【学校】
凛「…」
学校ではかなり孤独な存在なのでなにも言わずにに中へと入る
ほんとは若干悲しいけど()
でも、それでも関わってこようとするやつはもちろん中にはいる
こいつ…七星虹郎もその1人だ。
七星「凛さん凛さん!!見てくださいこれ!!めちゃ凄くないすか!」
凛「…うるせぇ」
七星「次移動教室だっぺかね?凛さん…一緒に…」
凛「俺は独りで行く、さっさと去れ」
七星「そうっすか!じゃあまた今度だっぺ!!」
七星は、どんだけ突き放しても、また今度と言い話してくる。
でも、俺の好きな可愛いを知ったら、どう思うんだろうな
てか絶対七星のタイプって可愛いもの似合うんだろうなぁ、フリフリのとかの奴とか似合いそう…
凛「って、なに考えてんだ俺…」
クラスメイトで変なこと想像するとか終わってる…
さっさと行こうと廊下を歩く
でも、歩いている途中で何かに当たった衝撃があった
???「あっ、すまん…」
どうやら誰かに当たっていたらしい
凛「…すまん」
見た感じ、先輩…おそらく二年生だろう
綺麗な髪色だな、紫で…
???「綺麗な目…」
…
え?
???「あっ、すまん…、若干キモかったな…」
凛「いや、別に…」
てかぶっちゃけ嬉しいし
玲王「俺は御影玲王、二年だ。まぁ…また会ったらよろしくな」
凛「…凛」
玲王「凛…、いい名前だな!」
玲王「あ、そうだ連絡先でも…」
学校のチャイムが聞こえる
玲王「あ、チャイム…」
凛「…やば、移動教室…!」
玲王「あ、まじで…!?すまん!!てか俺も…!また今度な!」
凛「…っぁ、」
声は、喉につっかかって、言えなかった
うん。って当たり前の言葉も。
人を信じるのは、まだ怖いから
先生「遅い、糸師凛」
凛「…すんません、」
先生「はぁ、まぁいい。座れ」
凛「うっす…」
七星が心配そうにこっちを見てる
視線気になるからやめてくれ…()
今の授業は美術だ。
美術は好きだ。自分の感性で表現ができるから。
「…この色とこの色混ぜたら、可愛いんだろうな…」
「あっ…こっちも…」
…
だめだ。
ここでは自我を出してはいけない
ここでは普通の男の子として生きないといけないんだから。
可愛いが好きだなんて、誰にもバレてはいけないのだから。
七星「凛さん…?」
今、可愛いって聞こえた気がする
…まぁ、多分気のせいだっぺね!!
でも、可愛いが好きだったとしたら…
めちゃくちゃ…
先生「七星!ちゃんと集中しろ!!」
七星「あ…!す、すんませんっぺ…!」
今はちゃんと授業に集中しないとだめだっぺね!!