ラストの恋は君とが良い
あと3日でタヒぬ彼女、春奈にそう言われた。
「は、?」
理解出来なかった。
理解したくなかった。
「何の冗談だよ、俺達結婚するんだろ、?」
そうだ、俺たちは結婚するんだ
なのに別れる。
なんて、有り得ない、
「結婚、笑出来たら良かったね、笑」
出来たら良かった、?
「出来たら良かったじゃない、!するんだ、!」
「したかったな〜、春ちゃんと結婚、」
「結婚するんだ、!俺たち2人で、!」
「なんで、?私もうタヒぬんだよ、?」
知ってる、知ってるんだ、
「春奈が死ぬまでに結婚すればいいってことか、?」
彼女は残された時間を気にしてるのかも、
そう気になった俺は聞く。
「そういうことじゃないの、、」
時間の問題じゃない、?
じゃあなんでだ、?
「なぁ、じゃあなんでなんだよ、」
春奈は何故別れたいんだよ、
「時間も関係あるけどさ、春ちゃんには幸せになって欲しいの、」
は、?幸せ、?
「俺は、幸せになるために春奈と結婚したいんだ、!」
「それ、本当、?」
「あ、あぁ、!もちろん、!」
「嘘だね、」
は、?嘘、?
「嘘じゃないんだぜ、!本当だ、!」
「春ちゃんはさ、幸せになれるって言ったけど
それって私が”生きてたら”の話じゃん、」
何の話だ、?
「春ちゃんは私と結婚して私がタヒんだら幸せになれないじゃん、 」
「春ちゃんには幸せになって欲しいの、
私を忘れて、」
確かに、彼女が言ってることは正しい、
彼女と結婚して彼女がタヒんだら
俺は彼女も失い、他の奴とも結婚できない。
ただの空っぽとなってしまう
「だけど、俺には春奈しかいないんだ、!」
そうだ、俺には春奈しかいない
他のやつなんてどうでも良い
「春ちゃん、愛してた、」
「は、」
春千夜さんお時間です-`
看護師さんが来てしまった、
もう、春奈とははなせないのか、?
いや、明日、明日、もう一度来よう
ガラガラ
「春奈、またな、」
「春ちゃん、バイバイ、」
あぁ、彼女が好きだ、
別れるなんて有り得ない、
結婚するって約束したのに、
「俺って最悪な奴だな、笑」
結局その日は涙を流しながら
彼女と帰る。
と約束した家に”ひとり”で帰った。
コメント
8件
せつなーーーい
お待たせしました、!めっちゃ久しぶりの投稿、