えっっっへ。
………
青「はぁっ、はっ、」
必死にボールを追う部員の汗が首筋を滴っていく。
俺は今、彼女であるないこの所属する高校のバスケ部との練習試合をしている。
ないこは俺と過ごす時とは違い、若干オスの本能が見えている。
桃「ぁっ、んんっ、んぁっ」
おい!パスしろ!頼れ!その声がチームメイトからないこに向かって掛けられた。
その言葉は俺がかけたかったが、今は違う。
ぽけーっとしている隙を突かれたらしく目の前にはシュート体制のないこ。
青「っ、、戻れ!!決められる!!」
なんとか間に合い、ないこの前に立つ。
5センチ前後の身長差も構わず手を伸ばし攻撃を阻止する。
ないこが俺の阻止に少し震えていたのを見て、まるで、俺が子犬を威嚇して狙う獣みたいだな、と呑気に考えていた。
あっ、ごめんっ!
チームメイトのその声の後でゆっくりと目を開けると左肘をついて倒れたないこがいた。
そして、軽く内股気味のないこの脚の隙間には俺の右膝が侵入していて。
これはいわゆる、ラッキースケベというのか。
桃「痛ったた…」
青「す、すまんっ!すぐ退けるから!」
すぐに謝罪を入れ、とりあえず膝を退かそうと動かした。
桃「ぁっ…///」
青「(は、、?)」
ないこのモノに膝が押し付けられてしまい、ないこが少し喘いだのだ。
ふぅん〜。少しムラついたわ。
もっと聞きたいな。
…でも今は練習といっても試合中。
我慢しなければ。
どこまで出来るかはこの後のないこ次第だけど。
意識を自身の理性から彼女に移せば顔を真っ赤にして口を手のひらで軽く覆っていた。
完全に覆いきれていない口の端がワナワナ、と動く。
可愛いな、俺の彼女。
その後、左手を地面に突き、起きあがろうとしたないこは顔を顰め、咄嗟に左手を隠したのを俺は見逃さなかった。
青「ないこ、見せて」
桃「…。」
おずおずと差し出された左手首は少し赤みを帯びていた。
俺は立ち上がり、次に座っているないこの右手を思いっきり引っ張った。
青「…なぁ。」
青「そんな顔、赤くして俺の事必死に求めてもええけど、今は無理やねんな。」
青「だから続きは後でたっぷり。な?」
そう耳元で囁いてやれば、ないこの肩がびっくん、と反応したのを見て今の心は満たされた。
桃「…!!ばかまろぉっ…///」
自身のチームに断りを入れ、男子トイレに向かうないこ。
・・・・・・
青「…..はぁぁぁぁぁっ」
危なかったな、よくやった俺。
安堵と同時に思った。
ラッキースケベも時に考えようだな。
今じゃない、別の機会が良かったよ、と神に呟いた。
…………
はい。久しぶりの青桃です。
Rがないのは…、ね〜笑
書きますよ、そのうち。
約束はできませんけど。笑
スクロール、お疲れ様でした🍵
おつれいな✨👻
コメント
32件
コメント失礼します 素敵な作品ですね✨ 青桃ありがとうございます🙏🙏 なんですが…