⚠️注意⚠️
太中
敦中
芥中
(今回カプ要素無し)
中也転生
今回中也視点です
目が覚めると俺は温かな花畑の中に居た
でも、俺は死人の筈……嗚呼、黄泉の国って奴か?
俺そういうの信じないタイプなんだけどなぁ
急な出来事だったが、それ程驚かなかった
中「んー、こりゃどうすりゃいいんだ? 」
考えていると、後ろからなにやら足音が聞こえてくる
振り返ると、大分昔に死んだ太宰の親友が居た
今迄にない程目をかっぴらいて驚いている
多分俺も同じような顔をしているんだろう
中「あ〜久しぶり、?」
取り敢えず声を掛けてみる
織「中原……?」
自分よりも驚いている織田を見て、何だか面白くなってきた
中「それ以外なにが居るんだよ、てかここ何処だ?どうすりゃいいんだ?」
少し笑いながら言うと、質問とは全く違う答えが返ってきた
織「お前は、もう死んでしまったのか、?」
悲しそうな顔で聞かれる
「死んでなきゃここに居ねぇよ」と返せば、織田はそうか……とだけ言って黙ってしまった
やっぱりちょっと此奴なんかズレてんな。否、普通はこういう反応をするもんなのか
何を言おうか考え込んでいると織田が口を開く
織「お前にはもう少し生きて欲しかった。まだ若いし、何より太宰達と仲良く暮らしてて欲しかった、お前は良い奴だから」
なんて言い始めた。いやいや、お前も死んだ時若かったろ、と心の中でツッコミを入れる
中「ありがとな。でも意外と満足してんだ」
それだけ言うと、また黙る
満足してんだよ……本当に満足なんだ
でも、何だろうなァ 彼奴らと光の世界を歩んでみたかった
いいや、俺には無理か
既に血で汚れた俺が光の世界なんて似合わねぇ
……
だから良いんだ
そうやって自分に言い聞かせていると織田がこんな事を言い始めた
「もし、また新しい人生を歩めるなら、どうしたいか」
急な質問に目を見開く
は?新しい人生?何だ其れ 織田も随分変わってると思っていたが、かなりぶっ飛んだ質問だな
そうだな……新しい人生、
有り得ないことだけど、もし叶うなら
中「彼奴らと光の世界を歩んでみたい」
気づいたら声に出ていた
すげえ小さい声だったし、聞こえてないだろうと思っていたのだが、どうやら聞こえて居たらしい
目を見開いた後に、目を細めて笑った
織「そうか、そうなるといいな」
中「……そうだな」
まるで次があるみたいな言い方に疑問を感じながらも織田が否定しなかった事に少し嬉しく思った
風が吹き、反射的に目を瞑る
また、目を開くと何時の間にか織田が居なくなってしまった
もしかしたら俺の幻覚だったのかもしれない
幻覚でもそうじゃなくてもどうでもいいと思える程、兎に角気分が良かった
このままここで寝たら気持ち良さそうだななんて馬鹿みたいなことを考えながら寝転ぶ
まぁ少しくらい寝ても何とかなるだろう
そんな事を考えながら目を瞑る
思いの外、暖かくて居心地がいいので、俺はまたそのまま眠りについた
体に何か違和感を覚え、俺は目を覚ました
するとそこはさっきの花畑ではなく、病院だった
は?待て待て待て待て、俺死んだよな?
公園?地獄とかじゃなくて?
てかなんか画風違くね?
生きてんの?否なんか違くないか?
混乱しつつも起き上がると、何時もより視線が低い
生き残れたけど何かダメになった的な?否それだったら周りに人居るか
どんな状況だ、よ?
自分の手を見て思考回路が止まる
これ、子供の手じゃねじゃね?
……
子供の手?!
生まれ変わったのか?
信じたくない
否、死人を休ませろよ
真逆あれか?あの織田との会話か?
いや違うだろ
あれはそういう何か、こう、感動的な雰囲気だったからだろ?
マジで嫌なんだが
天国でも地獄でもどっちでもいいから行かせろよ
ぐるぐる考えていると子供の体だからかすぐに疲れてしまった
なんか、ウン、もうどうでもいいや
寝たらまた彼処に戻ってるかもしれん
そうだ寝よう
それが一番いい
と、思ったのだが、起きたら何やら誰か知らんやつに凄い話しかけられている
正直言ってめっちゃうるせぇ
?「おい!!いきてんのか!!」
?「だ、だいじょうぶですか?」
ガキの声だな……、2人もいんのか、死んだフリしたらどっか行ってくれねぇかな
?「こいついきしてるぞ!いずく、おとなよべ!」
?「わ、わかった!」
いや、これダメだわ
?「うぉ!」
?「うわぁぁ!?」
急に起き上がったからか驚かせてしまったらしい
中「えーと、すまねぇ。大丈夫か?」
驚いた拍子にずっこけたらしい緑のモサモサ頭のガキに手を差し出す
?「う、うん」
なんかこいつ顔赤ェな、初対面の奴の目の前で尻もち着いたらそうなるか
?「ははっ!だっせぇ、たおれてたやつに、たすけられてやんの!」
ツンツン頭の餓鬼がその様子を見て笑う
?「わらわないでよ、かっちゃん、!」
中「かっちゃん?」
?「おれのなまえは、ばくごーかつきだ!しょうらいはヒーローになるんだ!!」
そう言ってかつきは笑う。ヒーローなぁ、餓鬼らしくていいな
中「モサモサ頭の方は?」
?「みどりやいずく、です!」
中「そうか、イズクとカツキな」
爆「そーいえば、たおれてたのにだいじょうぶなのかよ」
緑「あ、そうだおとなのひと……」
そう言って歩き出すイズクのうでを引っ張って呼びに行くのを阻止する
中「ちょ、ちょっと待ってくれ」
緑「え?」
中「寝てただけなんだよ、だから大人なんて呼ばなくて大丈夫だ」
爆「でも、きずだらけだぞ!てあてしないとだ!」
そこで初めて自分が傷だらけのことに気づく
中「いや、でも……」
どうやって断ろうかと考えていると2人に腕を掴まれる
緑「てあてはしないとダメなんだよ!」
爆「おれはやさしーからな!いまからヒーローになるためにこーゆーのもたいせつなんだ!」
そう言って2人は俺を引きずり出す
なんかもう対抗するのも疲れて、俺はそのままついて行く事にした
今回はここまでです
やっと転生……
思ったより時間がかかりました、
誤字脱字多かったらすみません!!
ご視聴ありがとうございました!
コメント
5件
最高ですね、はい。 中也は、いつ自分が女の子なのに気づくのでしょう。楽しみですね。