そうじゃん?
切ることができれば桃は自由になれる。
赫「なぁ桃、聞いてもいいか?」
桃「…ん?」
赫「…弁護士は頼ったことある?」
桃「…ないけど」
赫「どうして?」
桃「…君ら以外に人を信用しようとか頼ろうと思えないから?」
赫「…つまり弁護士に特別拒否ってる理由はない?」
桃「ないよ」
翠「…ぁ~もしかして?」
赫「親を訴えることができるんじゃねぇか」
紫「…いやそれ警察来るぞ?」
赫「いや、勝てる」
黄「勝てる保証があるってこと?」
赫「ある。」
赫「それに勝つことができれば桃は義母とは無関係」
赫「つまり国際に関係ないだろ?」
翠「…なら明日にでも弁護士を探してみるよ」
黄「そうなったら動くか」
紫「…何を持って俺は海外から探しとく。」
翠「ありがとう。」
___
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桃「…それで、全部終わるなんて思っちゃ駄目なんだよ。」
俺がここで終わらす。
それが全ての終わりの場。
だから、後悔してね___。
___
翠「桃々ッこれ、どう!?」
桃「任せますよ~。」
赫「桃、俺この人がいいと思う!」
桃「駄目、センスなし、信用なし、」
赫「厳しくないですか?」
桃「そんなもん。」
赫「じゃこの人!ほら、優秀そうで」
桃「駄目、詐欺系だろ。」
赫「…この人っ!ほら過去探偵してたし!」
桃「調査力ゼロ」
赫「…桃って写真見ただけで判断できるの?」
桃「…暗い話でもしますか?」
赫「……やめておきます。」
桃「でしょうね、」
黄「…?過去に写真詐欺的なことでもあった?」
桃「そんなマッチングアプリみたいなことねぇわ」
桃「…ちょっと昔に裏切られただけだよ、」
翠「裏切られた?」
桃「そ、」
桃「結構信用してたし、俺の中では腕も良かったからプライベートでも頼ることもあったけど」
桃「全部造り物だったっていう。」
翠「…身内?」
桃「そうだね~、君らでも知ってるぐらい」
紫「は、マジで!?」
桃「うん、」
桃「…初期の頃からいたstaffさんだったから。」
赫「staff!!?」
桃「そ~…何気に裏で色々悪さしてた。」
桃「情報抜き取って利用してて」
桃「それがわかった時直ぐにクビって伝えて」
桃「…最後の腹いせか俺のこと突き落としてきた瞬間、全てが砕け散って」
桃「君ら以外信用しなくなった。」
瑞「……突き落と…ぇ?」
桃「ぁ~階段だよ、」
桃「頭打つぐらいで別に大した怪我はなかったけど。」
翠「いや、だいぶだよ?」
桃「…。」
桃「まぁでも仕方ないんじゃない?」
桃「命令だし。」
黄「うぇ?どういうこと?」
桃「……今いるstaffの中にそうしろって命令した奴がいて、それに従っただけだって。」
赫「は?ならなんでまだそいつがッ」
桃「それが誰かわかんないから、」
桃「…これでもずっと探してるよ~」
桃「カメラもつけたし、ボイスレコーダーもつけて、証拠掴みたくても一ミリもなくて」
桃「義母とstaffと仕事とかでそれどころじゃない」
桃「…全てを放棄したい」
赫「珍しいな」
桃「弱音一つ吐かない人だと思ってる?」
赫「いや?」
桃「…これでも、疲れたなんて何度も思って嫌になってるよ。」
桃「流石に死にたいまだ入ったことないけど」
翠「すごいよ…」
瑞「……桃くん、本当に死にたいって思ったら言ってね。」
瑞「瑞達が手を差し伸ばすから。」
桃「…。」
桃「…ありがとう。」
言う訳ないのにね___。
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