を整理したくて手でストップのジェスチャーをかける。
学園一の王子様に私の個人情報が筒抜けで…
私がマネージャーで…
顎に手を当てて何度も考え込んだ。
玲「んはっ、んな考え込むなって!」
能天気と言わんばかりに明るく笑う
あなたのせいで私考え込んでるんですけど。
そう思い睨みつける
玲「 ゙仮のカノジョ ゙として、アリバイっつーか、一緒に居てくれたらいーだけなんだよ! 」
玲「それに、サッカー部のマネって事にしたらみんな納得するだろ?」
淡々と話す玲王に少しだけ納得してしまう
○○「まあ…確かに、そう、ですね。」
仮だとしても、カノジョって事実があれば
“御影玲王”の周りに来る女子は少なくなるはずだ。
玲「だろ?だからさ…」
私の右手を取り 自然と膝を着いて
薬指に口付けをされる。
爽やかな風に玲王の髪の毛が靡き、 アメジストの色した瞳には私の姿が綺麗に揺らいだ
玲「 俺と付き合って、○○。 」
童話に出てくる王子様の様に煌めく
その姿に思わず心を掴まれる
多分、御影玲王の周りにいる女子達…いや、
人達ならこんなセリフを言われたら
卒倒してしまうだろうな。
゙仮の告白 ゙だと分かっていても尚
ときめいてしまうんだから。
○○「 ゙はい、もちろん。 ゙ 」
神様、どうやら私には、私の思う普通が無いらしいです。
NEXT···▸200♡
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