テラーノベル
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「……」
『死にたい…?』
「……」
『なんか喋ってよ笑』
「俺は死ねるの…?神だから死ねないんじゃ…」
『…神だろうと死ねるさ笑』
『まぁ血がある限り君は“妖怪”だから死ねねーけど…』
「哀しくないの?」
『…は?意味わかんな…』
『死にたいのなら俺が君からいなくなればいいだけの話だし…』
『そろそろあの人にも会いたいだろ?笑』
「別に死ななくても…てか誰?」
「あの人?」
『もう思い出せないか…』
『大丈夫だよ…もう休みな』
『君は十分生きた』
『俺の器になってくれてありがとう……』
あ 君の名前って
「…“涼”?」
思い出した
「ねぇ…」
「俺から…離れるの……?」
『…』
「…!ねぇってばッッ!!……」
ごめんな…もう俺の心が持たないや……
最後に…思い出してくれてありがとう
「…ここどこ?」
タタタッ!… ギュッ!
「へぁッッ?」
「グスッ…会いたかった……」
「………っ!」
「……“しょーた”?」
「…うんッッ…1人にして、ごめんっグスッ」
「ごめんな、辛かったよな…」
「ふふっ笑また会えたね…」
「やっぱ俺等一生離れられないね?」
「もう…約束破らない…ずっと一緒…」
「うん!」ギュッ…
「お~い2人こっちこーい!」
「みんなで宴しよーぜ!わら」
「ご飯たくさんあんでぇ!!」
「にゃははっ!久しぶりじゃん!」
「こっちですよ〜!」
「にぃさん達尊っ!!…」
「きゃははっ笑 みんな嬉しそぉ〜笑笑!」
「…“涼太”いこ?」
「…うんっ」
「…“翔太”?」
「ん?」
❤️「これからも…ずっと一緒だよっ///」
💙「…当たり前だし?笑」 チュッ…
❤️「!…」チュッ
小さく響いたその音
2人の手には綺麗に輝く指輪が
誰からも干渉されないこの場所で
“平和に”…9人は暮らす
2人は2人だけの愛を確かめながら…
“みんなと”…この世から姿を消す
終
コメント
29件
主様の書いた小説が良すぎて、 ガチ泣きしました😭 こんなにいい小説に出会わせてくれてありがとうございます!
ええ話やぁ😭😭😭😭 そこなら誰にも見つからないし襲われない! やっぱ作者さん天才ですね!!