テラーノベル
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続き です !
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目 が 覚めたら 、 ベッド の 上 に いた 。 天井 が 見えて 、夕日 が 差し込んで いた 。
ふと 視線 を 横に 倒すと 、 規則正しい 寝息 を たてながら 、 寝ている 君 の 姿 が あった 。
こうやって 寝ている 君 を 見るのは 、 初めて だった 。
肢体 が 重たい 。 上体 を 起こすだけ でも 骨が折れる 。
いつも 跳ね除けていた 掛け布団 が 今日 は なんとなく 重たい 。 それも これも 先程 の 惨事 の せいだ 。
結局 、 あの後 の 記憶 は なく 、 気づいたら こんな 状態 だった の だが 、 知らぬ間 に 着替え は 済まされ 、 ベッド に 運ばれ 、 … 。
「 こいつ … 、 」
安眠 する 君 の 顔 を 憎らしげに 見つめる 。 普段 は 家事 も 着替え も なにもかも 、 西欧貴族 かの 如く 、 おれ に 全て 投げていた はず が 、 おれ に 対して そんな サービス を するとは いい度胸 だ 。
「 万死に値する 、 っ ! 」
まず 、 布団 を 剥ぎ取って その 腑抜けた 顔 を 叩き直してやる 。 金魚のフン の ように 布団 に まとわりつく 君 から 、掛け布団 を 押収 。
「 ん゛、っ!? 」
ばっちり 開いた 目 で こちら を 見つめる 。 すると たちまち 、 身ぐるみ を 剥がされた ような ( 実際 に 何故か パンイチ で 仁王立ち の まま ) 半絶望的 な 顔 で 、
「 お前なぁ… 、 」
と こちら を 睨んでくる もんだから 、 おれ は ゲラゲラ と 腹を抱えながら 大爆笑 した 。
パンイチ で 仁王立ち 、 あほ面 。 ここまで 面白い 要素 が 集まる と 非常に 滑稽 で 。
「 な、っw なんで、www 服 着ろよ www 」
痙攣する お腹 と 痛む 腰 が 連動 し 、 激痛 で 悶絶 。
布団 に 吸い寄せられる ように 倒れこむ と 、
「 安静 に しろよ … w 」
呆れた ような 顔 で こちら を 見下ろしてくる 。 正直 クッソ ムカつく が 、 怒る 気力 も 更々 なく 、
「 ッは、 w 」
鼻 で 笑って やった 。 尚 、 この時 の おれ は 自分 を 棚 に 上げ 、自分 が どんな に 間抜けな 姿 ( 尻 を 突き出し 、 上体 を べったり ベッド に つけ 、 猫 の 伸び の ような ) で 倒れ込んで いるか 意識 して いなかった 。
「 へーへー 、夕飯 何 たべる ? 」
そんな おれ を よそに 、 さっさ と 夕飯 の 準備 に 取り掛かろうと する 。
「 … 夕飯 いらん 。 」
正直 、 お腹 が 空くほど の 余裕 は なかった 。 平然 を 装って いるが 、 精神的 には かなり ダメージ を 負っている から 。
「 …そ。 じゃあ 腹減ったら 言えよ 。 」
大きな手 で 優しく 頭 を 撫でて くれた 。
「 らん 。 大丈夫 ? 」
「 … … 大丈夫なわけないじゃん 、 」
そういって 後悔 した 。 もう 遅い 。 自分 の 中 の 淀んだ 感情 を 八つ当たり の ように ぶつける 。
「 痛かった … 怖かった … ッ
誰も助けてくれなかった …ッ! 」
止まらない 。 こんな 愚痴みたいな 、 おれら は 恋人 じゃない のに 。
「 … ッ なんで おれのこと ひとりにしたの 、… ッ ? 」
理不尽 極まりない 。 違う 、 こんなこと が 言いたいん じゃない 。 それでも 、 自分 の 中 の どす黒い 感情 を 吐露 した 。 涙 と 鼻水 で ぐちゃぐちゃ で 、 顔 も 心 も 汚い おれに 、 君 は 、
「 ごめん、 ごめんな 。 」
ただ ただ 謝って くれた 。 謝るのは おれ の 方 なのに 。
「 ッごめん … っ 。 なんでも、 なぃ よ、 … 」
声 が 震えた 。笑えない 。 笑えなく なった 。
気づいたら 君 の 胸 の 中 で 大声 で 泣いていた 。 言葉 ですらない 、 ただ 赤子 の ように 泣きわめいて いた 。
「 もう お前 の こと 、 一人にしない から 。 」
そう言って 優しく 、 確かめる ような 口づけ を した 。
毒 に 侵された 白雪姫 は 、 王子様 の 口づけ で 再び 息 を ふきかえす の だから 。
コメント
1件
書き忘れです! まだ続きます !!!